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ディスコテック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ディスコテック」
U2シングル
初出アルバム『ポップ (アルバム)
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル アイランド・レコード
作詞・作曲 ボノジ・エッジ
プロデュース フラッド (プロデューサー)
ゴールドディスク

全英シルバー

全米ゴールド
チャート最高順位

全英1位

全米10位
U2 シングル 年表
ミス・サラエボ
(1995年)
ディスコテック
(1997年)
ステアリング・アット・ザ・サン
(1997年)
ミュージックビデオ
「Discothèque」 - YouTube
ミュージックビデオ
「Discothèque (Hexidecimal Remix)」 - YouTube
ミュージックビデオ
「Discothèque (Morales Remix)」 - YouTube
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ディスコテック」(Discothèque)は、U21997年アルバム『Pop』に収録されている曲で、シングルカットされた。

概要

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賛否両論渦巻いたディスコ調の曲。愛の不可解性がテーマらしい。『U2 By U2』でボノが「いい詞があって、アイデアが大きければ十分というわけじゃない。メロディや音楽的な立ち位置がよくなければ、スピーカーズ・コーナーで演説しているようになってしまう」と発言している[1]ことからして、出来には不満のようだ。またU2の曲で初めてリリース前にインターネットに漏れた曲であり、現時点で日本で1番売れたU2のシングルでもある。

FreeformというDJが1995年にリリースした「Fine」という曲をサンプリングしている。

シングルは数種類リリースされ、多数のリミックスが収録された。

なお大のU2ファンだったFoo Fightersのテイラー・ホーキンスはこの曲のPVを観た時、激昂したらしい。[2]

収録曲

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Version 1 CD(日本盤)

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  1. Discothèque
  2. Holy Joe (Grange Mix)
  3. Holy Joe (Guilty Mix)

Version 2 CD(日本盤)

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  1. DM Deep Club Mix
  2. Howie B, Hairy B Mix
  3. Hexidecimal Mix
  4. DM Tec Radio Mix

Version 3 Vinyl(UK盤)

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  1. DM Deep Extended Club Mix
  2. DM Deep Beats Mix
  3. DM Tec Radio Mix
  4. DM Tec Instrumental Mix
  5. David Holmes Mix
  6. Howie B, Hairy B Mix
  7. Hexidecimal Mix

Version 4 Vinyl(UK盤)

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  1. Discothèque (12" Version)
  2. Holy Joe (Grange Mix)

PV

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  • 監督:ステファン・セドゥナウィ
  • プロデューサー:エレン・ジャコブソン
  • プロダクション:Propaganda Films Ltd.
  • 編集:ヴェロニカ・レバラ、リチャード・オリック
  • D.O.P.:スティーブ・キース・ローチ
  • ロケ地:Pinewood Studios(ロンドン)
  • 撮影日:1996年12月
  • リリース日:1996年1月9日

Hexidecimal Mix

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  • 監督:ジョン・ブランド
  • ロケ地:Pinewood Studios(ロンドン)
  • 撮影日:1996年2月3日
  • リリース日:1996年2月3日

DM Deep Club Edit

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  • 監督:ジョン・ブランド
    • ロケ地:Pinewood Studios(ロンドン)
    • 撮影日:1996年12月
    • リリース日:1996年2月

アウトアピアランス

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  • Club Mix 97 2 (1997) - Polygram TVによるコンピに「Discothèque (DM Deep Extended Club Mix)」を提供。「DM Deep Extended Club Mix」のショートヴァージョンでイントロと最後の数小節がカットされている。このアルバムはUKで「Discothèque」がリリースされた2週間後、Popのリリースの2週間前にリリースされ、全英チャートで3位を記録した。リミックスを手掛けているのはSt. Peter and Heavenという兄妹DJで、Polygramからリリースされる曲を多数リミックスしている。
  • Zoo Magazine CD Sampler 06 (1997) - Zoo Magazineというデンマークの音楽雑誌の1997年4月号の付録に「Discothèque (David Holmes Mix)」を提供。リミックスを手掛けているのはデビッド・ホルムスという北アイルランドのミュージック・コンポーザーで、このリミックスヴァージョンは「Discothèque」の12インチレコード、「The Complete U2」に収録されているが、CDで聴けるのはここだけである。
  • Much Dance 1997 / Danse Plus 1997 - Much Musicというカナダのラジオ局がリリースしたコンピ。CDは英語圏ヴァージョンとフランス語圏ヴァージョンの二種類あって、後者のタイトルは『Danse Plus 1997』。U2は「Discothèque (Hexidecimal Mix Edit II)」を提供している。「Discothèque」のシングルに収録されているオリジナルヴァージョンより一分九秒短い。

Now 36 (1997) - Nowシリーズ。

リミックス

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  • DM Deep Club Mix (1997)
by David Morales (「Discothèque」収録)
  • Howie B, Hairy B Mix (1997)
by Howie B (「Discothèque」「Artificial Horizon」「The Best of 1990–2000」収録)
  • Hexidecimal mix (1997)
by  Steve Osborne (「Discothèque」収録)
  • DM Tec Radio Mix (1997)
by David Morales, Satoshi Tomiie (「Discothèque」収録)
  • DM Deep Extended Club Mix (1997)
by David Morales, Satoshi Tomiie (「Discothèque」収録)
  • DM Deep Beats Mix (1997)
by David Morales, Satoshi Tomiie (「Discothèque」収録)
  • DM Tec Instrumental Mix (1997)
by David Morales, Satoshi Tomiie (「Discothèque」収録)
  • David Holmes Mix (1997)
by  David Holmes (「Discothèque」収録)

カバー

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  • Fork(2010) - フィンランドのパフォーマンスグループがライブでカバーしている。

B面曲

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Holy Joe

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「Garage mix」と「Guilty mix」の2種類ある。1997年2月12日、マンハッタンのKマートでPopmartの日程を発表した際、演奏された。「Miami」や「The Playboy Mansion」の代わりにアルバムに収録したほうがよかったというのが、ローリングストーン誌の評。[3]

評価

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  • 1997年スタジオ・ブリュッセル(ベルギー)年間ベストシングル第27位[4]

脚注

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  1. ^ U2 (著), 前 むつみ (監訳), 久保田 祐子 (翻訳)『U2 by U2』シンコーミュージックエンタテイメント、2006年11月。
  2. ^ Foo Fighters’ Taylor Hawkins on why he hates U2’s “Discothèque”” (英語). The A.V. Club (2014年5月23日). 2024年4月3日閲覧。
  3. ^ Greene, Andy (2014年3月14日). “20 Insanely Great U2 Songs Only Hardcore Fans Know” (英語). Rolling Stone. 2024年4月3日閲覧。
  4. ^ Rocklist.net...Studio Brussels Listeners Charts”. www.rocklistmusic.co.uk. 2024年4月3日閲覧。