ダイジェスティブビスケット
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ダイジェスティブ ビスケット Digestive biscuit | |
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別名 | Wheaten, sweet-meal biscuit |
種類 | ビスケット |
発祥地 | スコットランド、フォレス |
主な材料 | 小麦粉, 砂糖, 麦芽エキス, バター (菜食主義、乳糖不耐症の人のため、バターでなく植物油に変える場合がある), 全粒粉, 膨張剤類 (通常 重曹, 酒石酸、リンゴ酸), 塩 |
ダイジェスティブ ビスケット(英語: Digestive biscuit)とは、1839年に二人のスコットランド人医師が開発した消化に良い甘みのあるビスケットである[1]。
ダイジェスティブ(消化性)と名付けられたのは、最初に作られた際に制酸薬として機能する重曹を入れていたことによる[2]。歴史的に、焼く前に小麦粉中に存在するデンプンをデンプン分解酵素で「消化(digest)」させた麦芽エキスを使用した生産者もいた[3][4]。
1892年に大規模生産されるようになり、チョコレートを加えたビスケットは1925年に製造されるようになった。熱い紅茶に浸して食べるのが、名誉ある伝統的な食べ方である[1]。
参考文献
[編集]- Emerick, Geoff; Massey, Howard (2006). Here, There and Everywhere My Life Recording the Music of The Beatles. New York: Penguin Books. ISBN 978-1-59240-179-6
出典
[編集]- ^ a b “Chocolate digestive is nation's favourite dunking biscuit” (英語). The Telegraph (2009年3月2日). 2024年3月18日閲覧。
- ^ Banim, Julia (2023年7月10日). “McVitie's unveils brand new chocolate digestive flavour and fans are salivating” (英語). The Mirror. 2024年3月18日閲覧。
- ^ Chamber's encyclopaedia: a dictionary of universal knowledge, Volume 2. J.B. Lippencott Company. (1888). p. 182 7 April 2011閲覧。
- ^ Pharmaceutical journal and Transactions. Third. XVII. London. (1887). p. 156 8 April 2011閲覧。
関連項目
[編集]- マクビティ - イギリスにおける代表的なダイジェスティブビスケットのブランド
- ビートルズ - ジョージ・ハリスンの持ってきたダイジェスティブビスケットをオノ・ヨーコがつまみ食いしてハリスンを激怒させた事件が有名
- ビスケット
- マリービスケット
- リッチティー - 17世紀に上流階級のために作られたビスケット
- アバネシー・ビスケット - スコットランド人医師 ジョン・アバーネシーが消化に良いようにと考案したビスケット
- バースオリバー - イングランドのバースに住む医師ウィリアム・オリバーがリウマチ患者のために作ったビスケット、他にバースパンも作られた。