ディモナ・レーダー施設
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ディモナ・レーダー施設(ディモナ・レーダーしせつ、英語: Dimona Radar Facility、ヘブライ語: מתקן המכ"ם בדימונה)は、イスラエル・ディモナ付近のネゲヴ砂漠に存在するアメリカ軍のレーダー施設。高さ400 mのレーダー・タワーはイスラエル一高い建造物であるとともに、世界一高いレーダーである[1]。同国内に初めて設置された外国軍施設である[2]。
概要
[編集]2008年運用開始[2]。2基のAN/TPY-2 Xバンド・レーダーはイスラエルの空中で動くあらゆる物体を監視可能であり[2]、2012年5月30日のタイム誌の記事によると、2,900 マイル(約4,667 km)離れた地点で空に放り投げられたソフトボールを探知できるという[3]。レーダーはイランの弾道ミサイル発射を探知・追尾し、イスラエルの防衛システムに情報を伝達する[4]が、イスラエル側関係者によれば、収集された情報は同国に対しては必要時のみに提供されるという[2][4]。
タワーは北緯30度58分07秒 東経35度05分50秒 / 北緯30.9685905度 東経35.097121度及び北緯30度58分32秒 東経35度05分55秒 / 北緯30.9756831度 東経35.0986823度の地点に位置する。
脚注
[編集]- ^ “Skyscraper Page: Dimona Radar Facility, Dimona Israel”. 2008年10月29日閲覧。
- ^ a b c d McGirk, Tim; Aaron J. Klein (2008年10月2日). “Israelis Wary of a US Radar Base in the Negev”. Time
- ^ Vick, Karl; Aaron J. Klein (2012年5月30日). “How a U.S. Radar Station in the Negev Affects a Potential Israel-Iran Clash”. Time
- ^ a b “Israel to install radar antennae near nuclear site”. AFP. (2008年10月3日). オリジナルの2008年10月9日時点におけるアーカイブ。 2008年10月7日閲覧。