ゾンダー Kfz-1
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ゾンダー Kfz-1 Sonder Kfz-1 | |
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原開発国 | 東ドイツ |
諸元 | |
重量 | 4.4t |
全長 | 5m |
全幅 | 2.25 m |
全高 | 2.25 m |
要員数 | 5人 |
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主兵装 | 銃塔(7.62mm DT機銃または7.92mm MG34機銃) |
エンジン | 4-Takt-Ottomotor /R4, Luftkühlung, 3.000 cm³ |
懸架・駆動 | Blattfederung |
速度 | 80 km/h(道路上) |
ゾンダー Kfz-1(Sonder-Kfz-1, SK-1)は、ドイツ民主共和国(東ドイツ)で開発された軽戦闘車両である。1953年から1954年頃、兵営人民警察が運用した。シャーシはフェノメーン グラニット 30Kトラックがベースで、重量の増加にあわせた十分な強度を確保するため、リアアクスルにはダブルタイヤと強化スプリングを備える。舗装道路上での運用が想定されていたほか、最大渡河深度は0.82mだった。連絡車両や電話車両などのバリエーションも計画されたが生産には至らなかった。
兵営人民警察から国家人民軍への改組を経て、1950年代半ばからはソビエト連邦製装甲車両の導入が推し進められ、第一線を退いたSK-1は労働者階級戦闘団に払い下げられた。戦闘団では1961年8月13日から始まったベルリンの壁建設の警備の際にSK-1を使用している。
参考文献
[編集]- Jörg Siegert (2010), Panzer der NVA, Radfahrzeuge 1956–1990 (ドイツ語) (2. ed.), Stuttgart: Motorbuchverlag, ISBN 978-3-613-03016-9。