テリー・アントニス
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名前 | ||||||
本名 | エレフテリオス・アントニス | |||||
ラテン文字 | Terry Antonis | |||||
ギリシャ語 | Eλευθέριος Αντώνης | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
オーストラリア ギリシャ | |||||
生年月日 | 1993年11月26日(31歳) | |||||
出身地 | バンクスタウン | |||||
身長 | 180cm | |||||
体重 | 74kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | メルボルン・シティFC | |||||
ポジション | MF(DMF) | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
セント・クリストファーズ | ||||||
シドニー・オリンピック | ||||||
マルコーニ・スタリオンズ | ||||||
2007-2009 | NSWIS | |||||
2009-2010 | AIS | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2010-2015 | シドニーFC | 69 | (5) | |||
2015-2017 | PAOK | 4 | (0) | |||
2016 | → ヴェリア(loan) | 1 | (0) | |||
2017 | → ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(loan) | 11 | (1) | |||
2017-2018 | VVVフェンロー | 0 | (0) | |||
2018-2019 | メルボルン・ヴィクトリー | 40 | (5) | |||
2019-2021 | 水原三星ブルーウィングス | 31 | (0) | |||
2021-2023 | ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ | 21 | (1) | |||
2023- | メルボルン・シティ | |||||
代表歴2 | ||||||
2008-2010 | オーストラリア U-17 | 11 | (3) | |||
2010-2013 | オーストラリア U-20 | 19 | (2) | |||
2016 | オーストラリア U-23 | 3 | (0) | |||
2012- | オーストラリア | 3 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2023年7月7日現在。 2. 2020年9月1日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
エレフテリオス・アントニス(英語: Elefterios Antonis、ギリシア語: Eλευθέριος Αντώνης、1993年11月26日 - )は、オーストラリアとギリシャのサッカー選手。オーストラリア代表。ポジションはMF。
Kリーグ時代の登録名はアントニス(ハングル: 안토니스)[1]。
クラブ歴
[編集]ユース
[編集]10歳の時にセブン・ネットワークのテレビ番組であるToday Tonightのサッカーの才能の大会で優勝、マドリードに渡って自身のトレーニングスキルDVDをデビッド・ベッカムと作るという経験をし、注目の神童となった[2]。審査員を務めたフランク・ファリーナも「リフティングがとても巧い。潰れたボールですら落とす事なくリフティングしていたのは印象的だった。」 と述べた[3]。このリフティング能力を買われてアディダスがスポンサーについた[4]。アレックス・トービンも「見た事ある中でも指折りの才能」と述べ、ティム・ケーヒルやブレット・ホルマンの後継者になるだろうと述べた[3][5]。
クラブの経歴としては地元バンクスタウンのセント・クリストファーSCでサッカーを始め、シドニー・オリンピックFC、マルコーニ・スタリオンズFCに移籍した[6]。
14歳の時にはエヴァートンFCと5年契約を締結したが、18歳以下の国際移籍禁止条項に反したため国際サッカー連盟によってこの契約は抹消された[7]。
シドニーFC
[編集]2010年6月22日の親善試合で16歳ながら選手初出場[8]。7月5日に3年契約を交わしてプロとなった[9]。公式戦初出場は9月11日となった。
シドニーFCと契約した後も、エヴァートンのみならず、インテルナツィオナーレ・ミラノ、オリンピック・マルセイユへも移籍の噂があった[10]。噂の理由として大きかったのはエヴァートンと代表のエースであるティム・ケーヒルと親交がある事であったが[11][12]、2010年7月10日にシドニーFCとエヴァートンが親善試合を行った際にはカメラマンが25人もつくなど、大きく騒がれた[13]。2012年2月にシドニーFCと3年の契約を更新し、このクラブに居られて幸せだと述べた[14]。
しかし同年4月にブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハのトライアルに参加、ロマン・ノイシュテッターの代役候補として名が挙がったが、移籍とはならなかった[15]。
2012-13シーズン終了後もFCユトレヒトからトライアルへの参加要請が来たが、セリエAのパルマFCが違約金を積んで4年契約を用意していたため断った[16][17]。しかしパルマへの移籍は結局実現せず、シドニーFCに残留した[18]。
2013年2月16日にプロ初得点を記録。その後腿の筋肉を断裂し9ヶ月の離脱を余儀なくされ、海外移籍へ影響を及ぼした。2014年2月に戦列復帰し、その試合で得点をあげた。
PAOK
[編集]21歳になった彼には50万ドルでPAOKテッサロニキに移籍するとの報道が出た[19]。PAOKのテクニカルディレクターであるフランク・アルネセンは血筋的な祖国であるギリシャでタイトルを齎してくれるだろうと期待感を寄せるコメントをメディアに発表した。2015年12月3日にキペロ・エラーダスで64分にエヤル・ゴヤサに代わって途中出場し移籍後初出場。ギリシャ・スーパーリーグでは2016年2月21日にヤニス・ミスタキディスに変わって途中出場し初出場となった。
しかしPAOKのレギュラーに割って入る事は出来ず、ヨルゴス・ヨルヤディスが率いるヴェリアFCに期限付き移籍となり[20][21]、2016年8月31日に1年の期間での加入が決まった[22]。10月16日の試合でシシーニョに代わって途中出場し移籍後初出場となったが、この試合以外では出場出来なかった[23]。
ヴェリアでもレギュラーを確保出来なかった彼は、半年で期限付き移籍を打ち切られ、半年の契約でウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCに期限付き移籍先を変更した[24]。2017年1月28日の試合でミッチ・ニコルズと交代で77分に投入され移籍後初出場[25]。
VVVフェンロー
[編集]最早PAOKの戦力として考えられていなかった彼は、2017年7月8日にエールディヴィジのVVVフェンローに2年契約で完全移籍[26]。カップ戦では出場したものの、リーグ戦ではベンチとベンチ外を行き来し、結局エールディヴィジで出場する事なく2018年1月3日に退団した。
メルボルン・ヴィクトリー
[編集]無所属となった彼は、メルボルン・ビクトリーFCに2年半契約で加入[27]。
水原三星ブルーウィングス
[編集]2019年夏にKリーグの水原三星ブルーウィングスに移籍。同年は半年で11試合に出場し、海外で初めて戦力となった。
ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ
[編集]2021年7月25日、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCに3年契約で復帰した[28]。2023年5月24日に双方合意の下で即時契約解除をした[29]。
メルボルン・シティ
[編集]同年7月6日、単年契約でメルボルン・シティFCに加入した |[30]。
