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チャン・チャン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 南緯8度6分40秒 西経79度04分32秒 / 南緯8.11111度 西経79.07556度 / -8.11111; -79.07556

世界遺産 チャン・チャン遺跡地帯
ペルー
チャンチャン遺跡の壁面レリーフ
チャンチャン遺跡の壁面レリーフ
英名 Chan Chan Archaelogical Zone
仏名 Zone archéologique de Chan Chan
登録区分 文化遺産
登録基準 (1), (3)
登録年 1986年
備考 危機遺産(1986年 - )
公式サイト 世界遺産センター(英語)
使用方法表示

チャン・チャン(ラテン文字表記:Chan Chan、ムチク語:Jang-Jang)は、ペルー共和国北西部トルヒーリョ近郊にある遺跡チムー文明の首都で、チャンチャンとは「輝ける太陽」の意。

1986年世界遺産に登録された、南米最大の古代都市。太平洋岸に位置する。

主な遺構

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建物の壁は日干し煉瓦で作られており、部屋どうしの仕切りは、砂漠地帯特有の暑さを和らげる目的で、風通しの良い網目状になっている。

シウダデラ

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王の宮殿。一人の王のために一つのシウダデラが作られ、敷地内には9つある。シウダデラの最奥は王の墓となっている。

公開されているものの一つは、高さ 10 m、底辺 7 m のアドベ)の城壁で囲まれており、入り口は 2 m ほどの狭い通路の一箇所のみ。城壁の内側には、約 6000 平方メートル(サッカーコートとほぼ同じ)の広場を持つ。

アウディエンシア

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シウダデラ内で、王への貢物を献上するための場所といわれる。

部屋ごとに異なるレリーフによって装飾がなされており、それぞれのレリーフは貢物の種類を表し、貢物の種類によって部屋を使い分けていたと考えられている。

灌漑用水路

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全長 74 km、幅 10 m の灌漑用水路(カナール)跡。アンデス山脈の雪解け水を農地へ導いた。

チャン・チャンの風景

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シウダデラの壁の内側

登録基準

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この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。

外部リンク

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