チオシアン酸ヒドロラーゼ
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チオシアン酸ヒドロラーゼ(Thiocyanate hydrolase, EC 3.5.5.8)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- チオシアン酸 + 2 H2O 硫化カルボニル + アンモニア + HO-
従って、この酵素の2つの基質は、チオシアン酸と水、一方、3つの生成物は、硫化カルボニルとアンモニアと水酸化物イオンである。
この酵素は、加水分解酵素の中で、ペプチド結合以外の炭素-窒素結合、特にニトリルに作用するものとして分類される。系統名は、チオシアン酸アミノヒドロラーゼ(thiocyanate aminohydrolase)である。
構造
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[編集]2007年末時点で、4個の三次構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、2DD4、2DD5、2DXB及び2DXCである。
出典
[編集]- “Cloning of genes coding for the three subunits of thiocyanate hydrolase of Thiobacillus thioparus THI 115 and their evolutionary relationships to nitrile hydratase”. J. Bacteriol. 180 (10): 2583–9. (1998). doi:10.1128/JB.180.10.2583-2589.1998. PMC 107207. PMID 9573140 .
- “A thiocyanate hydrolase of Thiobacillus thioparus. A novel enzyme catalyzing the formation of carbonyl sulfide from thiocyanate”. J. Biol. Chem. 267 (13): 9170–5. (1992). PMID 1577754.