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タキイ種苗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タキイ種苗株式会社
TAKII & Co., Ltd
タキイ種苗 本社(京都府京都市
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
600-8686
京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入
設立 1920年5月19日
1835年創業)
業種 水産・農林業
法人番号 5130001017950 ウィキデータを編集
事業内容 野菜・草花・牧草・芝草種子の開発・生産・販売
農業専門学校の運営
代表者

代表取締役会長 瀧井傳一

代表取締役社長 川瀬貴晴
資本金 2億円
売上高 637億800万円
(2024年4月期)連結
経常利益 71億3100万円
(2024年4月期)
純利益 74億6000万円
(2024年3月期)連結[1]
純資産 1,578億3,500万円
(2024年3月期)[1]
総資産 1,699億8,600万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 794名
決算期 4月30日
関係する人物 瀧井治三郎禹長春(初代農場長)
外部リンク https://www.takii.co.jp/
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タキイ種苗株式会社(タキイしゅびょう)は、京都府京都市下京区に本社を置く種苗会社である。1835年天保6年)創業。「桃太郎トマト」の種苗でその名を広く知られる種苗会社である。

沿革

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  • 1835年 - 初代・瀧井治三郎(たきいちさぶろう)が大森屋治右衛門(おおもりやちえもん)と名乗り、優良な種苗を採種し希望に応じて分譲を開始した。これが種苗業の始まりである。
  • 1905年 - 初めてカタログを発行、国内初の種苗類の通信販売業を開始。
  • 1920年 - 個人経営から株式会社に。「株式会社瀧井治三郎商店」を設立。
  • 1926年 - 社名を「タキイ種苗株式会社」に改称。
  • 1935年 - 京都府乙訓郡新神足村(現在の長岡京市)に禹長春を招聘して長岡実験農場(タキイ長岡研究農場)を開場。
  • 1947年 - 長岡研究農場に園芸専修学校(現在のタキイ研究農場付属園芸専門学校)を設置。
  • 1961年 - タキイ研究農場茨城分場を茨城県牛久市に開場。
  • 1964年 - 本社新社屋完成。
  • 1968年 - 長岡研究農場が滋賀県甲西町(現在の湖南市)に移転。
  • 1982年 - 米国加州支店を廃止し、「アメリカン・タキイ」を設立。
  • 1984年 - 長沼試験農場を北海道夕張郡に開設。
  • 1985年 - 塩尻試験農場を長野県塩尻市に開設。トマト「桃太郎」を発表。
  • 1990年 - オランダに現地法人タキイヨーロッパ(TE)を設立。
  • 1992年 - 富士見試験農場開設(長野県諏訪郡)、塩尻市の試験農場と併せて長野試験農場となる。
  • 1995年 - 創業160周年を迎える。南フランスにタキイフランス(TFSA)を設立。
  • 1999年 - 研究農場茨城分場を茨城県河内町に移転。ブラジルに合弁会社タキイブラジルを設立(ブラジル・サンパウロ)。
  • 2000年 - ATIユマ農場がオープン(アメリカ・アリゾナ州)。
  • 2002年 - インドネシアに現地法人タキイインドネシア(PTTI)を設立。
  • 2003年 - 韓国タキイ株式会社(TKC)、育種研究所を開設。チリに現地法人タキイチリを設立。
  • 2007年 - K. サヒン・ザーデン社を買収。
  • 2007年 - デンマークの草花種子会社、グローバルフラワーズ社を買収。タキイブラジル新農場を開設(サンパウロ州コスモポリス)。
  • 2007年 - 熊本県菊陽町に熊本研究農場 開設。次世代型農業への栽培研究・検証施設であるタキイ徳島スマートラボ稼働。
  • 2013年 - 現地法人タキイインディアを設立(インド・ベンガルール)。
  • 2015年 - 創業180周年を迎える。関東支店を開設(茨城県つくば市)。
  • 2016年 - 次世代型農業研究実証事業のため農業法人Tファームいしい株式会社(徳島県)を設立。リト・トフムジュルク社(トルコ)の野菜育種部門買収。

歴代社長

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  1. 瀧井治三郎初代(大森屋治右衛門)1835年創業
  2. 瀧井治三郎二代 1880年継承
  3. 瀧井治三郎三代 1906年継承 ‐ 1890年生まれ。先代の三男。[2]
  4. 瀧井利彌 1970年就任 ‐ 1919年生まれ。先代の長男。立命館大学出身。[2]
  5. 瀧井傳一 1991年就任
  6. 川瀬貴晴 2023年就任

野菜の総括

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タキイ種苗は2015年より毎年310人を対象に野菜に対する調査を行い、「野菜の総括」として公表している[3][4][5]。この調査を通して1年間の野菜の世相を明らかにすることを目的としている[3][4]

食べる機会が多かった野菜

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1位 2位 3位
2015年[5] タマネギ キャベツ ダイコン
2016年[4] タマネギ キャベツ ジャガイモ
2017年[4] タマネギ キャベツ トマト
2018年[4] キャベツ タマネギ トマト
2019年[4] タマネギ キャベツ トマト
2020年[3] タマネギ キャベツ トマト

テレビ番組

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脚注

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  1. ^ a b c タキイ種苗株式会社 第104期決算公告
  2. ^ a b 『人事興信録 第13版下』1941年、瀧井治三郎の項
  3. ^ a b c 最も食べた野菜は「たまねぎ」「2020年野菜の総括」タキイ種苗”. 農業協同組合新聞 (2020年12月9日). 2020年12月20日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 2019年の野菜の総括を発表”. タキイ種苗 (2019年12月9日). 2020年12月20日閲覧。
  5. ^ a b タキイ種苗が「2015年の野菜の総括」を発表”. タキイ種苗 (2015年12月24日). 2020年12月20日閲覧。
  6. ^ 一粒のタネが金を生む 〜究極の種子を開発せよ〜 - テレビ東京 2005年8月9日
  7. ^ 創業176年の教え "一粒万倍"経営 ~良いタネを売れば会社は発展するが 一粒でも悪い物を売れば 会社は潰れる~ - テレビ東京 2011年10月27日
  8. ^ BS朝日「夢が咲く 有吉園芸~Road to start a garden shop~」に番組提供”. www.takii.co.jp. 2024年10月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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