チャンネル4ニュース
チャンネル4ニュース Channel 4 News | |
---|---|
司会者 |
クリシュナン・グル=マーシー マット・フライ キャシー・ニューマン ジャッキー・ロング ファティマ・マンジ |
国・地域 | イギリス |
言語 | 英語 |
各話の長さ |
55分 (月曜日〜金曜日) 20〜30分(土曜日・日曜日) |
製作 | |
製作 | ITN |
放送 | |
放送チャンネル | チャンネル4 |
放送期間 | 1982年11月2日 | - 放送中
公式ウェブサイト | |
番組年表 | |
関連番組 | More4ニュース(廃止) |
『チャンネル4ニュース(Channel 4 News)』は、イギリスのテレビジョン放送局・チャンネル4のメインニュース番組。ITNによって制作され、1982年11月の開局以来運用されている。
現在の番組
[編集]チャンネル4ニュース
[編集]『チャンネル4ニュース』は、チャンネル4の夜のメインニュース番組の名称。
編集長はエスメ・レンで、2022年に任命された[1]。クリシュナン・グル=マーシー、キャシー・ニューマン、マット・フライ、ジャッキー・ロング、ファティマ・マンジがプレゼンターを務め、月曜日〜木曜日の19:00〜19:55まで、金曜日の19:00〜19:30まで、週末の変動時間に放送される。アレックス・トムソンが主任記者である。
イギリスで最も視聴率の高いテレビ番組の1つであり、2006年2月には王立テレビジョン協会テレビジョン賞(Television Awards)で記録的な5回を受賞した。その中には、ジョン・スノウの年間最優秀テレビジャーナリスト賞(TV Journalist of the Year)、司法長官漏洩事件でのホームニュース賞(Home News Award)、コンゴのブリキの兵隊での国際ニュース賞(International News Award)などが含まれる。
2004年にニュース報道(News Coverage)英国アカデミー賞テレビ部門を受賞し、アメリカ国外で制作及び放送された最優秀ニュース番組として2004年国際エミー賞を受賞した。ジョン・スノウは、ニュースと時事問題の世界への顕著な貢献により、2005年にリチャード・ディンブルビー(Richard Dimbleby)英国アカデミー賞テレビ部門を受賞した。
2011年11月、リアム・ダットンがBBCウェザーからチャンネル4史上初の気象プレゼンターに就任した[2]。2018年に放送された「ガーディアン」及び「ニューヨーク・タイムズ」と連動したケンブリッジ・アナリティカの暴露番組はピーボディ賞を受賞した[3]。
2021年4月、チャンネル4とITNは、32年間務めたスノウが降板すると発表した[4]。自身最後の放送は同年12月23日だった[5]。
チャンネル4ニュース・サマリー
[編集]12:00枠の『チャンネル4ニュース・アット・ヌーン』の代替として、2009年12月21日に『チャンネル4ニュース・サマリー(Channel 4 News Summary)』が初放送され、5分間のニュースの概要が放送された。
過去の番組
[編集]チャンネル・フォー・ニュース・アット・ヌーン
[編集]『チャンネル・フォー・ニュース・アット・ヌーン(Channel Four News at Noon)』は、イラク戦争期間中の2003年に初めて導入され、すぐに成功したため、チャンネル4の昼間のスケジュールで継続された(競馬の生中継時を除く)。クリシュナン・グル=マーシーがプレゼンターを務めた。かつては、この枠の番組は同じくITNがチャンネル4向けに制作した政治ニュース番組『パワーハウス(Powerhouse)』だった。2009年の景気後退による広告の低迷の結果、同年12月18日に最終回が放送された『More4ニュース』と共に打ち切りとなり、5分間の『チャンネル4ニュース・サマリー』に置き換えられた[6]。
More4ニュース
[編集]姉妹チャンネルのMore4で月曜日から金曜日まで放送された『More4ニュース』は、サラ・スミス、その後カイリー・モリスがアンカーを務め、特定の問題を深く掘り下げることを目的として30分間放送された。2009年の景気後退による広告の低迷の結果、同年12月18日に最終回が放送された『チャンネル・フォー・ニュース・アット・ヌーン』と共に打ち切られた[6]。
放送チーム
[編集]現在のニュースキャスター
[編集]
|
過去のニュースキャスター
[編集]- サラ・ホッグ(1982年 - 1985年)
- トレバー・マクドナルド(1982年 - 1989年)
- ギャビン・スコット(1982年 - 1986年)
- ピーター・シッソンズ(リードプレゼンター:1982年 - 1989年)
- ジョン・スーシェ(1982年 - 1988年)
- サンディ・ゴール(1983年 - 1984年)
- アラステア・スチュワート(1983年 - 1987年)
- スー・タートン(1983年 - 2010年)
- キャロル・バーンズ(1984年 - 1992年)
- ソニア・ルゼラー(1984年 - 1992年)
- ニコラス・オーウェン(1985年 - 1991年)
- スー・カーペンター(1988年 - 1990年)
- ゼイナブ・バダウィ(1989年 - 1998年)
- ジョン・スノウ(リードプレゼンター:1989年 - 2021年)
- フィオナ・アームストロング(1990年 - 1991年)
- ダーモット・マーナハン(1992年 - 1995年)
- アレックス・トムソン(1999年 - 2004年)
- サミラ・アーメッド(2000年 - 2011年)
- ケイティ・ラザール(2005年 - 2015年)
- シーナ・マクドナルド
記者/編集長
[編集]- 総合
- アレックス・トムソン(主任記者)
- ファティマ・マンジ(リポーター)
- アイシャ・タル(ニュース担当記者)
- キラン・ムードリー(Kiran Moodley、リポーター)[7]
- 政治
- ゲイリー・ギボン(政治担当編集長)
- 全国・地域
- クレア・ファロン(イングランド北部担当記者)
- 国際
- 保健
- データ
- キアラン・ジェンキンス(データ担当記者・プレゼンター)
- スポーツ
- ケメ・ンゼレム(スポーツ担当記者)
- ジョーダン・ジャレット=ブライアン(スポーツリポーター)
ソース:[9]
気象予報士
[編集]年 | 予報士 | 肩書 | その他の役割 |
---|---|---|---|
2011年 - | リアム・ダットン(Liam Dutton) | 気象予報士 |
