コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ダグ・ミッチェル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダグ・ミッチェル
Doug Mitchell
Doug Mitchell
カンヌ国際映画祭で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のキャスト及びスタッフと並ぶミッチェル(画像右、2015年5月)。
生年月日 1952年
職業 映画プロデューサー
主な作品
マッドマックス』シリーズ
ベイブ』シリーズ
ハッピーフィート』シリーズ
テンプレートを表示

ダグ・ミッチェルDoug Mitchell1952年 - )は、イギリスの映画プロデューサーである。

キャスト

[編集]

ミッチェルのプロデューサーのキャリアは1980年代半ばにオーストラリアのシドニーを拠点とするケネディ・ミラー英語版・プロダクション・ハウスのメンバーとして始まる。1980年代後半に彼はジョージ・ミラー及びテリー・ヘイズと共にオーストラリア映画協会賞の作品賞に3度ノミネートされた[1][2][3]。彼らは1987年に『君といた丘英語版』で作品賞受賞、1989年に『デッド・カーム/戦慄の航海』でノミネート、1990年に『ニコール・キッドマンの恋愛天国英語版』で2度目の受賞を果たしている[1][2][3]

1995年にミッチェルはジョージ・ミラーとその弟のビル・ミラー英語版と共に『ベイブ』でアカデミー作品賞にノミネートされる[4]。『ベイブ』はアカデミー賞で合計7部門にノミネートされ、視覚効果賞を獲得した[4]。『ベイブ』はゴールデングローブ賞映画作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞し、英国アカデミー賞作品賞全米製作者組合賞劇場映画賞にもノミネートされた[5][6]

2006年にミッチェルはミラー兄弟と共にコンピュータアニメーション映画ハッピー フィート』を製作する。『ハッピー フィート』は同年のアカデミー長編アニメ映画賞英国アカデミー賞アニメ映画賞を受賞し、ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にもノミネートされた。さらに3人は第18回全米製作者組合賞英語版アニメ映画賞にもノミネートされた[7]。2011年には続編の『ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊』が公開され、彼らは2012年のアジア太平洋映画賞最優秀アニメーション映画賞にノミネートされた[8]

2015年にミッチェルはジョージ・ミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でミラーと共にプロデューサーを務めた。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はアカデミー賞で作品賞を含む10部門にノミネートされ、6部門で受賞を果たした。

主なフィルモグラフィ

[編集]

映画

[編集]
日本語題
原題
クレジット 備考
1985 マッドマックス/サンダードーム
Mad Max Beyond Thunderdome
共同製作
1985 The Making of Mad Max Beyond Thunderdome 共同製作 ビデオ映画・ドキュメンタリー
1987 君といた丘
The Year My Voice Broke
製作
1987 The Riddle of the Stinson 製作 テレビ映画
1988 The Clean Machine 製作 テレビ映画
1988 Fragments of War: The Story of Damien Parer 製作 テレビ映画
1989 デッド・カーム/戦慄の航海
Dead Calm
製作
1991 ニコール・キッドマンの恋愛天国
Flirting
製作
1992 ロレンツォのオイル/命の詩
Lorenzo's Oil
製作
1995 ベイブ
Babe
製作
1996 Video Fool for Love 製作
1997 40,000 Years of Dreaming 製作 テレビ映画・ドキュメンタリー
1998 ベイブ/都会へ行く
Babe: Pig in the City
製作
2006 ハッピー フィート
Happy Feet
製作
2011 ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊
Happy Feet Two
製作
2015 マッドマックス 怒りのデス・ロード
Mad Max: Fury Road
製作
2024 マッドマックス:フュリオサ
Furiosa
製作

テレビシリーズ

[編集]
日本語題
原題
クレジット 備考
1984 Bodyline 製作総指揮 ミニシリーズ
1984 カウラ大脱走
The Cowra Breakout
製作 ミニシリーズ
1987 Vietnam 製作 ミニシリーズ
1988 The Dirtwater Dynasty 製作 ミニシリーズ
1989 囚われた女
Bangkok Hilton
製作 ミニシリーズ

受賞とノミネート

[編集]
部門 作品名 結果
オーストラリア映画協会賞 1987[1] 作品賞 君といた丘英語版 受賞
1989[2] デッド・カーム/戦慄の航海 ノミネート
1990[3] ニコール・キッドマンの恋愛天国英語版 受賞
オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞 2015[9] 作品賞 マッドマックス 怒りのデス・ロード 受賞
アカデミー賞 1995[4] 作品賞 ベイブ ノミネート
2015 マッドマックス 怒りのデス・ロード ノミネート
英国アカデミー賞 1995[6] 作品賞 ベイブ ノミネート
全米製作者組合賞英語版 1995 劇場映画賞 ベイブ ノミネート
2006[7] アニメ映画賞 ハッピー フィート ノミネート
2015 劇場映画賞 マッドマックス 怒りのデス・ロード ノミネート
アジア太平洋映画賞 2012[8] アニメーション映画賞 ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊 ノミネート

参考文献

[編集]
  1. ^ a b c 1987 Winners & Nominees”. オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー英語版 (2014年). 22 May 2014閲覧。
  2. ^ a b c 1989 Winners & Nominees”. Australian Academy of Cinema and Television Arts (2014年). 22 May 2014閲覧。
  3. ^ a b c 1990 Winners & Nominees”. Australian Academy of Cinema and Television Arts (2014年). 22 May 2014閲覧。
  4. ^ a b c Nominees & Winners for the 68th Academy Awards”. Academy of Motion Picture Arts and Sciences (2014年). 22 May 2014閲覧。
  5. ^ Best Motion Picture - Comedy Or Musical”. Hollywood Foreign Press Association (2014年). 22 May 2014閲覧。
  6. ^ a b Film in 1996”. British Academy of Film and Television Arts. 2017年5月13日閲覧。
  7. ^ a b 2007 Producers Guild Awards, Nominees Announced”. www.creativeplanetnetwork.com (2007年). 22 May 2014閲覧。
  8. ^ a b 2012 Winners & Nominees”. Asia Pacific Screen Academy (2012年). 2014年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月22日閲覧。
  9. ^ 2015 Winners & Nominees”. Australian Academy of Cinema and Television Arts (2015年). 2 January 2016閲覧。

外部リンク

[編集]