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チーズ饅頭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チーズまんじゅうから転送)
宮崎マンゴーを包んだチーズ饅頭

チーズ饅頭(チーズまんじゅう)は、宮崎県銘菓[1]。県を代表するスイーツである[2]

概要

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クッキー生地にクリームチーズを入れた焼菓子である[2][3]

昭和50年代後半に考案され、宮崎県内全域に広がり、それぞれの店で独自のアレンジが加わったチーズ饅頭がつくられるようになった[2]。アレンジの一例として、クッキー生地の外側の部分には、サクサクしたものもあれば、しっとりしたものもあり、中身のクリームチーズもチョコやマンゴーといった様々なフレーバーが加えられたものがある[2]

2024年時点では宮崎県内で200社以上がチーズ饅頭を製造している[4]

歴史

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発祥には諸説ある。

  • 小林市が発祥[1]
    • 1986年に宮崎県小林市の菓子職人・伊藤光輝がチーズ饅頭を考案した[5][6]

風月堂、南国屋今門、菓子処わらべがそれぞれ「元祖」を名乗っており、3店舗とも手作りのチーズ饅頭を製造し、2011年時点ではそれぞれ1日3000個ほどを売り上げる[6]

風月堂
皮がスコーン生地で作られて、時間が経つとしっとり感が出てくる[6]
南国屋今門
植物性のチーズを用いる[1]
菓子処わらべ
皮がサクサク生地で、クッキーに近い固さ[6]

出典

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  1. ^ a b c 岸朝子「南国屋今門のチーズ饅頭」『全国五つ星の手みやげ』(新訂版)東京書籍、2014年、778頁。ISBN 978-4487808267 
  2. ^ a b c d 宮崎銘菓「チーズ饅頭」が新富町ふるさと納税返礼品として受付再開!地元洋菓子店がつくるクッキー風生地と濃厚クリームチーズのコラボレーション』(プレスリリース)こゆ財団、2023年8月26日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000484.000028395.html2024年9月10日閲覧 
  3. ^ 「宮崎みやげ」『まっぷる九州'25』昭文社、2024年、162頁。ISBN 978-4398297600 
  4. ^ 「アンテナショップが推す美味しいもの128」『Discover Japan』2024年3月号、ディスカバー・ジャパン、98頁。 
  5. ^ チーズ饅頭誕生秘話”. 風月堂. 2024年9月10日閲覧。
  6. ^ a b c d 2011年5月22日放送#宮崎発「チーズ饅頭」”. がっちりマンデー!!. TBSテレビ (2011年5月22日). 2024年9月10日閲覧。