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ディーテリチ(Dieterici)の状態方程式(ディエテリチの状態方程式)とは実在気体の振る舞いを説明する状態方程式のひとつである。
ディーテリチの方程式は以下のように表される。
ファンデルワールスの状態方程式と同様に、ジュール=トムソン効果や臨界点などを定性的に説明することができる。低圧の条件下で、 、と近似すると、ファンデルワールスの状態方程式と一致する。
気体がディーテリチの式に従うとき、臨界点における圧力・体積・絶対温度は、を解くことにより、以下のように求められる。
臨界点における圧縮因子はでファンデルワールスの式のそれ()に比べるとキセノンの実測値(0.278)や二酸化炭素の実測値(0.287)など非極性分子気体の値に近い。