テクノ・アニマル
テクノ・アニマル Techno Animal | |
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出身地 | イングランド ロンドン |
ジャンル | イルビエント、ダブ、ポスト・インダストリアル、ダーク・アンビエント |
活動期間 | 1991年 - 2004年 |
レーベル | Pathological、ヴァージン、Blue Angel、Position/Chrome、シティ・スラング、Digital Hardcore、マタドール |
共同作業者 | ゴッド、ゴッドフレッシュ、アイス、ゾウナル |
旧メンバー |
ジャスティン・ブロードリック ケヴィン・マーティン |
テクノ・アニマル(Techno Animal)は、1990年にイギリスのミュージシャン、ジャスティン・ブロードリック(ゴッドフレッシュのバンド・メンバー)とケヴィン・マーティン(ザ・バグと呼ばれたゴッドのバンド・メンバー)によってイングランドのロンドンで結成された電子音楽のデュオ。このデュオは1991年のデビュー作『Ghosts』から6枚のLPをリリースした。彼らはダブ制作をダークでビート志向のアンビエント・ミュージックやパラノイアのテーマとブレンドした[1]。
略歴
[編集]ケヴィン・マーティンは1987年にすでにインダストリアル・メタル・グループのゴッドを結成していた。ジャスティン・ブロードリックは1988年にゴッドフレッシュを結成し、ナパーム・デスでレコーディングを行い、まもなくマーティンと一緒にゴッドに加わった[1]。テクノ・アニマル・プロジェクトは、スタジオでの探求に対するミュージシャンとしての共通の関心から生じ、1990年に実現した[2]。その意図は、プロジェクトをスタジオに限定し、サンプリングを使用して音楽を開発することであり、マテリアルをライブで演奏することは意図していなかった[3]。この名前は「技術的な動物」という概念を指しており、ジャンルとしてのテクノを直接的に指すものではない[2][4]。
テクノ・アニマルのデビュー・アルバム『Ghosts』は1991年にリリースされた。アルバムのレビューで、イングランドの音楽評論家サイモン・レイノルズは、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン、ディー・クルップス、23スキドゥーなど他のサンプル・ベースのミュージシャンたちの音楽と比較した[5]。
2017年、マーティンとブロードリックは15年後に再会し、ゾウナルというバンドを結成した[6]。ブロードリックによると、この新しいプロジェクトはテクノ・アニマルの精神的な継続だという。ゾウナルに関して彼は言った:
「コラボレーションについて再び新鮮なものと感じていました。古い名前の何かを追求したくはなかったんです……ゾウナルは過去のテクノ・アニマルの曲をいくつか演奏していますが、セットのほとんどはゾウナルとしての新しいマテリアルです。それは、テクノ・アニマルとして中断したところからほぼほぼ続いています」。[7]
影響
[編集]特に、テクノ・アニマルの音楽は、電子音楽のミュージシャンであるキッド606にとって重要なインスピレーションの源であり、デビュー・アルバム『Ghosts』は特に影響を与えた。「これは私が今まで聞いた最初の実験的な電子音楽のレコードの1つでした。ケヴィン・マーティンとジャスティン・ブロードリックは早い段階から私に大きな影響を与えてくれました」[8]。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- Ghosts (1991年、Pathological)
- Re-Entry (1995年、Virgin)
- Radio Hades (1998年、Position Chrome)
- Techno Animal Versus Reality (1998年、City Slang)
- Symbiotics (1999年、Force Inc. Music Works) ※with ポーター・リックス
- 『ザ・ブラザーフッド・オヴ・ザ・ボム』 - The Brotherhood of the Bomb (2001年、Matador)
シングル & EP
[編集]- Babylon Seeker (1996年、Blue Angel)
- Unmanned (1996年、Position Chrome)
- "Demonoid" (1997年、City Slang)
- Phobic (1997年、Position Chrome)
- Cyclops (1998年、Position Chrome)
- "Brotherhood of the Bomb"/"Monolith" (1999年、Force Inc. Music Works)
- "Megaton"/"Classical Homicide" (2000年、Matador) ※ダイアレックとのスプリット盤
- "Dead Man's Curse" (2001年、Matador)
- "We Can Build You" (2001年、Matador)
脚注
[編集]- ^ a b Cooper, Sean. “Techno Animal”. Allmusic. 13 September 2014閲覧。
- ^ a b “Techno Animal: Full Discography”. Matador Records (2014年). 13 September 2014閲覧。
- ^ Reynolds, Simon (24 May 2011). Bring the Noise: 20 Years of Writing About Hip Rock and Hip Hop. Soft Skull Press. p. 192 13 September 2014閲覧。
- ^ Broadrick, Justin (21 April 2018). "EX.406 Justin Broadrick – Kicking against the pricks with the Birmingham prodigy". Resident Advisor (Interview). Interviewed by Holly Dicker. 2018年5月17日閲覧。
- ^ “Techno Animal: Ghosts”. Melody Maker. (1991) 8 October 2012閲覧。.
- ^ “Quietus interview”. The Quietus. November 13, 2017閲覧。
- ^ “Metal Invader interview”. Metal Invader. November 13, 2017閲覧。
- ^ “Kid-606: Glitch Glyphs”. The Wire (194–196): 10. (2000) 8 October 2012閲覧。.