ダーク (テレビドラマ)
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Dark ダーク | |
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ジャンル | |
原案 | |
テーマ曲作者 | アパラット |
作曲 | Ben Frost |
オープニング |
アパラット 「Goodbye」 feat. Soap&Skin |
国・地域 |
ドイツ アメリカ合衆国 |
言語 | ドイツ語 |
シーズン数 | 3 |
話数 | 26(各話リスト) |
各話の長さ | 45–73分 |
製作 | |
製作総指揮 |
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撮影地 | ドイツ |
撮影監督 | Nikolaus Summerer |
製作 | Wiedemann & Berg Television |
放送 | |
放送チャンネル | Netflix |
映像形式 | 4K (Ultra HD) |
放送期間 | 2017年12月1日 | - 2020年6月27日
公式ウェブサイト |
『ダーク』(原題: Dark)は、2017年から放送されているドイツのテレビドラマシリーズ[1]。ドイツの町で起こった子どもの失踪事件をきっかけに、4つの家族の秘密が暴かれるミステリードラマ。制作・脚本はバラン・ボー・オダー、ヤンチェ・フリーゼが務める[2]。2017年12月1日に第1シーズンがNetflixから全世界へ配信され、2020年6月27日に最終となる第3シーズンが配信され完結した[3][4]。
あらすじ
[編集]2019年、ドイツの小さな田舎町ウィンデンで子供の連続失踪事件が起こる。似たような事件が33年前の1986年にも起こっており、町の人々は事件の真相に迫っていく。そこには4つの家族の何世代にも渡る秘密が隠されていた[5]。
登場人物
[編集]カーンヴァルト家
[編集]- ヨナス・カーンヴァルト
- 演 - ルイス・ホフマン
- 演 - アンドレーアス・ピーチュマン
- ミハエルとハンナの一人息子。2019年には黄色いレインジャケットをよく着ている。
- ミハエル・カーンヴァルト
- 演 - セバスティアン・ルドルフ
- ヨナスの父親。イネスの養子。物語の数ヶ月前に自殺した。
- イネス・カーンヴァルト
- 演 - レナ・ウルゼンドフスキー
- 演 - アネ・ラテ=ポレ
- 演 - アンゲラ・ヴィンクラー
- ミハエルの養母。ダニエルの娘。町の病院の看護師として働く。
- セバスチャン・クルーガー
- 演 - デニス・シュミット
- ハンナの父。
- ダニエル・カーンヴァルト
- 演 - フロリアン・パンズナー
- イネスの父。町の警察署長。
ニールセン家
[編集]- マルタ・ニールセン
- 演 - リサ・ヴィカリ
- 演 - ニーナ・クロニェーガー
- 演 - バーバラ・ニュース
- ウルリッヒとカタリーナの長女。兄弟はミッケルとマグヌス。バルトシュ・ティーデマンと恋仲で、数ヶ月前にはヨナス・カーンヴァルトと関係があった。
- マグヌス・ニールセン
- 演 - モリッツ・ヤーン
- 演 - ヴォルフラム・コッホ
- ウルリッヒとカタリーナの長男。兄弟はミッケルとマルタ。フランツィスカ・ドップラーと仲が良い。
- ミッケル・ニールセン
- 演 - ダーン・レナール・リーブレンツ
- ウルリッヒとカタリーナの末っ子。兄弟はマルタとマグヌス。森で姿を消す。
- ウルリッヒ・ニールセン
- 演 - ルドルフ・ベーケルマン
- 演 - オリヴァー・マスッチ
- 演 - ヴィンフリート・グラツェダー
- ミッケル、マルタ、マグヌスの父親。妻はカタリーナ。父はトロンテ、母はヤーナ。町の警察官として働き、シャルロッテ・ドップラーは同僚。
- カタリーナ・ニールセン
- 演 - ネーレ・トゥレプス
- 演 - ヨルディス・トリーベル
- ミッケル、マルタ、マグヌスの母親。校長として働く。
- マッツ・ニールセン
- 演 - ヴァレンティン・オッペルマン
- ウルリッヒの弟で、1986年に失踪した。
- トロンテ・ニールセン
- 演 - ジョシオ・マーロン
- 演 - フェリックス・クラマー
- 演 - ウォルター・クライ
- ウルリッヒの父親で、妻はヤーナ。母はアグネス。
- ヤーナ・ニールセン
- 演 - ライク・シンドラー
- 演 - アン・レビンスキー
- 演 - タチア・ザイプト
- ウルリッヒの母親で、夫はトロンテ。
- アグネス・ニールセン
- 演 - ヘレナ・ピエスケ
- 演 - アンチュ・トラウェ
- トロンテの母親。1953年にトロンテと共にウィンデンの町に越してくる。エゴン・ティーデマンの家に部屋を借り、エゴンの妻ドリス・ティーデマンと深い仲になる。
ドップラー家
[編集]- フランツィスカ・ドップラー
- 演 - ジーナ・アリス・スティービッツ
- 演 - カリーナ・ビーゼ
- ペーターとシャルロッテの長女。マグヌス・ニールセンと仲が良い。
- エリザネート・ドップラー
- 演 - カルロッタ・フォン・ファルケンヘイン
- 演 - サンドラ・ボークマン
- ペーターとシャルロッテの次女。耳が聞こえない。
- ペーター・ドップラー
- 演 - パブロ・ストリーベック
- 演 - シュテファン・カンプヴィルト