代表歴
[編集]代表は一貫してオーストラリア代表を選択。
2012年12月3日に行われたEAFF東アジアカップ2013予選・香港代表戦で代表初出場を記録した。その後、AFCアジアカップ2015のメンバーにも選出されたが、同大会で出場する事はなかった。
2015年12月23日にはロンドンオリンピック予選のメンバーに選出された[31]。
プレースタイル
[編集]中盤であればどの役割でもこなせるユーティリティープレーヤーであるが、ボランチに配置して長いパスレンジを活かしてプレーを作る役割に一番長けている[32]。
個人
[編集]ギリシャ系オーストラリア人であり、オーストラリアとギリシャ両方のパスポートを有している[33]。
参考文献
[編集]- ^ “안토니스”. K League. 2023年11月4日閲覧。
- ^ “Pack your bags, son, if you want to be the next Harry”. Sunday Morning Herald. (9 September 2006)
- ^ a b Tugwell, Nikki (25 October 2005). “Football Freak”. The Daily Telegraph
- ^ “Tyro Terry ready to bend it for Beckham”. The Sydney Morning Herald. (17 January 2004)
- ^ Sygall, David (26 October 2010). “Australia has a host of talent waiting in wings”. Melbourne: The Age
- ^ Sydney FC visits St Christopher’s S.C
- ^ Soccer wonder grasps dream
- ^ “Sky Blues down Macarthur Rams 1-0”. SydneyFC.com (22 June 2010). 1 March 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。5 July 2010閲覧。
- ^ “Sweet Sixteen Terry Joins FC”. FourFourTwo Australia (5 June 2010). 5 July 2010閲覧。
- ^ “Everton lead the pack chasing teenage star”. Brisbane Times (26 June 2010). 26 June 2010閲覧。
- ^ Young gun Antonis against hero Cahill
- ^ Terry Antonis snares Tim Cahill's shirt after debut for Sydney FC against Everton
- ^ Gallant Sky Blues go down 1-0 to Everton Archived 25 February 2011 at the Wayback Machine.
- ^ “Sydney FC stars Terry Antonis and Mitch Mallia on A-League, FIFA 12 and more”. EFTM - Everything for the man. (16 February 2012)
- ^ Antonis Set for German Trial
- ^ http://www.dailytelegraph.com.au/sport/football/young-sydney-fc-midfielder-terry-antonis-attracts-interest-from-parma-as-alessandro-del-piero-named-player-of-the-year/story-fndcv8ir-1226616226238
- ^ “Archived copy”. 18 April 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月18日閲覧。
- ^ “Joel Griffiths to quit Sydney FC for new stint China”. The Australian. (15 July 2013)
- ^ “Sydney FC's Terry Antonis on verge of transfer to Greek club PAOK FC: report”. (11 August 2015)
- ^ “PAOK set to loan Terry Antonis out immediately to fellow Greek club Veria FC”. (11 August 2015)
- ^ “Antonis assured of future by PAOK”. (12 August 2015)
- ^ “Στην Τούμπα για Βέροια ο Άντονις”
- ^ “ATROMITOS VS. VERIA 1 - 0” 25 May 2020閲覧。
- ^ “Transfer news: Wanderers sign Caltex Socceroo”. (30 December 2016) 30 December 2016閲覧。
- ^ “BRISBANE ROAR VS. WESTERN SYDNEY WANDERERS 2 - 1” 25 May 2020閲覧。
- ^ “Antonis joins Eredivisie side VVV-Venlo”. The World Game. Special Broadcasting Service (8 July 2017). 8 July 2017閲覧。
- ^ “Victory sign Antonis and Djulbic”. The World Game. Special Broadcasting Service (3 January 2018). 3 January 2018閲覧。
- ^ “Antonis returns”. Western Sydney Wanderers. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “Antonis departs”. Western Sydney Wanderers (24 May 2023). 24 May 2023閲覧。
- ^ “Terry Antonis joins City ahead of 2023/24 season”. Melbourne City (6 July 2023). 6 July 2023閲覧。
- ^ Antonis called up to Australia U-23 national team
- ^ “Mark Milligan moves to Al-Ahli: What it means for his Socceroos prospects and Melbourne Victory”. Fox Sports Australia. News Corp. 4 April 2018閲覧。
- ^ Davutovic, David (17 February 2015). “Socceroos rankings rise leads young stars to English Premier League”. The Australian (News Corp Australia) 17 February 2015閲覧。
外部リンク
[編集]- テリー・アントニス - National-Football-Teams.com
- テリー・アントニス - Soccerway.com
- テリー・アントニス - FootballDatabase.eu
- テリー・アントニス - WorldFootball.net
- テリー・アントニス - Transfermarkt.comによる選手データ
- テリー・アントニス - FIFA主催大会成績
- テリー・アントニス - UEFA
- テリー・アントニス - K League
- テリー・アントニス - playmakerstats.com
- テリー・アントニス - AS.com