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ディロン・オーバートン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディロン・オーバートン
Dillon Overton
アスレチックス時代(2016年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オクラホマ州クリントン英語版
生年月日 (1991-08-17) 1991年8月17日(33歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
175 lb =約79.4 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2013年 MLBドラフト2巡目(全体63位)でオークランド・アスレチックスから指名
初出場 MLB / 2016年6月25日
CPBL / 2021年3月16日
最終出場 MLB / 2017年7月1日
CPBL / 2021年9月24日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ディロン・レイ・オーバートンDillon Ray Overton, 1991年8月17日 - )は、アメリカ合衆国オクラホマ州クリントン英語版出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。

経歴

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プロ入り前

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2010年MLBドラフト26巡目(全体803位)でボストン・レッドソックスから指名されたが、契約せずにオクラホマ大学へ進学した。

プロ入りとアスレチックス時代

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2013年MLBドラフト2巡目(全体63位)でオークランド・アスレチックスから指名され、プロ入り。直後にトミー・ジョン手術を受けた[1]ため、この年は登板しなかった。

2014年は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・アスレチックスとA-級バーモント・レイクモンスターズ英語版でプレーし、2球団合計で12試合に登板して0勝3敗・防御率1.95・53奪三振の成績を残した。

2015年はA+級ストックトン・ポーツ、AA級ミッドランド・ロックハウンズでプレーし、2球団合計で27試合に登板して7勝6敗・防御率3.43・106奪三振の成績を残した。

2016年は開幕をAAA級ナッシュビル・サウンズで迎え、6月25日にメジャー契約を結んで25人枠入りした[2]。メジャーデビューとなった同日のロサンゼルス・エンゼルス戦では先発し、523回を3失点の投球でメジャー初勝利を挙げた[3]。最終的には7試合に登板し、うち5試合で先発として投げたが、2413回で48安打と12本塁打を浴び、防御率11.47と大炎上した。なお、AAA級ナッシュビルでは21試合に登板し(うち20試合が先発)、防御率3.29・13勝5敗という好成績を残した[4]

マリナーズ時代

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2017年1月26日ジェイソン・ゴールドスタイン英語版とのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[5]6月18日マックス・ポブシー英語版の昇格に伴ってDFAとなった[4][6]

パドレス時代

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2017年6月19日ウェイバー公示を経てサンディエゴ・パドレスへ移籍し、マイナー・オプションで傘下のAAA級エルパソ・チワワズへ配属された。8月29日にDFAとなり、31日にマイナー契約に切り替わった[4]

2018年はAAA級エルパソで7勝2敗、防御率2.90、2019年は10勝5敗、防御率5.46の成績を挙げたが、メジャー昇格の機会はなかった。

2020年新型コロナウイルスの感染拡大に伴いマイナーリーグが開催中止となったため、公式戦でプレーすることはなかった。

楽天モンキーズ時代

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2020年12月21日、CPBL楽天モンキーズと契約した[7]

2021年は17試合に登板して8勝2敗の成績を挙げていたが、9月25日に家庭の事情により帰国し、球団との話し合いの末退団することとなった[8]

ロッキーズ傘下時代

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2022年2月10日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ[4]。開幕後はAAA級アルバカーキ・アイソトープスに所属していたが、7月8日に現役引退が発表された[4]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2016 OAK 7 5 0 0 0 1 3 0 0 .250 128 24.1 48 12 7 0 1 17 1 0 31 31 11.47 2.26
2017 SEA 9 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 79 18.1 21 4 2 1 0 8 3 0 15 13 6.38 1.25
SD 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 24 4.2 9 2 2 1 1 3 0 0 4 4 7.71 2.36
'17計 10 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 103 23.0 30 6 4 2 1 11 3 0 19 17 6.65 1.48
2021 楽天(CPBL) 17 9 0 0 0 8 2 0 0 .800 243 57.2 59 3 16 0 1 55 0 2 27 24 3.75 1.30
MLB:2年 17 7 0 0 0 1 4 0 0 .200 231 47.1 78 18 11 2 2 28 4 0 50 48 9.13 1.88
CPBL:1年 17 9 0 0 0 8 2 0 0 .800 243 57.2 59 3 16 0 1 55 0 2 27 24 3.75 1.30

背番号

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  • 47(2016年)
  • 60(2017年)
  • 13(2021年)

脚注

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  1. ^ Report: Tommy John surgery for A's second round pick Overton”. CSN Bay Area (2013年6月26日). 2014年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月7日閲覧。
  2. ^ Paul Stanfield (2016年6月24日). “Dillon Overton To Make MLB Debut Saturday”. MiLB.com. 2016年8月7日閲覧。
  3. ^ Albert Pujols hits 574th career HR for 11th on all-time list in Angels loss against the Athletics
  4. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2022年7月10日閲覧。
  5. ^ Greg Johns (2017年1月26日). “Mariners acquire Overton, claim Gosewisch off waivers” (英語). MLB.com. 2017年1月28日閲覧。
  6. ^ Greg Johns (2017年6月18日). “Mariners call up prospect Povse to boost 'pen” (英語). MLB.com. 2017年6月19日閲覧。
  7. ^ Rakuten Monkeys Sign Dillon Overton” (英語). cpblstats.com (2020年12月21日). 2021年2月8日閲覧。
  8. ^ 中職》歐飛登因家庭因素返美 猿隊忍痛提前終止合約”. 中時新聞網 (2021年9月25日). 2022年7月10日閲覧。(中国語)

関連項目

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外部リンク

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