タテジマフジツボ
表示
タテジマフジツボ | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Amphibalanus amphitrite (Darwin, 1854)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Striped barnacle |
タテジマフジツボ(Amphibalanus amphitrite)は、無柄目・フジツボ科に分類されるフジツボの一種。世界中の熱帯や温帯域に分布している。
分布
[編集]世界中の熱帯から温帯までの海域に分布している[2]。ハワイ原産ともいわれているが、詳しくはわかっていない[2]。
特徴
[編集]殻長は1cmほどで、和名のとおり白地の体色には暗紫色の縦縞模様がある。16-27度の水温で産卵する。
外来種問題
[編集]日本では1937年にはすでに各地の内湾で本種の定着が報告されており、東京湾や大阪湾、三重県沿岸、九州西岸などの沿岸でふつうにみられる[3]。フィリピンから来た船に付着して導入されたものと推測される[2]。
在来種の固着生物や養殖カキに悪影響を与え、工場などの取水施設に付着して被害を発生させている[2]。そのため、外来生物法によって要注意外来生物に指定されている[2]。
日本国内には本種以外にもアメリカフジツボやヨーロッパフジツボといった近縁種が定着して問題になっている[2]。
参考文献
[編集]- ^ "Amphibalanus amphitrite". World Register of Marine Species. 2022年2月11日閲覧。
- ^ a b c d e f 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7。
- ^ タテジマフジツボ 国立環境研究所 侵入生物DB