あまみエフエム
あまみエフエム AMAMI FM | |
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愛称 | ディ!ウェイヴ |
コールサイン | JOZZ0BD-FM |
周波数/送信出力 | 77.7 MHz/20 W |
本社・所在地 |
〒894-0031 |
設立日 | 2004年11月8日 |
開局日 | 2007年5月1日 |
演奏所 | 本社と同じ |
送信所 |
鹿児島県奄美市 名瀬有屋字井野1594-5 |
中継局 | 笠利、住用、大和北、大和南 |
放送区域 | 奄美市、大和村 |
公式サイト | http://www.npo-d.org |
あまみエフエムは、鹿児島県奄美市、大和村の各一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である特定非営利活動法人ディ!が保有する特定地上基幹放送局の呼出名称である。
概要
[編集]鹿児島県5局目のコミュニティ放送局であり、九州初の離島のコミュニティ放送局である。 愛称のディ!は英語の「Let's」や日本語の「さあ」にあたる奄美方言の勧誘の感嘆詞。発音は[dei]ではなく[di][1]。
免許人のディ!は島おこしのために2004年に設立された特定非営利活動法人(NPO法人)であり、地上基幹放送事業以外にも、島内外で行われるさまざまなイベントや事業などにも携わっている。代表理事は麓憲吾。
キャッチコピーは「シマッチュのシマッチュによるシマッチュのための島ラジオ」。シマ唄、奄美出身や在住アーティストによる自主番組、シマグチによるニュース、インタビューなど、奄美のシマにこだわった放送を行っている。自治体による広報も含め、地元に即した情報を提供しているため、例えば、毎年台風の通り道となっている奄美大島であるが、鹿児島市の局から放送される台風情報では奄美地方に関する詳細、タイムリーな情報が得られていなかった問題も解消した。
名瀬市街の南部にある名瀬クリーンセンター付近に送信所を置き、周波数77.7 MHz(開局当初は77.5 MHz)、出力20W(ERP14.8W、開局当初は22W)で送信。
正式には06:00-24:00の間が放送時間であるが、00:00 - 06:00は番組表外で『あまみエフエムアーカイブ』等として当日の再放送や音楽を流しており、実質24時間放送である。朝は「君が代」に続き、奄美方言によるラジオ体操第1から始まる。
開局申請時に需要の確認が必要とのことでサポーター会員を募集し、500人以上を集めて認可を得た。現在も運営費に充てる年会費を払うサポーター会員を募集している。
受信エリア
[編集]2012年5月1日現在[2]
- 奄美市カバー率 :84.99%
- 大和村カバー率 :99.99%
奄美市の名瀬地区と笠利地区に挟まれた龍郷町の一部も放送が受信可能な区域内にあり、2010年4月[3]には4割をカバーしているとしているが、後述の大和村の中継局の開設後は触れられていない。また、海を挟んだ隣島の喜界町の一部でも受信可能である。
2011年5月1日からはインターネットでの同時放送を終日行っており、関東地方、関西地方、九州地方にいる奄美出身者にも聴取者が少なくない。
沿革
[編集]- 2004年(平成16年)11月8日 - 特定非営利活動法人ディ!設立。
- 2007年(平成19年)
- 2009年(平成21年)
- 5月1日 - 奄美市と災害時の放送に関する協定を締結。緊急性の高い災害時に市の防災無線室からの避難勧告、指示などを放送電波に割り込み緊急放送する体制を整える。
- 7月7日 - 13時30分より、周波数を77.7MHzに変更。同時に、ERPも14.8Wに減力する。春先から夏場にかけてスポラディックE層発生時の異常伝播により、新潟県のFM新潟(周波数:77.5 MHz、出力:1 kW)との混信がみられるようになったことへの対策[4]。
- 周波数変更後は、77.7MHzを使用している局はいずれも小出力の為、以前よりも混信は少なくなったものの、それでも周波数変更後の2012年の時点でも、スポラディックE層が原因とみられる受信障害の問い合わせはあるという[5]。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2016年(平成28年)2月 - 鹿児島県より平成27年度鹿児島県共生・協働型地域コミュニティづくり推進優良団体表彰/NPO部門会長賞受賞。
- 2022年(令和4年)3月15日 - 笠利南中継局を開局[9]。
