チャールズ・サマーズ=コックス (第3代サマーズ伯爵)
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第3代サマーズ伯爵チャールズ・サマーズ・サマーズ=コックス(Charles Somers Somers-Cocks, 3rd Earl Somers, 1819年7月14日 - 1883年9月26日)は、イギリスの貴族・政治家。襲爵前の1841年から1852年まではイーストノア子爵(Viscount Eastnor)の称号で呼ばれた。写真家ジュリア・マーガレット・キャメロンの義弟、作家ヴァージニア・ウルフの義理の大叔父。
生涯
[編集]第2代サマーズ伯爵ジョン・サマーズ=コックスと第3代ハードウィック伯爵フィリップ・ヨークの娘レディ・キャロライン・ハリエット・ヨークの間に生まれる[1]。1841年より1847年まで[2]、保守党所属でライゲート選挙区選出の庶民院議員を務めた。1852年父の死に伴い伯爵位を襲爵、同時に貴族院議員となる。1853年から1855年までアバディーン連立内閣の、1855年から1857年まで第1次パーマストン自由党内閣の指名による王室侍従を務めた。
1850年ベンガル高等文官ジェームズ・パトル(1775年 - 1845年)の7人の娘たちのうちの六女、ヴァージニア・パトル(1829年 - 1910年)と結婚し、間に3人の娘をもうけ、うち2人が成人した[1]。
- イザベラ・キャロライン・サマーズ=コックス(1851年 - 1921年) - ヘンリー・サマセット卿と結婚[1]
- アデライン・メアリー・サマーズ=コックス(1852年 - 1920年) - 第10代ベッドフォード公爵ジョージ・ラッセルと結婚[3]
1883年の死去時、男子相続者が無いためサマーズ伯爵位及びイーストノア子爵位は廃絶した[1]。従属爵位のサマーズ男爵は従甥のフィリップ・レジナルド・コックスが継承した[1]。
引用
[編集]- ^ a b c d e Cokayne, George Edward; White, Geoffrey H., eds. (1953). The Complete Peerage, or a history of the House of Lords and all its members from the earliest times (Skelmersdale to Towton) (英語). Vol. 12.1 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press. p. 34.
- ^ Craig, F. W. S. (1989) [1977]. British parliamentary election results 1832–1885 (2nd ed.). Chichester: Parliamentary Research Services. p. 252. ISBN 0-900178-26-4
- ^ Adeline, Duchess of Bedford - A character study, 1 May 1920, The Spectator, Retrieved 22 April 2016
参考文献
[編集]- History of the Somers-Cocks family
- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by Viscount Eastnor
グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会 | ||
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先代 イーストノア子爵 |
庶民院議員(ライゲート選挙区選出) 1841年– 1847年 |
次代 トマス・サマーズ=コックス |
公職 | ||
先代 タルボット伯爵 |
侍従(院内幹事) 1853年 – 1857年 |
空位 |
イギリスの爵位 | ||
先代 ジョン・サマーズ=コックス |
サマーズ伯爵 1852年 – 1883年 |
断絶 |
グレートブリテンの爵位 | ||
先代 ジョン・サマーズ=コックス |
サマーズ男爵 1852年 – 1883年 |
次代 フィリップ・レジナルド・コックス |