- フランツィスカとエリザネートの父親。心理学者として働く。父はヘルゲ。
- シャルロッテ・ドップラー
- 演 - ステファニー・アマレル
- 演 - カロリーヌ・アイヒホルン
- フランツィスカとエリザネートの母親。町の警察官として働き、ウルリッヒ・ニールセンは同僚。
- ヘルゲ・ドップラー
- 演 - トム・フィリップ
- 演 - ペーター・シュナイダー
- 演 - ヘルマン・バイアー
- ベルントとグレタの息子で、ペーターの父親。1986年には原子力発電所の従業員として働いてたが、2019年には精神を病んで病院にいる。
- ベルント・ドップラー
- 演 - アナトール・トーブマン
- 演 - ミヒャエル・メンドル
- ヘルゲの父親で、妻はグレタ。1953年の原子力発電所のトップで、豪邸に住む。
- グレタ・ドップラー
- 演 - コルデリア・ヴィーゲ
- ヘルゲの母親で、夫はベルント。ヘルゲに冷たい態度を取っている。
ティーデマン家
[編集]- バルトシュ・ティーデマン
- 演 - ポール・ルクス
- 演 - ロマン・クニズカ
- レジーナとアレクサンダーの一人息子。マルタ・ニールセンと恋仲にある。
- レジーナ・ティーデマン
- 演 - リディア・マクリデス
- 演 - デボラ・カウフマン
- バルトシュの母親。クラウディアの娘。森のホテルを経営する。
- アレクサンダー・ティーデマン
- 演 - ベラ・ガボール・レンツ
- 演 - ペーター・ベネディクト
- バルトシュの父親。2019年の原子力発電所の所長。結婚前の姓はケーラー。本名はボリス・ニーヴァルト。
- クラウディア・ティーデマン
- 演 - グウェンドリン・ゲーベル
- 演 - ジュリカ・ジェンキンス
- 演 - リサ・クロイツァー
- レジーナの母親。エゴンとドリスの娘。1986年の原子力発電所の所長。1953年にはヘルゲ・ドップラーの家庭教師をしていた。左右の眼の色が異なる。
- エゴン・ティーデマン
- 演 - ゼバスティアン・フールク
- 演 - クリスティアン・ペッツォルト
- クラウディアの父親。妻はドリス。町の警察官として働く。アグネスとトロンテのニールセン親子が部屋を借りている。
- ドリス・ティーデマン
- 演 - ルイーゼ・ハイヤー
- クラウディアの母親。夫はエゴン。家に越してきたアグネス・ニールセンと深い仲になる。
- シリヤ・ティーデマン
- 演 - オーロラ・デルヴィジ
- 演 - レア・ファン・アッケン
- 演 - リッシー・パーンタラー
- ハンナとイーゴンの娘。バルトシュの妻となり、ノアとアグネスの母。
その他
[編集]- ノア
- 演 - マックス・シンメルフェニッヒ
- 演 - マルク・ヴァシュケ
- 失踪事件で目撃された神父の格好をした男。
- アダム
- 演 - ディートリッヒ・ホリンダーボイマー
- シーク・ムンドゥスのリーダーで、事件の黒幕とされる人物。
- HGタンハウス
- 演 - アルント・クラビッター
- 演 - クリスチャン・シュタイアー
- 時計職人で『時間の旅』の著者。シャルロッテ・ドップラーの保護者。
- ベニ / バーナデッテ
- 演 - アントン・ルバートソフ
- トランスジェンダーの売春婦で、町の外れのトレーラーに住んでいる。トーベン・ウェラーは兄弟。
- トーベン・ウェラー
- 演 - レオポルド・ホルヌング
- 黒い眼帯を付けている警察の捜査官。ベニは兄弟。
- クラウゼン
- 演 - シルヴェスター・グロート
- 2020年に着任した警察の捜査主任。失踪事件を調べ直している。
- 謎の男
- 演 - クロード・ハインリッヒ
- 演 - ジェイコブ・ディール
- 演 - ハンス・ディール
- 全てのループの起源とされる人物。
家系図 / 相関図
[編集]シーズン1終了時の家系図
シーズン2終了時の家系図
物語完結時の家系図
家系の円環解説図
ヨナスの"移動"の記録
エピソード
[編集]シーズン | 話数 | 放送期間 | |||
---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | 2017年12月1日 | |||
2 | 8 | 2019年6月21日 | |||
3 | 8 | 2020年6月27日 |
*各シーズン全話一斉配信
シーズン1 (2017)
[編集]通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | "秘密" "Secrets" "Geheimnisse" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese バラン・ボー・オダー | 2017年12月1日 |
2 | 2 | "嘘" "Lies" "Lügen" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Ronny Schalk | 2017年12月1日 |
3 | 3 | "過去と現在" "Past and Present" "Gestern und Heute" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Marc O. Seng | 2017年12月1日 |
4 | 4 | "二重生活" "Double Lives" "Doppelleben" | バラン・ボー・オダー | Martin Behnke Jantje Friese | 2017年12月1日 |