デザインチーム
[編集]年 | 肩書 | ||
---|---|---|---|
2007年 - | サム・ワップルズ(Sam Wapples) | グラフィック部門責任者 | |
1989年 - 1994年 | ジョナサン・スペンサー(Jonathan Spencer) | グラフィックデザイナー | |
1994年 - | ファブリツィオ・ヴィアーニ(Fabrizio Viani) | シニアデザイナー | |
1997年 - | マイク・スミス(Mike Smith) | シニアデザイナー | |
1998年 - | イアン・ワトキンス(Ian Watkins) | グラフィック部門副責任者 | |
2005年 - | スー・カーリー=ショーン(Sue Kearley-Schon) | シニアデザイナー | |
2012年 - | ケビン・オデル(Kevin O'Dell) | シニアデザイナー |
非放送メディア
[編集]『チャンネル4ニュース』は、ニュースチームからのニュースの洞察や分析を提供するためにジャーナリストが執筆した様々なブログなど、放送以外の様々なメディアも制作している[10]。報道記者チームからの毎日の無料メール「Snowmail」も作成しており、その日のニュースの議題やニュースルームの舞台裏についての個人的な見解を伝えている[11]。
歴史的な役割
[編集]2003年、イギリスの政治危機を引き起こした怪しい調査書の記事を報道した[12]。
保守党の選挙費用スキャンダルの記事は、マイケル・クリックによって最初に明らかにされ、その後1年以上にわたって追及された[13]。
2018年3月、『チャンネル4ニュース』による潜入調査でケンブリッジ・アナリティカの選挙活動が調査された[14]。
撤回
[編集]2017年のウェストミンスター襲撃事件の夜、『チャンネル4ニュース』は、死亡した襲撃犯の名前を「トレバー・ブルックス(Trevor Brooks)」としても知られるアブ・イザディーン(Abu Izzadeen)と特定できたと主張した。この主張は「インデペンデント」紙と「デイリー・ミラー」紙でも繰り返された。しかし、イザディーンの弁護士が彼は生きていて服役していると述べたため、同じ番組中に放送の撤回を余儀なくされた[15]。なお、実際の実行犯は、ハリド(カーリド)・マスード(英: Khalid Masood)である。
テーマ音楽
[編集]『チャンネル4ニュース』のタイトルの音楽は、アラン・ホークショーの「Best Endeavours」をオーケストレーションしたものである[16]。これはチャンネルの開局から数ヶ月後に導入され、開始以来使用され続けている。
脚注
[編集]- ^ “Channel 4 News Unveils 'Newsnight's' Esme Wren As Editor”. (2 November 2021)
- ^ Biography Liam Dutton
- ^ “The Best Stories of 2018”. Peabody Awards (24 June 2019). 28 February 2020閲覧。
- ^ “Jon Snow: Iconic British News Anchor To Leave Channel 4 News After 32 Years”. (29 April 2021) 29 April 2021閲覧。
- ^ “Jon Snow bows out of Channel 4 News after 32 years”. BBC News. (23 December 2021)
- ^ a b Deans, Jason (5 August 2009). “The Guardian – Channel 4 to axe News at Noon and More4 News”. London 5 August 2009閲覧。
- ^ “Kiran Moodley, Reporter”. 2023年12月23日閲覧。
- ^ “Search Results for "ruben reuter"”. 2023年12月23日閲覧。
- ^ “Team”. 2023年12月23日閲覧。
- ^ “Channel 4 News Blogs Home”. Channel 4 News. 29 September 2013閲覧。
- ^ “General Enquiries: What is Snowmail?”. Channel 4. 29 September 2013閲覧。
- ^ Rush, Julian (6 February 2003). “Downing St dossier plagiarised”. Channel 4 News (ITN) 13 August 2014閲覧。 Article includes link to video clip of the associated Channel 4 News television programme.
- ^ Ed Howker and Guy Basnett (23 March 2017). “The inside story of the Tory election scandal”. ガーディアン 4 July 2017閲覧。
- ^ “Revealed: Trump's election consultants filmed saying they use bribes and sex workers to entrap politicians”. Channel 4 News. (19 March 2018) 20 March 2018閲覧。
- ^ “Channel 4 News apologise for incorrectly naming man responsible for Westminster attacks”. Joe (22 March 2017). 2023年12月24日閲覧。
- ^ “Thank you for the Channel 4 News music”. Channel 4 News. Channel 4 (15 December 2010). 13 August 2014閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式サイト
- Watch Channel 4 News online
- ITN.co.uk
- Channel 4 News (@Channel4News) - X(旧Twitter)