ダニー・ロペス
基本情報 | |
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通称 |
Little Red El Coloradito |
階級 | フェザー級 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
誕生日 | 1952年7月6日(72歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 ユタ州フォート・デュシェン |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 48 |
勝ち | 42 |
KO勝ち | 39 |
敗け | 6 |
ダニー・ロペス(Danny Lopez、1952年7月6日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。ユタ州フォート・デュシェン出身。元WBC世界フェザー級チャンピオン。強打の右ファイター。同タイトルを8回防衛(うち7度はKO)した。ウェルター級の強豪だったアーニー・ロペスは実兄。様々なルーツを持っており、ネイティブ・アメリカンでメキシコ系の血も入っておりさらには自身の「リトル・レッド」の異名はアイルランドの血が入ってるからだと思われる。自身の愛称でもあるリトル・レッドに掛けて赤色のウォーボネット(一般的にインディアンが被っているとされる羽が付いた帽子)を愛用した。
来歴
[編集]ユタ州フォート・デュシェンに生まれる。5歳の時、元ボクサーだった父を失い、7人いた兄弟は離散するという不遇な幼少時代を過ごし、銃の発砲事件を起こして少年院に入っていたこともあった。兄であるアーニーのリングでの活躍にも触発されボクサーとなる。
決して器用ではないが、173cmの長身から繰り出す右ストレートの強打、返しの左フックを武器に、1971年のデビューから23連勝(21連続KOを含む)をマーク。その後は後の世界王者ボビー・チャコンや日本のシゲ福山に敗れるなどスランプを迎えるが、元バンタム級世界王者チューチョ・カスティーヨ、怪物ルーベン・オリバレス、さらにはショーン・オグラディなどの強豪を倒し、復活を遂げる。
1976年11月6日、7連続KOの勢いに乗ってデビッド・コティに挑戦、判定勝ちでWBC世界フェザー級タイトルを奪取。以後、ホセ・トーレスやマイク・アヤラら強豪を相手に同タイトルを8度防衛(うち7KO防衛)する。
しかし1980年2月2日、9度目の防衛戦でメキシコの若き天才サルバドル・サンチェスに完全にアウトボックスされ、13回TKOで王座を失った。同年6月21日の再戦でも同様の展開で14回TKOの返り討ちに遭い、引退を表明した。
1992年2月27日、12年ぶりに現役復帰したが、当年39歳の衰えは隠せずホルヘ・ロドリゲスに2回KO負けを喫した。
2009年12月8日、自身の功績が認められボクシング殿堂入りを果たした[1]。。
脚注
[編集]- ^ 元WBCフェザー級王者ロペスら殿堂入り 日刊スポーツ 12月10日
獲得タイトル
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]前王者 デビッド・コティ |
WBC世界フェザー級王者 1976年11月13日 - 1980年2月2日 |
次王者 サルバドル・サンチェス |