5 | 5 | "真実" "Truths" "Wahrheiten" | バラン・ボー・オダー | Martin Behnke Jantje Friese | 2017年12月1日 |
6 | 6 | "世界は創られる" "Sic Mundus Creatus Est" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Ronny Schalk | 2017年12月1日 |
7 | 7 | "岐路" "Crossroads" "Kreuzwege" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Marc O. Seng | 2017年12月1日 |
8 | 8 | "因果律" "As You Sow, so You Shall Reap" "Was man sät, das wird man ernten" | バラン・ボー・オダー | Martin Behnke Jantje Friese | 2017年12月1日 |
9 | 9 | "すべては今" "Everything Is Now" "Alles ist Jetzt" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Marc O. Seng | 2017年12月1日 |
10 | 10 | "アルファにしてオメガ" "Alpha and Omega" "Alpha und Omega" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Ronny Schalk | 2017年12月1日 |
シーズン2 (2019)
[編集]通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 |
---|---|---|---|---|---|
11 | 1 | "始まりと終わり" "Beginnings and Endings" "Anfänge und Enden" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Daphne Ferraro | 2019年6月21日 |
12 | 2 | "ダークマター" "Dark Matter" "Dunkle Materie" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Ronny Schalk | 2019年6月21日 |
13 | 3 | "幽霊" "Ghosts" "Gespenster" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Marc O. Seng | 2019年6月21日 |
14 | 4 | "旅人たち" "The Travellers" "Die Reisenden" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Martin Behnke | 2019年6月21日 |
15 | 5 | "一度失ったもの" "Lost and Found" "Vom Suchen und Finden" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Ronny Schalk | 2019年6月21日 |
16 | 6 | "無限のループ" "An Endless Cycle" "Ein unendlicher Kreis" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Martin Behnke | 2019年6月21日 |
17 | 7 | "白い悪魔" "The White Devil" "Der weiße Teufel" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Marc O. Seng | 2019年6月21日 |
18 | 8 | "終わりと始まり" "Endings and Beginnings" "Enden und Anfänge" | バラン・ボー・オダー | Jantje Friese Daphne Ferraro | 2019年6月21日 |
シーズン3 (2020)
[編集]通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 |
---|---|---|---|---|---|
19 | 1 | "既視感" "Deja-vu" | バラン・ボー・オダー | バラン・ボー・オダー Jantje Friese | 2020年6月27日 |
20 | 2 | "生存者たち" "The Survivors" "Die Überlebenden" | バラン・ボー・オダー | バラン・ボー・オダー Jantje Friese | 2020年6月27日 |
21 | 3 | "アダムとエヴァ" "Adam and Eva" "Adam und Eva" | バラン・ボー・オダー | バラン・ボー・オダー Jantje Friese | 2020年6月27日 |
22 | 4 | "起源" "The Origin" "Der Ursprung" | バラン・ボー・オダー | バラン・ボー・オダー Jantje Friese | 2020年6月27日 |
