タイ・フィルハーモニック管弦楽団
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タイ・フィルハーモニック管弦楽団(英語:Thailand Philharmonic Orchestra、 タイ語:วงดุริยางค์ฟีลฮาร์โมนิกแห่งประเทศไทย、略称:TPO)は、タイ王国のオーケストラ。
概要
[編集]2004年にタイ王国政府とマヒドン大学によって創設。マヒドン大学音楽芸術学部の教授、学生を中心に構成され、さらに外部からの演奏家の受け入れも行っている。
首席指揮者はアイスランド出身のグドゥニ・エミルソン(Gudni A. Emilsson)。音楽監督にはスックリー・ヂャルーンスック(สุกรี เจริญสุข)が就任。常任指揮者はプラティープ・スパンロート(ประทีป สุพรรณโรจน์)。運営をマヒドン大学音楽芸術学部が行い、運営経費をタイ政府とマヒドン大学が折半している。
同管弦楽団の練習場および講演会場として、マヒドン大学は353席収容のMACMオーディトリアムを建設した。同ホールは大オーケストラでも演奏が可能な大きさのステージ、十分な音響設備、録音設備を備えている。
収録
[編集]- 『賛歌』(เพลงเกียรติยศ / 指揮:グドゥニ・エミルソン、編曲:プラティープ・スパンロート / 2007年5月16 - 17日収録) - タイ中央銀行協賛
- 収録曲
- 『国歌』
- 『国王賛歌』
- 「大吉祥歌」(เพลงมหาฤกษ์)
- 「大勝利歌」(เพลงมหาชัย)
- タイ王国国家芸術家(文学)ナワラット・ポンパイブーンがこの収録のために歌詞を書き下ろし、マヒドン大学歌手学科60名によって歌われている。
- 「最善なる王の歌」(เพลงสดุดีมหาราชา)
- 「王国土の歌」(เพลงภูมิแผ่นดินนวมินทร์มหาราชา)
- 「国軍行進曲」(มาร์ชทหารของชาติ)
- 「スポーツ応援歌」(เพลงกราวกีฬา)
- 「四民行進曲」(มาร์ชสี่เหล่า)
- 「国民行進曲」(มาร์ชเยาวชน)
- 『サヤーマーヌサティ』 (เพลงสยามานุสติ)
- 「ボーリパット行進曲」(มาร์ชบริพัตร)
- 『ガウデアムス』
- 収録曲
オペラ公演
[編集]- 2007年5月11日-12日:『オルフェオ』(L'Orfeo)
- クラウディオ・モンテヴェルディ作。この年は、イタリアの作曲家モンテヴェルディのオペラ初作品『オルフェオ』が作られてから400年であり、監督としてマヌエル・ルッゲンホルト(Manuel Ludgenhorst)を、さらにドイツから演者を招き、初のオペラ講演を行った。
海外公演
[編集]- 2009年10月2日:第64回文化庁芸術祭主催公演『アジア・オーケストラ・ウィーク 2009』(東京オペラシティ)
- 指揮:プラティープ・スパンロート、首席指揮:グドゥニ・エミルソン
- ラナート(ระนาดเอก:タイ打楽器) :パーロン・ユーンヨン(พารณ ยืนยง)、チェロ:タパーリン・ヂャルーンスック(ตปาลิน เจริญสุข)
- 曲目
- タイ古謡 『歩む馬』(『アサワ・リーラー』:อัศวลีลา、もしくは『マー・ヨーン』:ม้าย่อง)
- サン・サーンス『チェロ協奏曲 第1番』
- チャイコフスキー 『交響曲 第4番』
外部リンク
[編集]- タイ・フィルハーモニック管弦楽団(英語)