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タキゲンロクダイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タキゲンロクダイ
タキゲンロクダイCoradion altivelis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: チョウチョウウオ科 Chaetodontidae
: タキゲンロクダイ属 Coradion
: タキゲンロクダイ C. altivelis
学名
Coradion altivelis
McCulloch, 1916
和名
タキゲンロクダイ
英名
Highfin coralfish

タキゲンロクダイ(滝元禄鯛、学名:Coradion altivelis)は、スズキ目チョウチョウウオ科タキゲンロクダイ属に分類される魚類の一種。種小名は「高い帆」を意味し、本種の背鰭と尻鰭の大きさに由来する[1]

形態

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  • 全長15cm[2]
  • 茶色と白色の縞模様[3]
  • 背鰭と尻鰭が長い[1]
よく似た種
キスジゲンロクダイ

本種はキスジゲンロクダイとよく似ている[2]

外見上酷似しているが、

  • 背鰭の眼状斑が、本種は成魚になると消失し、キスジゲンロクダイは成魚にも残る[注釈 1]
  • 目を通す茶色の帯が、本種は鰓の下まで延びず、キスジゲンロクダイは鰓より下にも延びる。

といった相違点がある[2][3]

生態

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雑食で、主にカイメン、底生小動物などを食べる[4]

水深3-30mの岩礁域やサンゴ礁域に単独かペアで生息している[5]。水深100m付近での記録もある[5]。幼魚はミズガメカイメンのような大型のカイメンに隠れている[6]

分布

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西部太平洋。シラコダイ同様、温帯にも適応する[7]

人とのかかわり

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観賞魚

脚注

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注釈

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  1. ^ 若い個体には両種とも眼状斑があるため区別は難しい[3]

出典

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  1. ^ a b Christopher Scharpf & Kenneth J. Lazara (2022年5月23日). “Order ACANTHURIFORMES (part 1): Families LOBOTIDAE, POMACANTHIDAE, DREPANEIDAE and CHAETODONTIDAE”. The ETYFish Project. 2021年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月17日閲覧。
  2. ^ a b c 中村(2003), p. 114.
  3. ^ a b c タキゲンロクダイ”. 黒潮生物研究所. 2022年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月17日閲覧。
  4. ^ Bray, D.J. (2018年). “Coradion altivelis”. Fishes of Australia. ミュージアム・ビクトリア. 2021年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月17日閲覧。
  5. ^ a b タキゲンロクダイ”. 美ら海生き物図鑑. 美ら海水族館. 2022年6月17日閲覧。
  6. ^ タキゲンロクダイ”. 串本海域公園. 環境省. 2022年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月17日閲覧。
  7. ^ 串本の生き物・タキゲンロクダイ”. 熊野学. 新宮市. 2022年6月17日閲覧。

参考文献

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  • 中村庸夫『チョウチョウウオガイドブック』TBSブリタニカ、2003年、114頁。ISBN 4-484-03404-2 

関連項目

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外部リンク

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