ダニエル・ピンク
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ダニエル・ピンク(英: Daniel H. Pink、1964年 - )は、アメリカ合衆国の作家、文筆家。
スコット・マクラウド作画の『マンガ学 マンガによるマンガのためのマンガ理論』を高く評価し、2007年、日本の漫画を研究するためジャパン・ソサエティー(全米最大の日米交流団体)のメディア・フェローとして日本に滞在していた。『デキるやつに生まれかわる6つのレッスン』は全編をマンガで書き上げた(原作部のみ。作画者は別にいる)。過去刊行物の焼き直しやアンソロジーでなく、オリジナル刊行物を、漫画のみで刊行するという、思想書として類を見ない挑戦である。
近年は社会評論、ビジネス関連の著書も多く、主な著書に『ハイコンセプト』『モチベーション3.0』などがある。
経歴
[編集]1964年にアメリカ合衆国に生まれる。オハイオ州コロンバス郊外出身。1982年ベックスリー高校(Bexley High School)を卒業[1]。ノースウェスタン大学卒業[2]後、エール大学ロースクールにて法学博士号を取得[3]。ビル・クリントン政権下のロバート・ライシュの補佐官を経て、1995年から1997年までアル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務めた。その後、フリーエージェントを宣言して(最初の著書『フリーエージェント社会の到来』の基盤となる)[4] 、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの記事や論文を執筆している。
主な著書
[編集]- 『フリーエージェント社会の到来』(Free Agent Nation)ダイヤモンド社 2002年、池村千秋訳
- 『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』(A Whole New Mind: Why Right-Brainers Will Rule the Future)三笠書房 2006年、大前研一訳
- 『ジョニー・ブンコの冒険 デキるやつに生まれかわる6つのレッスン』(The Adventures of Johnny Bunko: The Last Career Guide You'll Ever Need)講談社 2009年、ロブ・テン・パ作画、岩木貴子訳
- 『モチベーション3.0』(Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us)講談社 2010年、大前研一訳
- 『人を動かす、新たな3原則』(To Sell is Human: The Surprising Truth About Moving Others)講談社 2013年、神田昌典訳
脚注
[編集]- ^ Daniel Pink Google +
- ^ "Meet Our 1984 Truman Scholars," Harry S. Truman Foundation Archived 2012年4月26日, at the Wayback Machine.
- ^ Yale Law & Policy Review masthead, 1991
- ^ Free Agent Nation, January 1998
外部リンク
[編集]- Daniel H. Pink's website(英語)
- ダニエル・ピンク - TEDカンファレンス
- ダニエル・ピンク「やる気に関する驚きの科学」の講演映像 - TEDカンファレンス、2009年7月