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ツルニチニチソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: リンドウ目 Gentianales
: キョウチクトウ科 Apocynaceae
: ツルニチニチソウ属 Vinca
: ツルニチニチソウ V. major
学名
Vinca major
和名
ツルニチニチソウ(蔓日々草)
英名
bigleaf periwinkle

ツルニチニチソウ(蔓日々草、学名Vinca major)は、キョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。ツルギキョウともいうが、キキョウ科にツルギキョウ(学名:Campanumoea maximowiczii)という植物があり、キキョウ科のものが標準和名のツルギキョウである[1]

分布

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ヨーロッパ原産で観賞用に栽培される[2]北アメリカ南アメリカオーストラリア、日本に帰化している[2]

特徴

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Vinca属は蔓性の多年草あるいは亜低木に分類され、日本ではツルニチニチソウ(Vinca major)とさらに小型のヒメツルニチニチソウ(V. minor)の2種が一般的に知られる。茎が地面や石垣などを這い、節から根を出し広がって増える。この性質のため、吊り鉢から茎を垂らしたり、グランドカバーなどに利用される。特にの入る品種が園芸品種として好まれる。斑には、黄色があり、斑の模様も多様であるが、斑入り品種は花付きがよくない傾向がある。耐寒性、耐陰性、耐乾性に優れ周年の鑑賞に耐える[1]

花期は、~初夏。花の形がニチニチソウに似ているが、色は青紫色または白色[1]。柱頭は円盤状をしており、その上にのある突起物があるが、このような柱頭の植物は珍しい。葉は幅広い。ニチニチソウ同様に繁殖力が非常に強く、観賞用によく栽培される。ビンカアルカロイドとは異なるアルカロイドを含む。

参考文献

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  1. ^ a b c ツルニチニチソウ”. みんなの趣味の園芸. NHK出版. 2021年1月3日閲覧。
  2. ^ a b 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七『日本帰化植物写真図鑑 Plant invader 600種』全国農村教育協会、2001年7月26日。ISBN 4-88137-085-5  p.227

関連項目

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