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デクラレーションオブウォー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デクラレーションオブウォー
2013年、ヘリテイジステークスのパドックにて
欧字表記 Declaration of War[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2009年4月29日(15歳)
War Front
Tempo West
母の父 Rahy
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Joseph Allen[2]
馬主 Mrs J Magnier & M Tabor & D Smith & J Allen LLC[3]
調教師 エイダン・オブライエンアイルランドの旗 アイルランド[3]
競走成績
生涯成績 13戦7勝
勝ち鞍
GI インターナショナルステークス 2013年
GI クイーンアンステークス 2013年
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デクラレーションオブウォー(英:Declaration of War[1])は、アメリカ合衆国生産、アイルランド調教の競走馬種牡馬。主な勝ち鞍は2013年インターナショナルステークスクイーンアンステークス。馬名の意味は「宣戦布告」。

戦績

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4歳となった2013年クイーンアンステークスでGI初勝利を果たす。その後はエクリプスステークス2着、サセックスステークス3着、ジャック・ル・マロワ賞4着と惜敗が続いたが[4]、続くインターナショナルステークスではエクリプスステークスで敗れたアルカジームに雪辱を果たす形で優勝し、GI2勝目を挙げた。レース後、調教師のエイダン・オブライエンはかつて管理した名馬ジャイアンツコーズウェイのようにダートにも適性があると判断し、ブリーダーズカップ・クラシックへの挑戦を表明した[5]

迎えたブリーダーズカップ・クラシックでは初ダートながら2番人気に推され、勝ち馬ムーチョマッチョマンからハナ、アタマ差の3着に好走する[6]。同レースを最後に現役を引退した[7]

競走成績

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以下の内容は、Irish Racing.com[8]およびEQUIBASE[2]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2011.11.10 ポミシェ 未勝利 AW8f 1着 C.スミヨン 3馬身 (Questiondargent)
0000.12.16 ドーヴィル アローワンス AW7f 1着 C.スミヨン 8馬身 (Joropo)
2012.09.09 カラ ソロナウェイステークス G3 芝8f 4着 J.オブライエン 4馬身 Famous Name
0000.09.30 カラ モイグレアスタッドライフタイムトロフィー 芝10f 1着 J.オブライエン 3馬身1/2 (Ebazan)
0000.10.05 ダンドーク ダイヤモンドステークス G3 AW11f 1着 J.オブライエン 1/2馬身 (Along Came Casey)
2013.04.14 レパーズタウン ヘリテージステークス 芝8f 1着 J.オブライエン 2馬身1/2 (Bold Thady Quill)
0000.05.18 ニューベリー ロッキンジステークス G1 芝8f 5着 J.オブライエン 11馬身1/4 Farhh
0000.06.18 アスコット クイーンアンステークス G1 芝8f 1着 J.オブライエン 3/4馬身 (Aljamaaheer)
0000.07.06 サンダウン エクリプスステークス G1 芝10f 2着 J.オブライエン 2馬身 Al Kazeem
0000.07.31 グッドウッド サセックスステークス G1 芝8f 3着 J.オブライエン 3馬身 Toronado
0000.08.11 ドーヴィル ジャック・ル・マロワ賞 G1 芝8f 4着 R.ムーア 1.94馬身 Moonlight Cloud
0000.08.21 ヨーク インターナショナルステークス G1 芝10f 1着 J.オブライエン 1馬身1/4 Trading Leather
0000.11.2 サンタアニタ ブリーダーズカップ・クラシック G1 10f 3着 J.オブライエン ハナ+アタマ Mucho Macho Man

種牡馬時代

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2014年からアイルランドクールモアスタッド種牡馬入り[7]2015年からはアメリカ合衆国アッシュフォードスタッドに移動した[9]。また、シャトル種牡馬としてオーストラリアでも供用されている[10]

2018年フランス2000ギニーを初年度産駒のオルメド(Olmedo)が制し、種牡馬として初のクラシック競走制覇を達成した[11]

2018年10月12日、日本軽種馬協会がデクラレーションオブウォーの導入を発表。2019年から日本軽種馬協会静内種馬場で供用される[9]

主な産駒

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グレード制重賞優勝馬

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※外国馬はGI級競走勝ち馬のみ記載

2015年産
2017年産
2018年産
2020年産
2021年産

地方重賞優勝馬

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2017年産

2022年産

その他

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2017年産

血統表

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デクラレーションオブウォー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ダンジグ系
[§ 2]

War Front
2002 鹿毛
父の父
Danzig
1977 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
父の母
Starry Dreamer
1994 芦毛
Rubiano Fappiano
Ruby Slippers
Lara's Star Forli
True Reality

Tempo West
1999 栗毛
Rahy
1985 栗毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Glorious Song Halo
Ballade
母の母
Tempo
1992 栗毛
Gone West Mr. Prospector
Secrettame
Terpsichorist Nijinsky
Glad Rags
母系(F-No.) 13号族(FN:13-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer3×5=15.63%、Mr.Prospector5×4=9.38%、Nijinsky5×4=9.38%、 [§ 4]
出典
  1. ^ Declaration of War(USA) 5代血統表2018年8月1日閲覧
  2. ^ Declaration of War(USA) 5代血統表2018年8月1日閲覧
  3. ^ Declaration of War(USA) 5代血統表2018年8月1日閲覧
  4. ^ Declaration of War(USA) 5代血統表2018年8月1日閲覧

叔父に2012年ベルモントステークスなどを勝ったUnion Ragsがいる。
全弟のウォーコレスポンダントはアメリカでG3を2勝して種牡馬入りした後、2021年にトルコへ輸出された。

出典

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  1. ^ a b Declaration of War(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ a b Horse Profile for Declaration of War. Equibase. 2018年8月1日閲覧
  3. ^ a b Declaration Of War | Race Record & Form Racing Post. 2018年8月1日閲覧
  4. ^ Horse Profile for Declaration of War. Equibase. 2018年8月1日閲覧
  5. ^ Declaration Of War beats hot field in York's Juddmonte International. The Guardian(21 August, 2013). 2018年8月1日閲覧
  6. ^ SANTA ANITA PARK - November 2, 2013 - Race 12. Equibase. 2018年8月1日閲覧
  7. ^ a b Declaration Of War to Coolmore after Classic. Coolmore(22 Octobar, 2013). 2018年8月1日閲覧
  8. ^ Form and Entries for Horse Declaration Of War (USA). Irish Racing.com. 2018年9月9日閲覧
  9. ^ a b JBBAが【デクラレーションオブウォー(Declaration of War)】の導入を発表!. 馬市.com(2018年10月12日付). 2018年10月12日閲覧
  10. ^ 2016年のクールモア牧場の南半球における種付料(オーストラリア)【生産】. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2016年5月20日付). 2018年8月1日閲覧
  11. ^ Olmedo is Classic star for Declaration Of War. Coolmore(13 May, 2018). 2018年8月1日閲覧

外部リンク

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