ツクモグサ
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ツクモグサ | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Pulsatilla nipponica (Takeda) Ohwi | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ツクモグサ(九十九草) |
ツクモグサ(九十九草 Pulsatilla nipponica)は、キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。
特徴
[編集]高山植物の中でも開花が最も早く6月上旬ごろから咲き始め、花茎の高さは5cm、花後の茎高は15cmほどになる。花は約3.5cm、上を向いた漏斗状の6枚の萼片が花弁状になり、緑色がかったクリーム色を呈する。萼片は晴れた日には開き、外側は白色の毛で覆われる。葉は掌状に細かく深裂し、はじめ白色の毛をまとうがのちに脱落し緑色となる。
分布と生育環境
[編集]日本固有の高山植物で、高山帯の岩礫地・稜線沿いの風衝草地に生える。分布地は北海道の利尻島・ポロヌプリ山・大雪山群・芦別岳・日高山脈北部、本州の白馬岳・八ヶ岳に限られる。絶滅危惧IB類の絶滅危惧種であり、数百個体が現存すると推定されている[1]。
保護上の位置づけ
[編集]絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト)
ギャラリー
[編集]近縁種
[編集]- オキナグサ(翁草 Pulsatilla cernua )
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 青山潤三『山の花1200』、2003年、平凡社
- 新井和也『高山植物の基本』、2012年、枻出版社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)