コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

チャンス・アダムス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャンス・アダムス
Chance Adams
コロラド・ロッキーズ (マイナー)
ニューヨーク・ヤンキース時代
(2018年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アリゾナ州マリコパ郡スコッツデール
生年月日 (1994-08-10) 1994年8月10日(30歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 MLBドラフト5巡目
初出場 2018年8月4日
年俸 $556,725(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

チャンス・アダムスChance Adams, 1994年8月10日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州マリコパ郡スコッツデール出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBコロラド・ロッキーズ傘下所属。

経歴

[編集]

プロ入りとヤンキース時代

[編集]

2015年MLBドラフト5巡目(全体153位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され[2]、プロ入り。契約後、傘下のA-級スタテンアイランド・ヤンキースでプロデビュー。また、A級チャールストン・リバードッグスとA+級タンパ・ヤンキースでもプレーし、3球団合計で14試合に登板して3勝1敗、防御率1.78、45奪三振を記録した。

A+級タンパ・ヤンキース時代
(2016年4月9日)

2016年はA+級タンパとAA級トレントン・サンダーでプレーし、2球団合計で25試合(先発24試合)に登板して13勝1敗、防御率2.33、144奪三振を記録した。

2017年はAA級トレントンとAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーし、2球団合計で27試合に先発登板して15勝5敗、防御率2.45、135奪三振を記録した。

2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは、ヤンキースの組織内で6位(シーズン途中で4位に上昇)にランクインした[3]。シーズンでは開幕からAAA級スクラントン・ウィルクスバリでプレーし、8月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[4]。メジャーデビューとなった同日のボストン・レッドソックス戦では先発して5回3失点の投球で敗戦投手となった[5]。この年メジャーでは先発で1試合、リリーフで2試合に登板し、0勝1敗、防御率7.04、WHIP1.57だった。

2019年はリリーフ要員として前年を上回る13試合に登板し、5月25日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャー初勝利を挙げた[6]。オフの12月18日にDFAとなった[7]

ロイヤルズ時代

[編集]

2019年12月23日にクリスチャン・ペレスとのトレードで、ロイヤルズへ移籍した[8]

2020年8月24日のセントルイス・カージナルス戦でロイヤルズの選手として初登板を果たした。オフの10月にはトミー・ジョン手術を受け[9]、11月20日にマイナー契約で傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ配属された[10]

2021年はシーズンの大半をリハビリに費やし、終盤の9月に復帰を果たしてルーキー級ACLロイヤルズ英語版とAAA級オマハで計6試合に登板したが、防御率8.53と苦戦した。シーズン終了後の11月7日にFAとなった。

2022年は無所属だった。

ロッキーズ傘下時代

[編集]

2023年5月15日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ[11]

投球スタイル

[編集]

内野手のようなテイクバックの小さいフォームから放る90mph台の速球とスライダーが武器である[12]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2018 NYY 3 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 34 7.2 8 3 4 0 0 4 0 0 7 6 7.04 1.57
2019 13 0 0 0 0 1 1 1 0 .500 124 25.1 39 7 11 0 2 23 1 1 25 24 8.53 1.97
2020 KC 6 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 40 8.2 15 1 0 0 0 6 2 0 9 9 9.35 1.73
MLB:3年 22 1 0 0 0 1 2 1 0 .333 198 41.2 62 11 15 0 2 33 3 1 41 39 8.42 1.85
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


投手(P)












2018 NYY 3 1 0 0 0 1.000
2019 13 0 2 0 0 1.000
2020 KC 6 0 1 0 0 1.000
MLB 22 1 3 0 0 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 43(2018年)
  • 35(2019年 - 同年途中)
  • 72(2019年途中 - 同年終了)
  • 48(2020年)

脚注

[編集]
  1. ^ Chance Adams Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年3月10日閲覧。
  2. ^ Cody Derespina (2015年6月9日). “Major League Baseball first-year player draft Day 2: Yankees and Mets selections” (英語). Newsday.com. 2018年7月3日閲覧。
  3. ^ 2018 MLB Prospects Watch – New York Yankees Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on July 3, 2018.
  4. ^ Blake Richardson (2017年8月4日). “Kahnle rejoins 'pen, then optioned to Triple-A” (英語). MLB.com. 2018年8月6日閲覧。
  5. ^ New York Yankees at Boston Red Sox Box Score, August 4, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年8月6日閲覧。
  6. ^ Bryan Hoch (2019年5月25日). “Yanks ride 26th man, big inning to 7th straight W” (英語). MLB.com. 2019年10月2日閲覧。
  7. ^ Jeff Todd (2019年12月17日). “Yankees Announce Gerrit Cole Signing, Designate Chance Adams” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年12月19日閲覧。
  8. ^ Zachary Silver (2019年12月23日). “Yanks, Royals swap RHP and INF prospect” (英語). MLB.com. 2019年12月24日閲覧。
  9. ^ Steve Adams (2020年11月20日). “Royals’ Chance Adams Undergoes Tommy John Surgery” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月27日閲覧。
  10. ^ Anthony Franco (2020年11月23日). “Royals Release Glenn Sparkman” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月27日閲覧。
  11. ^ MLB公式プロフィール参照。2023年8月11日閲覧。
  12. ^ 「2018 プロスペクト・ランキングTOP101」『隔月刊スラッガー』2018年5月号 日本スポーツ企画出版社 47頁

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]