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タマンナー・バティア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タマンナ・バティアから転送)
タマンナー・バティア
Tamannaah Bhatia
Tamannaah Bhatia
タマンナー・バティア(2024年)
本名 Tamanna Bhatia[1]
別名義 タマンナー(Tamannaah)
生年月日 (1989-12-21) 1989年12月21日(34歳)
出生地 インドの旗 インド マハーラーシュトラ州ボンベイ
職業 女優
活動期間 2005年 -
主な作品
バーフバリシリーズ
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タマンナー・バティア(Tamannaah Bhatia、1989年12月21日 - )は、インド女優テルグ語タミル語ヒンディー語の75本以上の映画作品に出演し、カライマーマニ賞英語版南インド国際映画賞など数多くの賞を受賞している。また、フィルムフェア賞 南インド映画部門に8回、サターン賞に1回ノミネートされている。

2005年にヒンディー語映画『Chand Sa Roshan Chehra』、テルグ語映画『Sri』に出演し、2006年にテルグ語映画『Kedi』に出演してそれぞれの映画界にデビューした。代表作に『Happy Days』『Kalloori』『Konchem Ishtam Konchem Kashtam』『Ayan』『Paiyaa』『Sura』『Siruthai』『100% Love』『Oosaravelli』『Veeram』『Racha』『Tadakha』『Aagadu』『バーフバリ 伝説誕生』『Bengal Tiger』『Oopiri』『Dharma Durai』『Devi』『バーフバリ 王の凱旋』『Sketch』『Kanne Kalaimaane』『F2: Fun and Frustration』『サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者英語版』『F3: Fun and Frustration』『Jailer』『Aranmanai 4』があり、これらの実績からテルグ語映画、タミル語映画のスター女優の地位を確立した。

生い立ち

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1989年12月21日にマハーラーシュトラ州ボンベイで生まれた[2]。両親はサントーシュとラジニ・バティアで[3][4]、アーナンド・バティアという兄がいる[5]シンディ・ヒンドゥー教徒英語版の子孫で、ムンバイのマネクジ・クーパー・エデュケーション・トラスト・スクールで教育を受けた[6][7]。13歳で演劇の勉強を始め、プリトヴィー劇場英語版に1年間参加した後、舞台演劇に参加した[8]

キャリア

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2005年 - 2015年

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タマンナー・バティアとアジャイ・デーヴガン(2013年)
タマンナー・バティアとシュルティ・ハーサン(2014年)

2005年、タマンナーはアビジート・サワント英語版の「Lafzo Mein」というミュージックビデオに出演し[9]、その後、ヒンディー語映画『Chand Sa Roshan Chehra』で女優デビューしたが、興行成績は振るわなかった。同年、テルグ語映画では『Sree』、タミル語映画では2006年に『Kedi』でデビューした[10]。2007年に公開された『Viyabari』は興行的には振るわなかったものの、彼女の演技は批評家から高い評価を得た[11][12]。その後、『Happy Days』と『Kalloori』で演じた大学生役が好評を博し、両作品とも興行的的成功を収めた。この成功により、彼女はテルグ語とタミル語の映画界を代表する女優となった[13][14]

2008年には『Kalidasu』でテルグ語映画での人気を集め、『Ready』や『Netru Indru Naalai』ではカメオ出演している[15][16]。2009年にはタミル語映画『Padikkadavan』に出演し、映画の評価は賛否両論だったものの、彼女の演技は絶賛された[17][18]。また、『Konchem Ishtam Konchem Kashtam』にも出演し、批評家からは高い評価を得たが、興行成績は平均的な結果に終わった[19][20]スーリヤと共演した『Ayan』は商業的にヒットし、映画界における彼女の地位をさらに確固たるものにした[21][22]。しかし、『Ananda Thandavam』は、彼女の演技が高い評価を得たとはいえ、この時期唯一の商業的な失敗作となった[23]。ヒンディー語映画『ジャブ・ウィー・メット英語版』のリメイクである『Kanden Kadhalai』は批評家から演技を絶賛され、サウス・スコープ英語版を受賞した[24][25]。この時期、彼女はタミル語映画界で誰もが認める人気女優の地位を確立した[26][27]

2010年にはタミル語のロードムービー『Paiyaa』に主演して好評を博し、商業的にも成功した[28]。しかし、『Sura』と『Thillalangadi』は興行的には失敗している[29]。2011年にはタミル語映画『Siruthai』に主演し、演技を酷評されたものの商業的には成功している[30][31]。『Ko』でカメオ出演し[32]、テルグ語映画『100% Love』では複数の映画賞を受賞した[33][34]。『Badrinath』は評価が分かれたが、興行的には成功を収めた[35][36]。『Venghai』では批評家の意見が分かれる役を演じたが[37][38]、『Oosaravelli』は興行的にヒットし、彼女の演技は批評家から絶賛された[39][40]

