タンク (バンド)
タンク Tank | |
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英国ウェールズ公演(1982年) | |
基本情報 | |
出身地 | イングランド・ロンドン |
ジャンル |
ヘヴィメタル NWOBHM |
活動期間 |
1980年 - 1989年 1997年 - 現在 |
レーベル |
Kamaflage ミュージック・フォー・ネイションズ GWR Records Metal Mind Productions Zoom Club Records Southworld Recordings Deadline Music |
公式サイト |
Tucker/Evans Tank Algy Ward's Tank |
メンバー |
(Tucker/Evans Tank) ミック・タッカー (G) クリフ・エヴァンス (G) デヴィッド・リードマン (Vo) バレンド・クルボワ (B) ボビー・ショットコウスキ (Ds) |
旧メンバー | ほか別記参照 |
タンク(Tank)は、イングランド出身のヘヴィメタル・バンド。
NWOBHMを代表する一角として1980年代に活動。「モーターヘッド」から支援を受けた弟分的存在であった。一度解散したが1997年に再結成し[1]、2013年から2派に分裂していた。
来歴
[編集]結成期
[編集]1980年、元ダムドのアルジー・ワード(Vo/B)と[2]、ピーター(G)、マーク(Ds)のブラブス兄弟により結成される。モーターヘッドのエディ・"ファスト"・クラークがプロデュースしたシングル「Don't Walk Away」でデビュー。モーターヘッドの弟分バンドとして人気を博した。
サード・アルバム『This Means War』(1983年)からは元ホワイト・スピリットのミック・タッカー(G)が加入して4人編成となり、より分厚いサウンドを披露。その後ブラブス兄弟が脱退するが、クリフ・エヴァンス(G)ら新メンバーを補充して『Honour And Blood』(1984年)『Tank』(1987年)を発表。しかしアルジーは、契約上の問題から活動を停止させた。
再始動から分裂
[編集]アルジーは、1997年にタンクを再結成させライブツアーを再開。1999年8月に初来日、2002年には15年ぶりのスタジオ・アルバム『Still At War』を発表した。
2008年12月22日にアルジーが離脱し、ドゥギー・ホワイト(Vo)、クリス・ダール(B)が新加入して5人編成となる。
2013年、ドゥギー・ホワイト(Vo)が脱退し、新たに元ドラゴンフォースのZPサート(Vo)が加入し、2015年にはアルバム『Valley of Tears』を発表した。
その後もメンバーの変遷を経て活動を続けている。
一方、離脱したアルジーは、設立メンバーで権利を有する事を理由に、こちらもタンク名義で2013年にアルバムを発表。これにより、便宜上「Tucker/Evans Tank」「Algy Ward's Tank」と呼ばれる2派が存在する状況になっていた。2023年にアルジー・ワードの死去により[3]、いびつな状態に終止符が打たれている。
メンバー
[編集]現ラインナップ
[編集]- Tucker/Evans Tank
- ミック・タッカー Mick Tucker - ギター (1983–1989, 1997- ) 元ホワイトスピリット
- クリフ・エヴァンス Cliff Evans – ギター (1984–1989, 1997– ) 元チキンシャック
- デヴィッド・リードマン David Readman – ボーカル (2017) ピンク・クリーム69
- バレンド・クルボワ Barend Courbois – ベース (2014– )
- ボビー・ショットコウスキ Bobby Schottkowski – ドラムス (2014– ) 元ソドム
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クリフ・エヴァンス(G) 2017年
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デヴィッド・リードマン(Vo) 2017年
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バレンド・クルボワ(B) 2017年
旧メンバー
[編集]- アルジー・ワード Algy Ward (1980-1989, 1997-2008, Algy Ward's Tank 2013-2023) - ボーカル/ベース 2023年没
- ピーター・ブラブス Peter Brabbs – ギター (1980–1983) 元ヒーローズ
- マーク・ブラブス Mark Brabbs – ドラムス (1980–1983) 元ヒーローズ
- グラハム・クラーラン Graeme Crallan – ドラムス (1984) RIP.2008 元ホワイトスピリット
- マイケル・ベッテル Michael Bettel – ドラムス (1985)
- ゲイリー・テイラー Gary Taylor – ドラムス (1985–1989)
- スティーブ・クラーク Steve Clarke – ドラムス (1989)
- スティーブ・ホップグッド Steve Hopgood – ドラムス (1997–2001, 2012–2014) 元ペルシャン リスク
- ブルース・ビスランド Bruce Bisland – ドラムス (2001–2007) 元スウィート
Tucker/Evans Tank
- デイヴ・キャビル Dave "Grav" Cavill – ドラムス (2008–2011) 元ヴードゥー シックス
- マーク・クロス Mark Cross – ドラムス (2011–2012)
- ドゥギー・ホワイト Doogie White – ボーカル (2008–2013) 元レインボー
- クリス・ダール Chris Dale – ベース (2008–2014) 元ブルース・ディッキンソン バンド
- ZPサート ZP Theart – ボーカル (2013–2017) 元ドラゴンフォース
ディスコグラフィー
[編集]- アルバム
- Filth Hounds Of Hades - 激烈リフ軍団(1982年)
- Power Of The Hunter - 反逆の戦士(1982年)
- This Means War - ディス・ミーンズ・ウォー(1983年)
- Honour And Blood - 血まみれの栄光(1984年)
- Tank - タンク(1987年)
- The Return Of The Filth Hounds Live(1998年・ライブアルバム)
- War of Attrition (live'81) (2001年・ライブアルバム)
- Still At War(2002年)
- Tucker/Evans Tank名義
- War Machine (2010)
- War Nation (2012)
- Valley of Tears (2015)
- Re-Ignition (2019)
- Algy Ward's Tank名義
- Breath of the Pit (2013)
- Sturmpanzer (2018)
脚注
[編集]- ^ SPIRITUAL BEAST - VIVID SOUND
- ^ MACHINE GUN ETIQUETTE - gray-metallic
- ^ “訃報:TANKで活躍したアルジー・ワードが死去”. シンコーミュージック (2023年5月23日). 2023年5月24日閲覧。