コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ダオウイテリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダオウイテリウム
保全状況評価
絶滅(化石
地質時代
約5,500万年前
新生代古第三紀始新世初期〈ヤプレシアン初期〉)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱真獣亜綱Theria
下綱 : 正獣下綱真獣下綱
Eutheria
上目 : アフリカ獣上目(アフロテリア上目) Afrotheria
(階級なし)近蹄類
Paenungulata
: 長鼻目(ゾウ目) Proboscidea
(階級なし)真長鼻類Euproboscidea
: ヌミドテリウム科 Numidotheriidae
: ダオウイテリウム属 Daouitherium
Gheerbrant et Sudre, 2002
学名
Daouitherium rebouli
Gheerbrant et Sudre, 2002
和名
ダオウイテリウム
  • ダオウイテリウム・レボウリ
    D. rebouli Gheerbrant et Sudre, 2002

ダオウイテリウムDaouitherium)は、約5,500万年前(新生代古第三紀始新世初期〈ヤプレシアン初期〉)の北アフリカ[1]に生息していた始原的特徴を持つゾウの一種。 最初期のゾウ類の一群であるヌミドテリウム科に属する。

発見されている化石は、モロッコのウーレド・アブドゥーン盆地(Ouled Abdoun Basin)にある一地域シーディー・ダーウィー(Sidi Daoui)[2]からもたらされた断片的な歯骨のみである。

体の大きさは現生のバク並みで、推定体重約300kg。沼沢地水草などを食む水陸両生の中型哺乳類であったと見られる。

学名

[編集]

属名は、ギリシア語起源のラテン語「therium (=animal、wild beast、動物、)」に、化石の発見地域名「シーディー・ダーウィー(Sidi Daoui)」を冠した合成語で、「ダーウィーの獣(哺乳類)」を意味する。

脚注

[編集]
  1. ^ 生息地域の詳細:当時は孤立した大陸であったところのアフロアラビアアフリカ大陸+アラビア半島地域)、その北アフリカ西端部。
  2. ^ Gheerbrant et al. (2002) p.494

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]