デクラレーションオブウォー
デクラレーションオブウォー | |||||||||
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2013年、ヘリテイジステークスのパドックにて | |||||||||
欧字表記 | Declaration of War[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牡 | ||||||||
毛色 | 鹿毛 | ||||||||
生誕 | 2009年4月29日(15歳) | ||||||||
父 | War Front | ||||||||
母 | Tempo West | ||||||||
母の父 | Rahy | ||||||||
生国 | アメリカ合衆国 | ||||||||
生産者 | Joseph Allen[2] | ||||||||
馬主 | Mrs J Magnier & M Tabor & D Smith & J Allen LLC[3] | ||||||||
調教師 | エイダン・オブライエン( アイルランド)[3] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 13戦7勝 | ||||||||
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デクラレーションオブウォー(英:Declaration of War[1])は、アメリカ合衆国生産、アイルランド調教の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2013年のインターナショナルステークス、クイーンアンステークス。馬名の意味は「宣戦布告」。
戦績
[編集]4歳となった2013年のクイーンアンステークスでGI初勝利を果たす。その後はエクリプスステークス2着、サセックスステークス3着、ジャック・ル・マロワ賞4着と惜敗が続いたが[4]、続くインターナショナルステークスではエクリプスステークスで敗れたアルカジームに雪辱を果たす形で優勝し、GI2勝目を挙げた。レース後、調教師のエイダン・オブライエンはかつて管理した名馬ジャイアンツコーズウェイのようにダートにも適性があると判断し、ブリーダーズカップ・クラシックへの挑戦を表明した[5]。
迎えたブリーダーズカップ・クラシックでは初ダートながら2番人気に推され、勝ち馬ムーチョマッチョマンからハナ、アタマ差の3着に好走する[6]。同レースを最後に現役を引退した[7]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Irish Racing.com[8]およびEQUIBASE[2]の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2011.11.10 | ポミシェ | 未勝利 | AW8f | 1着 | C.スミヨン | 3馬身 | (Questiondargent) | |
12.16 | ドーヴィル | アローワンス | AW7f | 1着 | C.スミヨン | 8馬身 | (Joropo) | |
2012. 9. 9 | カラ | ソロナウェイステークス | G3 | 芝8f | 4着 | J.オブライエン | 4馬身 | Famous Name |
9.30 | カラ | モイグレアスタッドライフタイムトロフィー | 芝10f | 1着 | J.オブライエン | 3馬身1/2 | (Ebazan) | |
10. 5 | ダンドーク | ダイヤモンドステークス | G3 | AW11f | 1着 | J.オブライエン | 1/2馬身 | (Along Came Casey) |
2013. 4.14 | レパーズタウン | ヘリテージステークス | 芝8f | 1着 | J.オブライエン | 2馬身1/2 | (Bold Thady Quill) | |
5.18 | ニューベリー | ロッキンジステークス | G1 | 芝8f | 5着 | J.オブライエン | 11馬身1/4 | (Farhh) |
6.18 | アスコット | クイーンアンステークス | G1 | 芝8f | 1着 | J.オブライエン | 3/4馬身 | (Aljamaaheer) |
7. 6 | サンダウン | エクリプスステークス | G1 | 芝10f | 2着 | J.オブライエン | 2馬身 | Al Kazeem |
7.31 | グッドウッド | サセックスステークス | G1 | 芝8f | 3着 | J.オブライエン | 3馬身 | Toronado |
8.11 | ドーヴィル | ジャック・ル・マロワ賞 | G1 | 芝8f | 4着 | R.ムーア | 1.94馬身 | Moonlight Cloud |
8.21 | ヨーク | インターナショナルステークス | G1 | 芝10f | 1着 | J.オブライエン | 1馬身1/4 | (Trading Leather) |
11.2 | サンタアニタ | ブリーダーズカップ・クラシック | G1 | ダ10f | 3着 | J.オブライエン | ハナ+アタマ | Mucho Macho Man |
種牡馬時代
[編集]2014年からアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬入り[7]。2015年からはアメリカ合衆国のアッシュフォードスタッドに移動した[9]。また、シャトル種牡馬としてオーストラリアでも供用されている[10]。
2018年のフランス2000ギニーを初年度産駒のオルメド(Olmedo)が制し、種牡馬として初のクラシック競走制覇を達成した[11]。