記念日
[編集]主な自社制作番組
[編集]生ワイド番組
[編集]- スカンマーワイド!(月曜 - 土曜 07:15 - 09:00) - 「すぃかんまー」は「朝」。
- ヒマバン・ミショシーナ!(毎日 12:00 - 13:30) - 「昼食召し上がりましたか」の意。
- ゆぶぃニングアワー(毎日 17:30 - 19:00) - 「ゆぶぃ」は「夕方」。
トーク、音楽番組
[編集]- ディ!お茶ど!(月曜 - 土曜 10:00 - 10:15、再放送 15:00 - 15:15、3:00 - 3:15)- 「さあ、お茶だよ」の意。
- The show must go on(月曜 16:00 - 16:30、再放送 22:00 - 22:30)- パーソナリティ:ヤマケン(山口健一郎)
- よりみち日記(火曜 16:00 - 16:30、再放送 22:00 - 22:30)- パーソナリティ:我那覇美奈
- ただいま、カサリン中です。(生放送 火曜 20:00 - 20:30、再放送 水曜 23:00 - 23:30)- パーソナリティ:カサリンチュ
- 風街ろまん(水曜 16:00 - 16:30、再放送 22:00 - 22:30)- パーソナリティ:SOUTH BLOW
- おるみさんのゆむゆむランド(生放送 木曜 13:00 - 14:00、再放送 19:00 - 20:00)- パーソナリティ:おるみさん
- ガンガンレディオ!!!(木曜 16:00 - 16:30、再放送 22:00 - 22:30)- パーソナリティ:平田輝
- ゆーきゃんの夜分にすいません part 3(木曜 22:00 - 22:30、再放送 金曜 23:00 - 23:30)- パーソナリティ:ゆーきゃん
- 拝みレディオ(金曜 16:00 - 16:15、再放送 20:00 - 20:15)- パーソナリティ:中孝介
- ドゥクサしもれよ〜(金曜 16:15 - 16:45、再放送 19:30 - 20:00)- 「元気でいろよ」の意。パーソナリティ:蛇三線ロックバンド〜ティダ〜
- Do you know me?(金曜 22:00 - 22:30、再放送 土曜 23:00 - 23:30)- 「どういう飲み?」の洒落。パーソナリティ:元ちとせ
- 夕すだみにSlow(生放送 土曜 16:00 - 16:30、再放送 土曜 20:00 - 20:30)- パーソナリティ:村松健
- 大使は気まぐれ、テゲテゲRADIO(不定期)- 「てげてげ」は「いいかげん」の意。パーソナリティ:ハシケン
時事、教養
[編集]- シマグチNEWS島ゆむTIME(日曜 10:00 - 10:23ごろ、再放送 月曜 0:00 - 0:23ごろ、9:15 - 9:38ごろ) - 新聞記事についての奄美方言による時事トーク。しまゆむた伝える会が担当。
- 放送ディ!学(火曜 13:30 - 14:30、再放送 19:00 - 20:00、水曜 13:30 - 14:30、19:00 - 20:00、日曜 9:00 - 10:00)
脚注
[編集]- ^ 設立理念 あまみエフエム
- ^ 会社概要 同上(Internet Archiveのアーカイブ:2012年10月31日収集)
- ^ 会社概要 同上(同上:2012年5月27日収集)
- ^ 周波数変更に関する重要なお知らせ 同上 2009年6月16日
- ^ 【お知らせ】混信について 2012年5月4日 あまみエフエム ディ!ウェイヴ!(公式ブログ)
- ^ 第20回放送番組審議会議事録 p.1 (PDF) 放送番組審議会 2010年5月21日 あまみエフエム
- ^ 従前にも各番組一部コーナーのポッドキャスト(ファイル配信)が行われていた。
- ^ 取得日は、無線局等情報検索 平成26年4月12日現在(総務省電波利用ホームページ<国立国会図書館のアーカイブ:2014年6月1日収集>)による。
- ^ 鹿児島県奄美市で「あまみエフエム」の受信状況を改善-コミュニティエフエム中継局に免許- 九州総合通信局 2022年3月10日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- あまみエフエム
- コミュニティ放送局の予備免許 〜九州管内の離島では初めての開局〜 九州総合通信局報道資料 平成19年2月28日(国立国会図書館のアーカイブ:2007年8月8日収集)
- コミュニティ放送局に免許 〜九州管内の離島では初めての開局 5月1日本放送開始〜 同上 平成19年4月25日(同上)