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タテジマフジツボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タテジマフジツボ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 鞘甲綱 Thecostraca
下綱 : 蔓脚下綱 Cirripedia
上目 : 完胸上目 Thoracida
: 無柄目 Sessilia
亜目 : フジツボ亜目 Balanina
: フジツボ科 Balanidae
: Amphibalanus
: タテジマフジツボ A. amphitrite
学名
Amphibalanus amphitrite
(Darwin, 1854)[1]
英名
Striped barnacle

タテジマフジツボAmphibalanus amphitrite)は、無柄目フジツボ科に分類されるフジツボの一種。世界中の熱帯や温帯域に分布している。

分布

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世界中の熱帯から温帯までの海域に分布している[2]ハワイ原産ともいわれているが、詳しくはわかっていない[2]

特徴

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殻長は1cmほどで、和名のとおり白地の体色には暗紫色の縦縞模様がある。16-27度の水温で産卵する。

外来種問題

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日本では1937年にはすでに各地の内湾で本種の定着が報告されており、東京湾大阪湾三重県沿岸、九州西岸などの沿岸でふつうにみられる[3]フィリピンから来た船に付着して導入されたものと推測される[2]

在来種の固着生物や養殖カキに悪影響を与え、工場などの取水施設に付着して被害を発生させている[2]。そのため、外来生物法によって要注意外来生物に指定されている[2]

日本国内には本種以外にもアメリカフジツボヨーロッパフジツボといった近縁種が定着して問題になっている[2]

参考文献

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  1. ^ "Amphibalanus amphitrite". World Register of Marine Species. 2022年2月11日閲覧
  2. ^ a b c d e f 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7 
  3. ^ タテジマフジツボ 国立環境研究所 侵入生物DB