ディガ・ディガ・ドゥ
表示
『ディガ・ディガ・ドゥ』は、宝塚歌劇団によって制作された舞台作品。宝塚・東京における本公演の形式名は「ミュージカル・レビュー」[1][2]。星組[1][2][3]公演。宝塚における本公演は24場[1]。作・演出は小原弘稔[1][2]。本公演の併演作品は宝塚公演が『春の踊り -恋の花歌舞伎-』[1]、東京公演が『恋の花歌舞伎』[2]。宝塚公演は75期生[4]の初舞台公演で、トップ娘役・毬藻えり[5]のお披露目公演であった。
公演期間と公演場所
[編集]ストーリー
[編集]- ※宝塚100年史(舞台編)の宝塚大劇場公演[5]参考。
中世のアーサー王伝説による「キャメロット」から翻案したもので、舞台を1930年代のニューヨーク(ハーレム)に置き換え、大都会の一隅で悪のサクセス・ストーリーを夢見る男女を描いた。暗黒街のボス・アーサーは正体不明の風来坊のロットの助けを得て、敵対するボスのクラブを乗っ取ることに成功。クラブの人気スター・グネリアを自分の情婦に、ロットを用心棒にする。
主な楽曲
[編集]・いつも夢見て
・ディガ・ディガ・ドゥ
・この街は俺たちのもの
・噂話し
関連項目
[編集]- Diga, Diga Doo
関連曲
スタッフ(本公演)
[編集]※氏名の後ろに「宝塚[1]」「東京[2]」の文字がなければ両劇場共通。
- 作曲・編曲:吉崎憲治・高橋城
- 編曲:橋本和明
- 音楽指揮:野村陽児(宝塚)、北沢達雄(東京)
- 振付:羽山紀代美・山田卓・家城比呂志・尚すみれ
- 装置:石濱日出雄・関谷敏昭
- 衣装:任田幾英
- 照明:今井直次
- 小道具:万波一重
- 効果:林康彦
- 音響監督:松永浩志
- 演出補:三木章雄
- 演出助手:石田昌也・中村一徳
- 舞台進行:西原徳充
- 制作:橋本雅夫
- 製作担当:長谷山太刀夫(東京)
配役
[編集]本公演
[編集]※宝塚[6]・東京[2]共通。()は宝塚公演で5月2日から9日までアメリカ公演準備のため、紫苑ゆう、洲悠花が休演した時の代役[6]。
- ロット・ランス(風来坊のガンマン。アーサーの幼馴染みだが、正体不明の男) - 日向薫
- アーサー・キャメロ(暗黒街で売り出しのボス) - 紫苑ゆう(麻路さき)
- グネビア・ツィニー(クラブ「キャメル」のスター・ダンサー。アーサーの情婦) - 毬藻えり
- スタン・トリニー(知事の甥で上院議員の息子) - 麻路さき(大輝ゆう)
- エズラ・キャメロ(アーサーの妹) - 綾瀬るり
- フェイ・モーガン(ダンサー。アーサーのもとの情婦) - 洲悠花(万里柚美)
- カイ・キッド(アーサーの身内。ボディ・ガード) - 大輝ゆう(英真なおき)
- イズー・ホワイトハンド(「キャメル」の煙草売り娘。スタンの恋人) - 青山雪菜
- キャロル・シンクレア(「キャメル」の花売り娘。カイの恋人) - 乙原愛
- レッド・モード(暗黒街のボス。「キャメル」の元の経営者) - 萬あきら
- マーリン・スワン(弁護士。アーサーの相談役) - 夏美よう
- グィン・ブラニガン(レッドの手先の悪徳警部補) - 一樹千尋
- グロリア・ユージン(クラブ「キャメル」の元スター・シンガー。カイの姉) - 花愛望都
- ヘレン・ウェンデル(ダンサー。マーリンの情婦) - 万里柚美(出雲綾)
- スーザン・シモンズ(モデル。レッドの情婦) - 茜このみ
- ヴァージニア・ゲリー(高級モデルクラブのマダム) - 葉山三千子
- デイブ - (稔幸)
- キティ - (貴柳みどり)
新人公演
[編集]- ロット・ランス - 麻路さき
- アーサー・キャメロ - 大輝ゆう
- グネビア・ツィニー - 青山雪菜
- スタン・トリー - 英りお
- エズラ・キャメロ - 麻丘奈里
- フェイ・モーガン - 羽衣蘭
- カイ・キッド - 絵麻緒ゆう
- レッド・モード - 千秋慎
- ブラニガン - 天地ひかり
- グロリア・ユージン - 出雲綾
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 企画・構成・執筆:橋本雅夫、編集統括:北川方英『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。