2012年、タマンナーは4本のテルグ語映画に出演。『Racha』は商業的ヒットとなり、彼女の演技は賞賛を浴びた[41][42]。『Endukante Premanta』と『Rebel』は興行的には失敗したが、彼女の演技は称賛された[43][44]。『Cameraman Gangatho Rambabu』では批評家から演技を絶賛された[45]。2013年に出演した『Himmatwala』では興行的に失敗したものの、テルグ語映画『Tadakha』で成功を収めた[46][47]。2014年には『Veeram』のヒットでタミル語映画界に復帰したが[48][49]、コメディ映画『Humshakals』は興行的に振るわなかった。また、『Alludu Seenu』の挿入曲「Labbar Bomma」ではアイテム・ナンバーを務め[50]、『Entertainment』は平均的な興行成績を収めたが、『Aagadu』は商業的に苦戦した[51][52]

2015年には『Nannbenda』に本人役でカメオ出演し、キャラクターの声を担当した[53]。大ヒットを記録した『バーフバリ 伝説誕生』ではアヴァンティカ役彼女の演技が高く評価された。同作はテルグ語映画で歴代3位の興行収入を記録し、主演女優としての地位を確固たるものにした[54][55]。 しかし、続けて出演した『Vasuvum Saravananum Onna Padichavanga』は批評家から酷評されている[56]。『Size Zero』ではカメオ出演を続け、『Bengal Tiger』ではその魅惑的な存在感を際立たせた[57][58]

2016年 - 2020年

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『バーフバリ 王の凱旋』ファーストルック公開イベントに出席するプラバースアヌシュカ・シェッティ、タマンナー・バティア、S・S・ラージャマウリ(2016年)
タマンナー・バティアとランヴィール・シン(2016年)

2016年、ビマーネリ・シュリニヴァサ・ラーオ英語版の『Speedunnodu』の挿入曲「Bachelor Babu」でアイテム・ナンバーを務め[59][60]ヴァムシー・パイディパッリの『Oopiri』ではカールティアッキネーニ・ナーガールジュナと共演し、同作は好評を博した[61][62]。その後、タミル語映画『Dharma Durai』では医者役を演じ、ノーメイクで撮影に臨んだ[63]。この映画も好評を博し、興行成績も上々だった。ローヒト・シェッティの短編映画『Ranveer Ching Returns』ではランヴィール・シンと共演して好評を博した。10月にはテルグ語とカンナダ語の多言語映画『Jaguar』に出演し、挿入曲「Sampige」でアイテム・ナンバーを務めた[64]。その後、『Devi』で一人二役を演じ、批評家から演技を絶賛された。また、興行的にも成功を収めている[65][66]。『Kaththi Sandai』ではヴィシャール英語版と共演したが、映画は興行的に失敗し、批評家からも酷評されている[67]

2017年に『バーフバリ 伝説誕生』の続編『バーフバリ 王の凱旋』で再びアヴァンティカ役を演じた。同作は批評的・興行的に大きな成功を収め、当時のインド映画で最高の興行収入を記録した[68][69]。『Anbanavan Asaradhavan Adangadhavan』ではシランバラサン英語版と共演した[70][71]。同作は賛否両論となり、興行的には失敗に終わった。K・S・ラヴィンドラ英語版の『Jai Lava Kusa』ではN・T・ラーマ・ラオ・ジュニアと共演し、挿入曲「Swing Zara」でアイテム・ナンバーを務めた[72]

2018年にヴィジャイ・チャンダル英語版の『Sketch』でヴィクラムと共演した。同作は批評家からも観客からも賛否両論だったが、タマンナーは批評家から演技を絶賛されている[73][74]。その後はマラーティー語映画Aa Bb Kk』に出演しで好評を博した[75]。続いて公開されたテルグ語映画『Naa Nuvve』『Next Enti?』は批評家から酷評され、興行的にも失敗している[76][77]。さらに、タマンナーは2018年インディアン・プレミアリーグ英語版の開会式にも出席している[78]。カンナダ語映画『K.G.F: CHAPTER 1』ではアイテム・ナンバーを務めている[79]

2019年に『F2: Fun and Frustration』でヴェンカテーシュ・ダッグバーティと共演した[80][81]。タミル語ドラマ映画『Kanne Kalaimaane』でウダヤニディ・スターリン英語版と共演し、タマンナーの演技は批評家から高い評価を得た[82][83]A・L・ヴィジャイ英語版プラブ・デーヴァ英語版が共同監督を務めたホラー・コメディ映画『Devi 2』に出演した。同作の評価は芳しくなかったが、ユーモアとホラーを掛け合わせたタマンナーの演技は絶賛された[84]。ヒンディー語映画『Khamoshi』では聾唖(ろうあ)の少女を演じ、批評家から演技を絶賛された[85][86]スレンダル・レッディの『サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者英語版』ではチランジーヴィと共演し、彼女の演技は批評家から高い評価を得た[87][88]。タミル語コメディ・ホラー映画『Petromax』では、彼女のコミカルな演技とスクリーン上での魅力的な存在感が評価された[89][90]スンダル・C英語版のタミル語映画『ACTION アクション!!』でヴィシャールと共演し、彼女の演技は批評家から高く評価された[91][92] 。2020年は『Sarileru Neekevvaru』でマヘーシュ・バーブ英語版と共演し、挿入曲「Daang Daang」でアイテム・ナンバーを務めた[93]

