テスラ エジソンが恐れた天才
テスラ エジソンが恐れた天才 | |
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Tesla | |
監督 | マイケル・アルメレイダ |
脚本 | マイケル・アルメレイダ |
製作 |
マイケル・アルメレイダ クリスタ・キャンベル パー・メリータ アイゼン・ロビンズ ユーリ・シンガー |
製作総指揮 |
マイラ・アウアド リー・ブローダ ジェフリー・グリーンスタイン アヴィ・ラーナー ラティ・グロブマン ジェフ・ガム イライジャ・ロング ジェフ・ライス マリオ・ピエショト トレヴァー・ショート ロバート・ヴァン・ノーデン ジョナサン・ヤンガー ドロン・ウェバー |
ナレーター | イヴ・ヒューソン |
出演者 |
イーサン・ホーク カイル・マクラクラン イヴ・ヒューソン ジム・ガフィガン |
音楽 | ジョン・パエザーノ |
撮影 | ショーン・プライス・ウィリアムズ |
編集 | キャスリン・J・シューベルト |
製作会社 |
パッセージ・ピクチャーズ イントリンシック・ヴァリュー・フィルムズ ジェフ・ライス・フィルムズ ミレニアム・メディア キャンベル・グロブマン・フィルムズ |
配給 |
IFCフィルムズ ショウゲート |
公開 |
2020年8月21日 2021年3月26日 |
上映時間 | 103分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 |
$362,993[2] 2000万円[3] |
『テスラ エジソンが恐れた天才』(テスラ エジソンがおそれたてんさい、Tesla)は2020年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はマイケル・アルメレイダ、出演はイーサン・ホークとカイル・マクラクランなど。 電流戦争でエジソンに勝利した天才発明家ニコラ・テスラの生涯を描いている。
ストーリー
[編集]1884年、ニコラ・テスラは雇い主のトーマス・エジソンと対立して職を辞すことになった。エジソンが直流方式での送電システムを構築しようとしたのに対し、テスラが交流方式を採用すべきだと主張したことが対立の原因であった。両者の対立は電流戦争へと発展し、最終的にはテスラが勝利を収めた。しかし、その勝利がテスラに栄達をもたらすことはなく、発明のための資金調達に苦心する日々が晩年まで続いた。
本作はテスラに惚れたこともある令嬢、アン・モルガンの語りを通して、「天才肌の発明家」と賞されるテスラの実像を描き出していく。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替[4]
- ニコラ・テスラ: イーサン・ホーク(斉藤康史)
- トーマス・エジソン: カイル・マクラクラン(栗田圭)
- アン・モルガン(語り手): イヴ・ヒューソン(香坂さき)
- ジョージ・ウェスティングハウス: ジム・ガフィガン(清里孝也)
- シゲティ: エボン・モス=バクラック(橘諒)
- ミーナ・エジソン: ハンナ・グロス
- ロバート・アンダーウッド・ジョンソン: ジョシュ・ハミルトン
- ニコルズ: ピーター・グリーン
- アンソニー教授: ジェームズ・アーバニアク
- サラ・ベルナール: レベッカ・デイアン
- J・P・モルガン: ドニー・ケシュウォーズ(野坂尚也)
- キャサリン・ジョンソン: ルーシー・ウォルターズ
- ウィリアム・ケムラー: ブレイク・デロング
- 貴婦人: ロイス・スミス
- アルフレッド・ブラウン: イアン・リスゴー
製作
[編集]マイケル・アルメレイダは本作の脚本を1980年代初頭に書き上げ、1983年には映画化の話が持ち上がった。ところが、ドゥシャン・マカヴェイエフやデヴィッド・リンチのような大物映画監督が関心を示したにも拘らず、一向に製作にこぎ着けることができなかった[5]。
事態が動き始めたのは、脚本完成から30年以上が経過した2018年のことであった。2月12日、イーサン・ホークが本作の主演に迎えられたと報じられた[6]。2019年11月11日、ジョン・パエザーノが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[7]。2020年8月21日、本作のサウンドトラックが発売された[8]。
公開・興行収入
[編集]2020年1月27日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[9]。4月6日、IFCフィルムズが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[10]。7月10日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。8月21日、本作は全米108館で封切られ、公開初週末に4万2165ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場14位となった[12]。
評価
[編集]本作に対する批評家の評価は平凡なものに留まっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには165件のレビューがあり、批評家支持率は59%、平均点は10点満点で5.9点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『テスラ エジソンが恐れた天才』は大胆かつ野心的な作品であるが、リスキーな挑戦の全てが成功しているわけではない。しかし、イーサン・ホークの演技を堪能できることを思えば、そうした欠点にも寛容になれるだろう。」となっている[13]。また、Metacriticには30件のレビューがあり、加重平均値は67/100となっている[14]。
出典
[編集]- ^ “テスラ エジソンが恐れた天才”. 映画.com. 2020年12月26日閲覧。
- ^ “Tesla (2020)” (英語). The Numbers. 2020年12月26日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.39
- ^ “テスラ エジソンが恐れた天才”. INTERFILM. 2021年7月5日閲覧。
- ^ Grobar, Matt (2020年1月30日). “‘Tesla’ Director Michael Almereyda Talks Passion Project 37 Years In The Making — Sundance Studio” (英語). Deadline.com 2020年12月26日閲覧。
- ^ Ritman, Alex (2018年2月12日). “Ethan Hawke to Play Nikola Tesla in Biopic” (英語). The Hollywood Reporter 2020年12月26日閲覧。
- ^ “John Paesano to Score Michael Almereyda’s ‘Tesla’” (英語). Film Music Reporter. (2019年11月11日) 2020年12月26日閲覧。
- ^ “‘Tesla’ Soundtrack Album Released” (英語). Film Music Reporter. (2020年8月21日) 2020年12月26日閲覧。
- ^ Siegel, Tatiana (2019年12月4日). “Sundance Unveils Female-Powered Lineup Featuring Taylor Swift, Gloria Steinem, Abortion Road Trip Drama” (英語). The Hollywood Reporter 2020年12月26日閲覧。
- ^ Lang, Brent (2020年4月6日). “IFC Films Buys Ethan Hawke Drama ‘Tesla’ (EXCLUSIVE)” (英語). Variety 2020年12月26日閲覧。
- ^ “Tesla - Official Trailer HD IFC Films” (英語). YouTube. IFC Films (2020年7月10日). 2020年12月26日閲覧。
- ^ “Domestic 2020 Weekend 34 / August 21-23, 2020” (英語). Box Office Mojo. 2020年12月26日閲覧。
- ^ “Tesla (2020)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年12月26日閲覧。
- ^ “Tesla Reviews” (英語). Metacritic. 2020年12月26日閲覧。
関連項目
[編集]- ルール・ザ・ワールド - 映画終盤でテスラが歌うシーンがある。