ディヴィ・バーンズパブ
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デイヴィ・バーンズパブ | |
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デュークストリートから見るパブの外観 | |
Location within Central Dublin | |
概要 | |
住所 | 21 Duke Street, Dublin 2, Ireland |
座標 | 北緯53度20分31秒 西経6度15分34秒 / 北緯53.34185度 西経6.25934度座標: 北緯53度20分31秒 西経6度15分34秒 / 北緯53.34185度 西経6.25934度 |
開業 | 1889 |
所有者 | William Dempsey[1] |
ウェブサイト | |
davybyrnes.com |
ディヴィ・バーンズパブ(Davy Byrnes pub)は、ダブリンのデューク・ストリート21番地にあるパブである[2]。 ジェイムズ・ジョイスの1922年のモダニズム小説で1904年6月16日木曜日を舞台にしている『ユリシーズ』の第8章(「ライストリュゴネス族」)に登場することでも有名になった[3]。
主人公の広告営業マン、レオポルド・ブルームは、ダブリンを散策中に、午後2時前に立ち寄り、マスタードを添えたゴルゴンゾーラチーズのサンドイッチとブルゴーニュワインを楽しむ。それ以来、このパブは小説のファンたちの巡礼地となり、ブルームのようにここに立ち寄ってチーズサンドイッチとグラスワインを楽しむ[2]。このパブは、毎年この本とジェイムズ・ジョイスを祝うイベントが行われる6月16日のブルームの日に特に人気がある場所となっている。
彼はデイヴィ・バーンズに入った。道徳的なパブ。彼はおしゃべりはしない。時々立ち飲みする。しかし、閏年には4回に1回。一度、私のために小切手を換金してくれた.次は何を飲もうか?彼は時計を取り出した。ちょっと見てみよう。シャンディ・ガフ? 「やあ、ブルーム」と、詮索好きなフリンが片隅から言った。 「このにちは、フリン。」 「調子はどうですか?」
「ティップトップ…ちょっと待って。ブルゴーニュワインを一杯飲んで…ちょっと待って。ジェイムズ・ジョイス、丸谷才一訳『ユリシーズ』1、集英社文庫ヘリテージ、2011年
ジョイスはまた、『ダブリン市民』の短編小説「対応」(Counterparts) の中で、主人公のファリントンという名の事務員が職場の上司と口論した後に訪れたバーとしてこのパブについて言及している。また、モーリス・ウォルシュの短編集『グリーン・ラッシュ』(静かなる男) でもこのパブについて言及されている。
最寄りの施設
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “Whole new ball game for Davy Byrnes”. independent.ie (6 October 2019). 24 June 2020閲覧。
- ^ a b Tomedi 2005, p. 138.
- ^ Crispi 2015, p. 168.
参考文献
[編集]- Crispi, Luca (2015). Joyce's Creative Process and the Construction of Characters in Ulysses. Oxford University Press. ISBN 978-0-198-71885-7
- Tomedi, John (2005). Dublin. Facts On File, Incorporated. ISBN 978-1-438-11554-2