2018年10月12日、日本軽種馬協会がデクラレーションオブウォーの導入を発表。2019年から日本軽種馬協会静内種馬場で供用される[9]。
主な産駒
[編集]グレード制重賞優勝馬
[編集]※外国馬はGI級競走勝ち馬のみ記載
- 2015年産
- オルメド - 2018年フランス2000ギニー
- ヴァウアンドディクレア - 2019年メルボルンカップ
- 2017年産
- デコレーテッドインベーダー - 2019年サマーステークス
- グーフォ - 2020年ベルモントダービー、2021年・2022年ソードダンサーステークス
- 2018年産
- ファイアアットウィル - 2020年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフ
- 2020年産
- タマモブラックタイ - 2023年ファルコンステークス
- 2021年産
地方重賞優勝馬
[編集]- 2017年産
- デュードヴァン - 2024年川崎マイラーズ、サンタアニタトロフィー
その他
[編集]- 2017年産
- ミスターハッスル - 2019年度カナダ最優秀2歳牡馬
血統表
[編集]デクラレーションオブウォーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ダンジグ系 |
[§ 2] | ||
父 War Front 2002 鹿毛 |
父の父 Danzig1977 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Pas de Nom | Admiral's Voyage | |||
Petitioner | ||||
父の母 Starry Dreamer1994 芦毛 |
Rubiano | Fappiano | ||
Ruby Slippers | ||||
Lara's Star | Forli | |||
True Reality | ||||
母 Tempo West 1999 栗毛 |
Rahy 1985 栗毛 |
Blushing Groom | Red God | |
Runaway Bride | ||||
Glorious Song | Halo | |||
Ballade | ||||
母の母 Tempo1992 栗毛 |
Gone West | Mr. Prospector | ||
Secrettame | ||||
Terpsichorist | Nijinsky | |||
Glad Rags | ||||
母系(F-No.) | 13号族(FN:13-b) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer3×5=15.63%、Mr.Prospector5×4=9.38%、Nijinsky5×4=9.38%、 | [§ 4] | ||
出典 |
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叔父に2012年のベルモントステークスなどを勝ったUnion Ragsがいる。
全弟のウォーコレスポンダントはアメリカでG3を2勝して種牡馬入りした後、2021年にトルコへ輸出された。
出典
[編集]- ^ a b Declaration of War(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)
- ^ a b Horse Profile for Declaration of War. Equibase. 2018年8月1日閲覧
- ^ a b Declaration Of War | Race Record & Form Racing Post. 2018年8月1日閲覧
- ^ Horse Profile for Declaration of War. Equibase. 2018年8月1日閲覧
- ^ Declaration Of War beats hot field in York's Juddmonte International. The Guardian(21 August, 2013). 2018年8月1日閲覧
- ^ SANTA ANITA PARK - November 2, 2013 - Race 12. Equibase. 2018年8月1日閲覧
- ^ a b Declaration Of War to Coolmore after Classic. Coolmore(22 Octobar, 2013). 2018年8月1日閲覧
- ^ Form and Entries for Horse Declaration Of War (USA). Irish Racing.com. 2018年9月9日閲覧
- ^ a b JBBAが【デクラレーションオブウォー(Declaration of War)】の導入を発表!. 馬市.com(2018年10月12日付). 2018年10月12日閲覧
- ^ 2016年のクールモア牧場の南半球における種付料(オーストラリア)【生産】. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2016年5月20日付). 2018年8月1日閲覧
- ^ Olmedo is Classic star for Declaration Of War. Coolmore(13 May, 2018). 2018年8月1日閲覧
外部リンク
[編集]- Declaration Of War - クールモアスタッドによる紹介
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post