テレワープ
テレワープは、株式会社フォレスタが提供しているスマホ内線化サービスの登録商標(商標権は株式会社フォレスタが保有。商標登録番号は第6561539号)である。2022年8月22日よりサービス提供を開始している[1]。
概要
[編集]テレワープは、NTT東日本およびNTT西日本が提供する「ひかり電話(光IP電話)」の終端装置「ひかり電話ルーター(ホームゲートウェイ)」に専用装置「テレワープキューブ」をLAN接続することで、本装置経由でスマートフォンアプリ「テレワープ」とひかり電話ルーター内のSIP(Session Initiation Protocol)ポートが連動し、スマートフォンをひかり電話ルーター配下の内線電話機として扱うことができる。
内線電話機として利用可能なスマートフォンの台数は5台までである。これはひかり電話ルーター内にあるSIPポートの数が5内線まであることに起因する。
現在テレワープが利用可能な固定電話サービスとしては、NTT東日本およびNTT西日本の「ひかり電話(光IP電話)」のみである。なお、同社の「ひかり電話オフィスタイプ」および「ひかり電話オフィスA(エース)」は利用対象外である。
このサービスの最大のメリットは、自宅や事務所を不在にしている場合や電話機から離れた場所で作業を行っている場合などでも、スマートフォンで固定電話(ひかり電話)の外線発信および外線着信を行うことができる点である。
また、その他の機能として「内線通話」「保留転送」「自動応答」「留守番電話」など、ビジネスフォンに搭載されている電話機能を利用することも可能である。
機能名 | 機能詳細 |
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アプリによるひかり電話の発信 | テレワープの標準機能。
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アプリによるひかり電話の着信 | テレワープの標準機能。
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内線通話 | テレワープの標準機能。
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保留転送 | テレワープの標準機能。
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応答メッセージ管理 | テレワープの標準機能。
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時間外案内 | テレワープの標準機能。 |
不在案内 | テレワープの標準機能。
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留守番電話 | テレワープの標準機能。
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スマートフォン連絡先同期 | テレワープの標準機能。
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周辺機器
[編集]テレワープで提供される周辺機器としては、下記の2つである。
- 専用装置「テレワープキューブ」
- スマートフォンアプリ「テレワープ」
なお、テレワープキューブを利用者の電話環境およびネットワーク環境と接続する必要があるため、接続に必要な「LANケーブル」「USB-LAN変換アダプター」「ACアダプター」「電源用MicroUSBケーブル」が付属されている。
また、テレワープの利用に際し利用者側の環境に求められる周辺機器としては、下記である。
- 「ひかり電話ルーター(ホームゲートウェイ)」である。
但し、インターネット接続をひかり電話ルーターで行っていない場合は別途「ルーター」が必要となる。
利用条件
[編集]テレワープを利用する条件としては、下記の3つである。
- NTT東日本・NTT西日本、または光コラボレーション事業者が提供する「ひかり電話」サービスを利用している。
- 「ひかり電話」サービスを「ひかり電話ルーター(ホームゲートウェイ)」で終端している。
- 「ひかり電話」サービスの利用環境にLAN接続が可能なインターネット接続環境がある。
また、必須の条件ではないが、スマートフォンアプリ「テレワープ」で着信した際に、スマートフォンの着信画面上に発信者の電話番号を表示するには「ナンバー・ディスプレイ」またはそれに準ずる発信者番号表示サービスに加入している必要がある。
テレワープ光
[編集]テレワープの提供元である株式会社フォレスタでは、テレワープの利用に必要な「ひかり電話」と「インターネット」が全てセットの「テレワープ光」[2]を販売している。
テレワープ光では、テレワープの他に下記3つのサービスをセットで提供している。
テレワープを単体で契約し、ひかり電話およびインターネットは他社で契約している場合よりも、セット割引が適用されて安価な金額で利用することが可能である。
保証協会を名乗る業者からのテレワープ導入勧奨
[編集]テレワープおよびテレワープ光において、保証協会を名乗る業者より「テレワープ(テレワープ光)」の導入を推奨される事案が確認されており、提供元の株式会社フォレスタでは注意を呼びかけている。[3]
特殊詐欺の被害にあった後、被害者に対して保証協会を名乗る業者が「詐欺業者との折衝を請け負う」という名目でテレワープ(テレワープ光)を導入させる事例が発生している。
そのままテレワープ(テレワープ光)を導入した場合、次の特殊詐欺電話の発信元として利用される可能性があるため、注意が必要である。
脚注
[編集]- ^ “きっかけは、FMC(固定・携帯電話の融合)を世に広めたいという思いから。「テレワープ」サービスの開発ストーリー”. テレワープ | 株式会社フォレスタ (2024年1月25日). 2024年8月1日閲覧。
- ^ “テレワープとネットがセットでお得なテレワープ光”. テレワープ | 株式会社フォレスタ. 2024年8月1日閲覧。
- ^ “【注意】保証協会を名乗る業者からのテレワープ導入勧奨について”. テレワープ | 株式会社フォレスタ (2024年6月11日). 2024年8月1日閲覧。