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テレーゼ・ツー・メクレンブルク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テレーゼ・ツー・メクレンブルク
Therese zu Mecklenburg
トゥルン・ウント・タクシス侯爵夫人テレーゼ、フランソワ・ジェラール画、1810年

出生 (1773-04-05) 1773年4月5日
神聖ローマ帝国の旗 神聖ローマ帝国ハノーファー選帝侯領 ハノーファー
死去 (1839-02-12) 1839年2月12日(65歳没)
神聖ローマ帝国の旗 神聖ローマ帝国、トゥルン・ウント・タクシス侯領 ディッシンゲンドイツ語版、タクシス城
埋葬 ザンクト・エメラム修道院
配偶者 トゥルン・ウント・タクシス侯カール・アレクサンダードイツ語版英語版
子女 一覧参照
家名 メクレンブルク=シュトレーリッツ家
父親 メクレンブルク=シュトレーリッツ大公カール2世
母親 フリーデリケ・フォン・ヘッセン=ダルムシュタット
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テレーゼの私生児アマーリエ・フォン・レルヒェンフェルト(1808年 - 1888年)。美貌に恵まれ、多くの男性と浮名を流した。

テレーゼ・マティルデ・アマーリエ・ツー・メクレンブルク(Therese Mathilde Amalie Herzogin zu Mecklenburg [-Strelitz], 1773年4月5日 - 1839年2月12日)は、ドイツのメクレンブルク=シュトレーリッツ公爵家の公女で、カール・アレクサンダー・フォン・トゥルン・ウント・タクシスドイツ語版英語版の妻。プロイセン王妃ルイーゼの次姉である。

生涯

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メクレンブルク=シュトレーリッツ公(のち大公)カール2世とその最初の妻でヘッセン=ダルムシュタット侯子ゲオルク・ヴィルヘルムの娘であるフリーデリケの間の第4子、三女として生まれた。すぐ上の姉カロリーネが夭折したため、実質的に四人姉妹の次女であった。幼くして実母と死別し、実母の妹であった継母シャルロッテも早世したため、ダルムシュタットに住む母方の祖母ルイーゼに養育された。

1789年5月25日にノイシュトレーリッツにおいて、神聖ローマ帝国の帝国郵便総裁(Generalpostmeister)を世襲で務めるトゥルン・ウント・タクシス侯カール・アンゼルムの跡取り息子カール・アレクサンダーと結婚した。夫妻は1797年まではフランクフルト・アム・マインに居を構えていたが、この頃からすでにテレーゼは夫を凌ぐ政治的手腕を見せていた。1797年に義父が実質的に帝国郵便総裁とレーゲンスブルクでの帝国議会(Reichstag)での役職を引退して夫に役職を譲ると、テレーゼも夫を支えてトゥルン・ウント・タクシス家の資産や郵便事業の経営を支えるようになった。またテレーゼは芸術や文学にも関心を寄せ、そのサロンにはジャン・パウルフリードリヒ・リュッケルトヨハン・カスパー・ラヴァーターフリードリヒ・ゴットリープ・クロプシュトックらの文人が出入りしていた。

1839年にディッシンゲンのタクシス城で亡くなり、ザンクト・エメラム修道院(Kloster Sankt Emmeram)宮殿内の墓所に葬られた。

子女

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夫カール・アレクサンダーとの間に7人の子女をもうけた。

  • シャルロッテ・ルイーゼ(1790年)
  • ゲオルク・カール(1792年 - 1795年)
  • マリア・テレジア(1794年 - 1874年) - 1812年、エステルハージ・デ・ガランタ侯パウル(3世)・アントンと結婚
  • ルイーゼ・フリーデリケ(1798年)
  • マリア・ゾフィア・ドロテア・カロリーネ(1800年 - 1870年) - 1827年、ヴュルテンベルク公パウル・ヴィルヘルムと結婚(1835年離婚)
  • マクシミリアン・カール(1802年 - 1871年) - トゥルン・ウント・タクシス侯
  • フリードリヒ・ヴィルヘルム(1805年 - 1825年)

また、バイエルンの外交官マックス・エマヌエル・フォン・ウント・ツー・レルヒェンフェルト伯爵(1772年 - 1809年)との間に私生児を1人もうけた。

参考文献

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  • Wolfgang Behringer: Thurn und Taxis, Die Geschichte ihrer Post und ihrer Unternehmen. München, Zürich 1990, ISBN 3-492-03336-9.
  • Martin Dallmeier, Martha Schad: Das Fürstliche Haus Thurn und Taxis, 300 Jahre Geschichte in Bildern. Verlag Friedrich Pustet, Regensburg 1996, ISBN 3-7917-1492-9.
  • Ludwig Kalmus: Weltgeschichte der Post. Verlag Amon Franz Göth, Wien 1937.
  • Max Piendl: Das Fürstliche Haus Thurn und Taxis, Zur Geschichte des Hauses und der Thurn und Taxis-Post. Verlag Friedrich Pustet, Regensburg 1981.
  • Rudolf Reiser: Mathilde Therese von Thurn und Taxis (1773–1839). In: Zeitschrift für Bayerische Landeskunde. 38, 1975, S. 739–748.

外部リンク

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