タチシバハギ
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タチシバハギ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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タチシバハギ
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Desmodium incanum DC. | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
タチシバハギ(立芝萩) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Creeping beggerweed, Spanish clover, Spanish tick-trefoil or Kaimi clover |
タチシバハギ(立芝萩、学名:Desmodium incanum)はマメ科アコウマイハギ属[1]の多年生草本。帰化植物[2]。
特徴
[編集]草丈20-50 cm。葉は互生し3出複葉、小葉は3-6 cmの楕円形~倒披針形で葉先は丸い。葉表の中央脈に沿って灰白色の斑紋がある。茎頂に10 cm程度の総状花序を出し、赤紫色で長さ約1 cmの蝶型花を10-25個つける。花期は3-12月。節果は多少湾曲し、長さ約4 cm、5-6小節果からなる。熟すると黒褐色になり、表面の短毛(トリコーム、trichomes)で動物や衣服などに付着して種子を散布する。種子でも地下茎でも増殖する。
分布と生育環境
[編集]南アメリカ原産。第二次世界大戦後に南西諸島に帰化[3][4]。ハワイを含む太平洋諸島にも広がっている。人が集まる公園や広場、芝生、道端、野原などでみられる。
利用
[編集]当初は飼料作物として各地に導入されたが重要視されず、雑草と見なされている。窒素固定能力が高く、間作として使用される[5]。
ギャラリー
[編集]-
蝶形花
-
葉表の中央脈に沿って灰白色の斑紋がある
-
タチシバハギの豆果
脚注
[編集]- ^ 『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年9月30日、74頁。
- ^ 米倉浩司 & 梶田忠 2003.
- ^ 中尾裕 2015, p. 89.
- ^ 初島住彦 1975, p. 327.
- ^ Buddenhagen 2022.
参考文献
[編集]- Buddenhagen, Christopher E. (2022), written at CAB International, “Desmodium incanum (creeping beggerweed)”, Invasive Species Compendium (Wallingford, UK) 2022年10月11日閲覧。
- 米倉浩司; 梶田忠「タチシバハギ」『BG Plants 和名-学名インデックス(YList)』2003年 。2022年9月26日閲覧。
- 中尾裕『八重山の豆蔵』南山舎、2015年。
- 初島住彦『琉球植物誌』(追加・訂正版)沖縄生物教育研究会、1975年。全国書誌番号:69004111。