23 | 5 | "生と死" "Life and Death" "Leben und Tod" | バラン・ボー・オダー | バラン・ボー・オダー Jantje Friese | 2020年6月27日 |
24 | 6 | "光と影" "Light and Shadow" "Licht und Schatten" | バラン・ボー・オダー | バラン・ボー・オダー Jantje Friese | 2020年6月27日 |
25 | 7 | "時の狭間で" "Between the Time" "Zwischen der Zeit" | バラン・ボー・オダー | バラン・ボー・オダー Jantje Friese | 2020年6月27日 |
26 | 8 | "楽園" "The Paradise" "Das Paradies" | バラン・ボー・オダー | バラン・ボー・オダー Jantje Friese | 2020年6月27日 |
製作
[編集]2016年2月、Netflixは本作の制作を発注した[6]。10月18日にベルリンとその周辺で撮影が始まり、2017年3月に終了した[7][1]。
本作はNetflixオリジナルシリーズとしては初のドイツ語の作品となった。
第2シーズンの撮影は2018年6月から始まり、ベルリンでロケが行われた[8]。
第3シーズンの撮影は2019年5月に始まり、2019年12月に終了した[9]。
評価
[編集]批評
[編集]本作は批評家から高い評価を受けている。第1シーズンは、批評集積サイトのRotten Tomatoesに44件のレビューがあり、批評家支持率は89%、平均点は10点満点で7.14点となっている[10]。また、Metacriticには14件のレビューがあり、加重平均値は67/100となっている[11]。
第2シーズンは、Rotten Tomatoesに29件のレビューがあり、批評家支持率は100%、平均点は10点満点で8.07点となっている[12]。また、Metacriticには4件のレビューがあり、加重平均値は84/100となっている[13]。
受賞
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “DARK, THE FIRST NETFLIX ORIGINAL SERIES PRODUCED IN GERMANY COMMENCES PRINCIPAL PHOTOGRAPHY” (英語). Netflix Media Center. 2020年6月6日閲覧。
- ^ “Netflix Drops Teaser for New German Series Dark” (英語). ComingSoon.net (2017年3月1日). 2020年6月6日閲覧。
- ^ Bakare, Lanre (2017年12月1日). “Dark review – a classy, knotty, time-travelling whodunnit for TV” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 2020年6月6日閲覧。
- ^ Gelman, Vlada (2019年5月30日). “TVLine Items: Monica Potter's New Series, Netflix's Dark to End and More” (英語). TVLine. 2020年6月6日閲覧。
- ^ Rogers, Thomas (2017年11月23日). “With ‘Dark,’ a German Netflix Series, Streaming Crosses a New Border” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 2020年6月6日閲覧。
- ^ “Netflix Confirms First German Series 'Dark' From Baran bo Odar” (英語). The Hollywood Reporter. 2020年6月6日閲覧。
- ^ “Where is Netflix's new series Dark filmed? Is Winden a real place?” (英語). Radio Times. 2020年6月6日閲覧。
- ^ “NETFLIX CONTINUES TO BRING NEW AND DIVERSE STORIES FROM EUROPE, MIDDLE EAST AND AFRICA TO THE WORLD” (英語). Netflix Media Center. 2020年6月6日閲覧。
- ^ Nguyen, Hanh (2019年6月29日). “‘Dark’ Co-Creator Hints at Season 3 Plans and Whether or Not Every Mystery Will Be Solved” (英語). IndieWire. 2020年6月6日閲覧。
- ^ (英語) Dark: Season 1 2020年6月6日閲覧。
- ^ Dark 2020年6月6日閲覧。
- ^ (英語) Dark: Season 2 2020年6月6日閲覧。
- ^ Dark 2020年6月6日閲覧。