2021年 - 現在

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インディアン・フィルム・フェスティバル・メルボルンに出席するタマンナー(2022年)

2021年4月に『11th Hour』でウェブシリーズにデビューした。彼女の演技は称賛された一方で、ストーリーが彼女の才能を正当に評価していないと指摘する批評家もいた[94][95]。翌5月には『November Story』に主演し、彼女の演技は高く評価されたものの、作品自体は大げさな台詞と迫力のあるアクションシーンの不足を批判されている[96][97]。8月に『MasterChef India – Telugu』の司会者を務め、テレビ業界にも活動の幅を広げた[98]。9月にはサンパト・ナンディ英語版の『Seetimaarr』でゴーピチャンド英語版と共演し、彼女が演じたコーチ役は観客から絶賛された[99][100]。続いて出演した『Maestro』では、多様な役柄に挑戦できる万能女優としての評価をさらに高めた[101][102]

2022年に『Ghani』でヴァルン・テージと共演し、挿入曲「Kodthe」でアイテム・ナンバーを務めた[103]。5月には『F3: Fun and Frustration』でヴェンカテーシュ・ダッグバーティと共演し、興行的な成功を収めた。また、タマンナーのコミカルな演技も観客から好評を博した[104][105]。9月にマドゥール・バンダルカル英語版の『Babli Bouncer』に出演したが、批評家や観客からの評価は賛否両論だった[106][107]。『Plan A Plan B』ではリテーシュ・デーシュムクと共演し、タマンナーの演技は批評家から高い評価を得ている[108][109]。『Gurthunda Seethakalam』ではサティヤデーヴ英語版と共演し、タマンナーの演技は批評家から絶賛されたが、作品自体は酷評されている[110][111]

2023年は2023年インディアン・プレミアリーグ英語版開幕式に出席した[112]。恋愛ドラマシリーズ『Jee Karda』では、自分探しの旅に出かけ、結婚という概念に向き合う女性ラヴァニヤ役を演じた[113]Netflixの『慕情のアンソロジー2英語版』の一エピソード『Sex with Ex』でヴィジャイ・ヴァルマ英語版と共演し、タマンナーは10年前に謎の失踪を遂げた女性シャンティ役を演じた。彼女の演技は高く評価され、2人の共演は視聴者から好評を博した[114][115]。『Jailer』ではラジニカーントと共演し、同作はタミル語映画史上3番目の興行収入を記録した[116]。チランジーヴィと共演した『Bhola Shankar』は批評家から酷評され、興行成績も振るわなかった[117]ブラリ事件を題材にした犯罪捜査スリラードラマ『Aakhri Sach』では女性捜査官アニヤ役を演じ、彼女の演技は高く評価された[118]。年末、タマンナーはDileepと共演した映画『Bandra』でマラヤーラム語映画界にデビューした。この映画は賛否両論の評価を受け、興行成績は振るわなかった[119]

2024年、タマンナーはSundar CとRaashii Khannaと共にタミル語のコメディホラー映画『Aranmanai 4』に主演した。彼女の演じたセルヴィは、母親を守る恐ろしい存在で、この映画で傑出したキャラクターとして確立された。この映画は、2024年に最も興行収入を上げたタミル語映画のひとつとなった。[120][121]。ヒンディー語のアクションドラマ『Vedaa』では、ジョン・エイブラハムと共に重要な役を演じる[122]。さらに、ヒンディー語コメディ・ホラー映画『Stree 2』にカメオ出演しており[123]、アマゾン・プライムのドラマシリーズ『Daring Partners』ではダイアナ・ペンティ英語版と共演した[124]。また、アショーク・テージャのテルグ語超自然スリラー映画『Odela 2』に出演している[125]

映画以外の活動

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タマンナーは映画以外にも様々な活動に参加している。モデルとしても活躍し、ファンタチャンドリカ英語版などのテレビCMにも出演している[126][127]。 2015年3月にジー・テルグ英語版のブランド大使に就任し、ジュエリーブランドWite & Goldを立ち上げた[128][129]。 2016年1月にはインド政府による子女教育支援キャンペーンBeti Bachao Beti Padhaoに参加した[130]。2021年8月には 初の著書『Back To The Roots』がペンギン・ランダムハウス・インディアから出版された[131]。2022年9月にSugar Cosmeticsの資本パートナーとなり[132]、2023年1月にはIIFLファイナンス英語版とVLCCのブランド大使に就任した[133][134]。2023年10月には資生堂の初代インド大使に就任した[135]。2024年1月、彼女はCellecor Gadgets Limitedのブランド・アンバサダーに就任し、同社の最新イヤホンとスマートウォッチを宣伝した[136]。2024年3月、彼女は清涼飲料会社Rasnaのブランド・アンバサダーに就任した[137]

フィルモグラフィー

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受賞歴

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出典

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外部リンク

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