コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ディファイアンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディファイアンス
Defiance
監督 エドワード・ズウィック
脚本 クレイトン・フローマン
エドワード・ズウィック
原作 ネハマ・テク英語版
『ディファイアンス ヒトラーと闘った3兄弟』
製作 エドワード・ズウィック
ピーター・ジャン・ブルージ英語版
製作総指揮 マーシャル・ハースコヴィッツ
出演者 ダニエル・クレイグ
リーヴ・シュレイバー
ジェイミー・ベル
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影 エドゥアルド・セラ
編集 スティーヴン・ローゼンブラム
製作会社 パラマウント・ヴァンテージ
Grosvenor Park Productions
ベッドフォード・フォールズ・プロダクションズ英語版
Defiance Productions
配給 アメリカ合衆国の旗 パラマウント・ヴァンテージ
日本の旗 東宝東和
公開 アメリカ合衆国の旗 2008年12月31日 (限定)
アメリカ合衆国の旗 2009年1月16日
日本の旗 2009年2月14日
上映時間 136分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
ロシア語
ドイツ語
製作費 $32,000,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $28,644,813[1]
世界の旗 $51,074,698[1]
テンプレートを表示

ディファイアンス』(原題:Defiance「果敢な抵抗」の意味[2])は、2008年アメリカ合衆国伝記映画。 監督はエドワード・ズウィック、出演はダニエル・クレイグリーヴ・シュレイバーなど。

概要

[編集]

第二次世界大戦時のナチス・ドイツ占領下でのポーランド(現在のベラルーシ西部)におけるビエルスキ兄弟ユダヤ人救出を描いたネハマ・テク英語版の小説『ディファイアンス ヒトラーと闘った3兄弟』(武田ランダムハウスジャパン、2009年)を、エドワード・ズウィックが映画化。 基本的には実話に基づいているが、一部に映画的結末を描くための脚色があり、特にエンディングの戦車との戦闘シーンについては原作者も当初は戸惑いを覚えたことを告白している。また、ビエルスキ兄弟が率いたユダヤ人組織に対する歴史的評価もポーランド内では分かれており、同じポーランド人から略奪することで生き延びた山賊集団ととらえる向きもある。

キャッチ・コピーは『人間として、生きるための[抵抗]だった』。

第81回アカデミー賞作曲賞ノミネート。

ストーリー

[編集]

1941年、ドイツ軍がベラルーシを占拠。ナチス親衛隊と地元警察がユダヤ人狩りを始める。8月、警官に両親を殺されたユダヤ人兄弟、トゥヴィア、ズシュ、アザエルはリピクザンスカの森に逃げ込むと、既に多数のユダヤ人が隠れていてキャンプを構えていた。トゥヴィアが食料と武器を入手するため訪ねた父の親友コシュチュクに頼まれて他のユダヤ人たちも森へ案内する。10月、武装して「ビエルスキ・パルチザン」(民衆による非正規軍)と名乗るが、銃撃戦で2人の犠牲者を出し、アザエルも行方不明になってしまう。食糧不足や不安から同胞の間でいざこざが起き始め、トゥヴィアは皆で生き残ることが復讐だと諭す。トゥヴィアがコシェチュクに食料をもらいに行くと、2人の女性と一緒にアザエルが匿われ、コシェチュクは納屋に吊るされ死んでいた。次第にズシュはトゥヴィアとの対立を深めていき、キャンプから仲間数人を連れて同地域で活動していた赤軍パルチザンに参加する。

1942年、ある日見張りがドイツ軍の伝令を捕まえるが、伝令が持っていた命令書には森を包囲すると書かれていた。赤軍パルチザンは敵から逃れるため、ズシュ達の抵抗にもかかわらず撤退を始める。まもなくドイツ軍によるキャンプへの攻撃が始まり、アザエルらがキャンプに残り時間を稼ぐ間、トゥヴィアが仲間を誘導して森の奥へと進むが、大きな沼に直面してしまう。そこにアザエルが戻ってロープやベルトで全員をひと繋ぎにして、何とか大きな沼を渡り切る。しかし、安心するのもつかの間、戦車を伴ったドイツ軍が待ち構えており、彼らの命を掛けた戦闘が始まった。

辛くも生き残ったトゥヴィア達一行にズシュも加わり、その後2年間は森に残った。新しいキャンプには学校と病院、保育所もあった。追われながらも人数は増え続け、終戦時に生き残った者は1200人もいた。

キャスト

[編集]

※括弧内は日本語吹き替え

スタッフ

[編集]

史実との違い

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c Defiance (2008)” (英語). Box Office Mojo. 2010年6月20日閲覧。
  2. ^ 同じ英語名の映画に『摩天楼ブルース』1980年がある。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]