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テンパラメンタル (エヴリシング・バット・ザ・ガールのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『テンパラメンタル』
エヴリシング・バット・ザ・ガールスタジオ・アルバム
リリース
録音 1999年
ジャンル ポップハウスエレクトロニカ
時間
レーベル 東芝EMI (日本)
アトランティック・レコード (アメリカ)
Virgin Records (ヨーロッパ)
チャート最高順位

アメリカ合衆国の旗 65位[1]
イギリスの旗 16位[2]

日本の旗 57位[3]
エヴリシング・バット・ザ・ガール アルバム 年表
哀しみ色の街
(1996年)
テンパラメンタル
(1999年)
ライク・ザ・デザーツ・ミス・ザ・レイン
(2003年)
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テンパラメンタル(原題 :Temperamental) は、イギリス音楽バンドであるエヴリシング・バット・ザ・ガール1999年に発表したアルバムである。

概要

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このアルバムからは、『ファイヴ・ファゾムス~愛のまどろみ』、『テンパラメンタル』、『ララバイ・オブ・クラブランド』、『悪いのは私』(イギリスのみ)の4曲がシングルカットされた。

このアルバムに先駆け、1998年にアメリカのハウス・ミュージックユニットであるディープ・ディッシュの作品として、『フューチャー・オブ・ザ・フューチャー』もシングルカットされている[4]

バンドは2000年に一度解散したため、2022年の活動再開まで、オリジナル・アルバムとしては最後の作品となっていた。

楽曲

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前作『哀しみ色の街』(1996年)で大々的に取り入れたドラムンベースブレイクビーツといったサウンドに加え、メンバーのベン・ワットがDJ活動でプレイすることが多かったディープ・ハウスの要素を強めたアルバムである。

ベンは、「DJ活動では、クラブで何が有効かを学んだ。(中略)人々は強烈で緊張感のある、ソウルフルな音楽を求めているようで、新作にはそれを盛り込もうとしたんだ」と語っている[5]

一方でヴォーカルのトレイシー・ソーンは、ヴォーカル・スタイルに変化をつけようと、朗読ファルセット、ヴォーカルのカットアップなど様々な手法を試み、しかし『哀しみ色の街』でつかんだ"1対1の緊迫した感じ"はそこなわないようにしたと語っている[5]

『悪いのは私』は、元々はマッシヴ・アタックとの共作曲となる予定だったが、完成には至らなかったため、歌詞のみ使用しオリジナル曲として完成した[5]

収録曲

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  1. ファイヴ・ファゾムス~愛のまどろみ - Five Fathoms
  2. 夜の引き潮 - Low Tide of the Night
  3. 悪いのは私 - Blame
  4. ハットフィールド 1980 - Hatfield 1980
  5. テンパラメンタル - Temperamental
  6. コンプレッション - Compression
  7. ダウンヒル・レイサー - Downhill Racer
  8. ララバイ・オブ・クラブランド - Lullaby of Clubland
  9. ノー・ディファレンス - No Difference
  10. フューチャー・オブ・ザ・フューチャー - The Future of the Future (Stay Gold) (with Deep Dish)

アルバム未収録曲

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  • ファイアウォール - Firewall

『ファイヴ・ファゾムス~愛のまどろみ』のアメリカ・イギリス盤シングルに収録されている[6]。ベンの歌が断片的にサンプリングされた、ほぼインストゥルメンタルのハウス・ミュージックである。

脚注

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