チャイルド・オブ・ゴッド (映画)
チャイルド・オブ・ゴッド | |
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Child of God | |
監督 | ジェームズ・フランコ |
脚本 |
ジェームズ・フランコ ヴィンス・ジョリヴェット |
原作 | コーマック・マッカーシー『チャイルド・オブ・ゴッド』(早川書房) |
製作 |
ヴィンス・ジョリヴェット マイルズ・レヴィ キャロライン・アラゴン |
出演者 |
スコット・ヘイズ ティム・ブレイク・ネルソン ジェームズ・フランコ ジム・パラック |
音楽 | アーロン・エンブリー |
撮影 | クリスティーナ・ヴォロス |
編集 | カーティス・クレイトン |
製作会社 | ラビットバンディーニ・プロダクションズ |
配給 |
ウェル・ゴー・USAエンターテインメント トランスワールドアソシエイツ |
公開 |
2014年8月1日 2018年8月3日 |
上映時間 | 104分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $37,949[2] |
『チャイルド・オブ・ゴッド』(原題:Child of God)は2013年に公開されたアメリカ合衆国のサスペンス映画である。監督はジェームズ・フランコ、主演はスコット・ヘイズが務めた。本作はコーマック・マッカーシーが1973年に発表した同名小説を原作としている。
概略
[編集]1960年代、テネシー州。レスター・バラードは山奥の小屋で極貧暮らしを送っていたが、元来の暴力的な性格も災いし、彼に救いの手を差し伸べようとする者は一人もいなかった。そして、ついには小屋すらも失ってしまい、洞窟で寝起きすることを余儀なくされた。何もかもを失ったレスターは自暴自棄になり、ついには悪の道へ足を踏み入れてしまう。
日本語訳
[編集]キャスト
[編集]- レスター・バラード:スコット・ヘイズ
- フェイト保安官:ティム・ブレイク・ネルソン
- ジェリー:ジェームズ・フランコ
- コットン:ジム・パラック
- ガーリー:ファロン・グッドソン
- アーネスト:ヴィンス・ジョリヴェット
- 最初の犠牲者:ニナ・リエティ
- ジョン・グリア:ブライアン・ラリー
- ミスター・フォックス:ボイド・スミス
製作
[編集]2011年9月16日、ジェームズ・フランコがコーマック・マッカーシーの小説『チャイルド・オブ・ゴッド』の映画化に着手していると報じられた[3]。2012年2月6日、ティム・ブレイク・ネルソンの起用が発表された[4]。同月、本作の主要撮影がウェストバージニア州で始まった[5]。
公開・興行収入
[編集]2013年8月28日、本作のティーザー・トレイラーが公開された[6]。31日、本作は第70回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された[7]。9月8日には第38回トロント国際映画祭で[8]、29日にはニューヨーク映画祭で本作の上映が行われた[9]。2014年5月9日、ウェル・ゴー・USAエンターテインメントが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[10]。6月27日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。8月1日、本作は全米8館で限定公開され、公開初週末に2万7630ドル(1館あたり3453ドル)を稼ぎだし、週末興行収入ランキング初登場53位となった[12]。
評価
[編集]本作に対する批評家の評価は伸び悩んでいる。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには50件のレビューがあり、批評家支持率は42%、平均点は10点満点で4.9点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「原作に並々ならぬ敬意を払った作品ではあるが、原作に匹敵する出来映えの作品ではない。ジェームズ・フランコには、コーマック・マッカーシーの小説を映画化するだけの力量がなかったと言える。」となっている[13]。また、Metacriticには17件のレビューがあり、加重平均値は50/100となっている[14]。
出典
[編集]- ^ “チャイルド・オブ・ゴッド”. 映画.com. 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Child of God (2014)”. The Numbers. 2021年1月4日閲覧。
- ^ “James Franco Planning To Adapt Cormac McCarthy's 'Child of God'”. Screen Rant (2011年9月16日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “So, James Franco Is Already Filming Cormac McCarthy’s ‘Child Of God’ With Tim Blake Nelson Starring”. Indiewire (2012年2月6日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “James Franco Shooting Cormac McCarthy Movie in West Virginia”. showbiz411 (2011年2月6日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Hot Trailer: James Franco’s ‘Child Of God’”. Deadline.com (2013年8月28日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Venice film festival 2013: the full line-up”. The Guardian (2013年7月25日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “TIFF 2013 Adds THE WIND RISES, HOW I LIVE NOW, FADING GIGOLO, SOUTHCLIFFE, James Franco's CHILD OF GOD, and More”. Collider (2013年8月13日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “New York Film Festival Unveils Lineup”. Variety (2013年8月19日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “James Franco’s ‘Child Of God’ Acquired By Well Go USA”. Deadline.com (2014年5月9日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Hot Trailer: James Franco’s ‘Child Of God’”. Deadline.com (2014年6月27日). 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Domestic 2014 Weekend 31/August 1-3, 2014”. Box Office Mojo. 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Child of God”. Rotten Tomatoes. 2021年1月4日閲覧。
- ^ “Child of God (2014)”. Metacritic. 2021年1月4日閲覧。