テスラ (バンド)
テスラ Tesla | |
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米国ヒューストン公演(2019年) | |
基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州サクラメント |
ジャンル |
ハードロック ヘヴィメタル ブルースロック LAメタル |
活動期間 |
1981年 - 1996年 2000年 - 現在 |
レーベル |
ゲフィン・レコード ノイズ・レコード Tesla Electric Company Recordings 販売元 (ライコディスク) (フロンティアーズ・レコード) |
公式サイト |
teslatheband |
メンバー |
ジェフ・キース フランク・ハノン デイヴ・ルード ブライアン・ウィート スティーヴ・ブラウン |
旧メンバー |
トミー・スキーオ トロイ・ルケッタ |
テスラ(Tesla)は、アメリカ合衆国出身のハードロック・バンド。
1980年代のLAメタル(ヘアメタル)ムーブメント期に登場したグループの一つ。全盛期の作品がミリオンセラーに達するなど、大きな成功を収めた。一度解散するが、2000年代に再始動を果たしている。バンド名の由来は、科学者のニコラ・テスラ。
来歴
[編集]1982年からロックバンド「City Kidd」で活動していたジェフ・キースは、1984年にバンドの再編成を行う。フランク・ハノン、トミー・スキーオ、ブライアン・ウィート、トロイ・ルケッタが新加入し、デビュー直前に「テスラ」と改名。1986年にアルバム『メカニカル・レゾナンス』でデビューする。
2ndアルバム『グレイト・レイディオ・コントラヴァーシー』(1989年)からのシングル「Love Song」は全米10位のヒットとなる。続いて全編アコースティックのライブ・アルバム『ファイヴ・マン・アコースティカル・ジャム』(1990年)を発表し、シングルカットされた「Signs」(ファイブ・マン・エレクトリカル・バンド(英語: Five Man Electrical Band)のカバー曲)が全米8位を記録する大ヒットとなった。このヒットが口火となりアンプラグドがブームとなる。3rdアルバム『サイコティック・サパー』(1991年)まで、アルバムがいずれもミリオンセラーを記録し成功を収めた。
しかし1990年代に入ると、既存のHR/HMスタイルが衰退に向かい、当バンドも影響を免れなかった。 4thアルバム『バスト・ア・ナット』(1994年)をリリース。 1998年の日本再発行の『バスト・ア・ナット』には、レッド・ツェッペリンの『オーシャン』がボーナス・トラックとして収録されている。トミー・スキーオは薬物乱用の闘病のため離脱した。リハビリを終えた後に再び参加するが数ヶ月後に再び離脱した。バンドはしばらくの間、4ピース・バンドとして活動したが、ジェフとスキーオはBAR 7名義のバンドでアルバム『The World Is a Freak』を2000年6月にリリースした。公式サイトのタイムラインでは、解散ではなく、2000年までの6年間を休止(HIATUS)としている。[1]
2000年、デビューしたオリジナルの面々のまま再結成を果たす。10月15日のアルコアリーナ(サクラメント)でのライブ・イベントはソールドアウトとなった。[1] 2002年、2001年に行ったReplugged Reunion Tour を収録した2枚組の『リ・プラグド・ライヴ』をリリースした。
2004年には、10年ぶりの5thアルバム『イントゥ・ザ・ナウ』をリリース。2006年、バンドはトミー・スキーオ以外のメンバーでエレクトリック・サマー・ジャム・ツアーを行った。トミー・スキーオは薬物乱用の理由で脱退し、デイヴ・ルードと交代した。[1]
2007年、自身のレーベル「Tesla Electric Company Recordings」を設立し、翌2008年に6thアルバム『フォーエヴァー・モア』をリリース。その後もメンバーチェンジすることなく、2011年7月12日、初のアコースティック・スタジオ・アルバムTWISTED WIRES & THE ACOUSTIC SESSIONSをリリース[1]、8thアルバム『シンプリシティ』(2014年6月10日)をリリース[2]。
2016年、彼らのロックンロールの30周年を記念して、デフ・レパードとREOスピードワゴンとの大規模な北米サマー・アリーナ・ツアーを開始した。[1]さらに、デビュー作を再現したライブ・アルバム『メカニカル・レゾナンス・ライヴ!』をリリースした[3]。
メンバー
[編集]※2023年6月時点
現ラインナップ
[編集]- ジェフ・キース (Jeff Keith) - ボーカル (1984年–1996年、2000年– )
- フランク・ハノン (Frank Hannon) - ギター (1981年–1996年、2000年– )
- デイヴ・ルード (Dave Rude) - ギター (2006年– )
- ブライアン・ウィート (Brian Wheat) - ベース (1981年–1996年、2000年– )
- スティーヴ・ブラウン (Steve Brown) - ドラムス (サポート2008年–2009年、正規2021年– )
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ジェフ・キース(Vo) 2014年
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フランク・ハノン(G) 2010年
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デイヴ・ルード(G) 2014年
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ブライアン・ウィート(B) 2009年
旧メンバー
[編集]- トミー・スキーオ (Tommy Skeoch) - ギター (1984年–1994年、1995年、2000年–2006年)
- トロイ・ルケッタ (Troy Luccketta) - ドラムス (1984年–1996年、2000年–2021年)
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『メカニカル・レゾナンス』 - Mechanical Resonance (1986年)
- 『グレイト・レイディオ・コントラヴァーシー』 - The Great Radio Controversy (1989年)
- 『サイコティック・サパー』 - Psychotic Supper (1991年)
- 『バスト・ア・ナット』 - Bust a Nut (1994年)
- 『イントゥ・ザ・ナウ』 - Into the Now (2004年)
- 『フォーエヴァー・モア』 - Forever More (2008年)
- 『シンプリシティ』 - Simplicity (2014年)
- Shock (2019年)
アコースティック・スタジオ・アルバム
[編集]- Twisted Wires & the Acoustic Sessions (2011年)
ライブ・アルバム
[編集]- 『ファイヴ・マン・アコースティカル・ジャム』 - Five Man Acoustical Jam (1990年)
- 『リ・プラグド・ライヴ』 - Replugged Live (2001年)
- Standing Room Only (2002年)
- 『アライヴ・イン・ヨーロッパ』 - Alive In Europe (2010年)
- 『メカニカル・レゾナンス・ライヴ!』 - Mechanical Resonance Live (2016年)
- FIVE MAN LONDON JAM (2020年)
コンピレーション・アルバム
[編集]- 『タイムズ・メイキン・チェンジズ~ザ・ベスト・オブ・テスラ』 - Times Makin' Changes - The Best of Tesla (1995年)
- 20th Century Masters - The Millennium Collection: The Best of Tesla (2001年)
- Gold (2008年)
カバー・アルバム
[編集]- Real to Reel (2007年)
- Real to Reel, Vol. 2 (2007年)
オムニバス・アルバム
[編集]- 『レノン&マッカートニー・ソングブック ヘルプ!』 JAN 4988005471376 (2007/05/30)
EP
[編集]- A Peace of Time (2007年)
脚注
[編集]- ^ a b c d e “"Timeline | TESLA BAND | Official Website"”. 2021年9月21日閲覧。
- ^ “米ハードロック・バンド、テスラが5年ぶりの新作『SIMPLICITY』を6月発売”. amass (2014年4月9日). 2018年6月10日閲覧。
- ^ “テスラ、名作『メカニカル・レゾナンス』30周年記念ライヴ・アルバム”. TOWER RECORDS (2016年8月22日). 2018年6月10日閲覧。