ソーダ・ジャーク
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ソーダ・ジャーク (Soda jerk)あるいはソーダジャーカー[1]は、ドラッグストア内のソーダ・ファウンテンにおいてソーダ水やクリームソーダを客に振る舞う従業員であり、一般的に若者が勤める[2]。専用の背の高いグラスにフレーバー・シロップを入れて炭酸水を注ぎ、ひとすくいないしふたすくいのアイスクリームを加え、「ソーダスプーン」と呼ばれる長柄のスプーンとストローを添えて客に出すのが一般的である。
ソーダ・ジャークの名前はサーバー(給仕人)がソーダ水を注ぐ際にソーダ・ファウンテン・ハンドルを前後に振る、「jerking」(大きく揺らす)動作に由来する[3]。
マイケル・カール・ウィッツェルはソーダ・ジャークを「完璧なエンターテイナー、イノベイターかつフリーランサーの語学者... 金ぴか時代のポップカルチャースター」と評している[4]。
ソーダ・ファウンテンは1940年代に人気絶頂期を迎えた。アイスクリーム・パーラーの急速な普及に伴って衰退し、ドライブインや徒歩で行けるファーストフード店の台頭によってソーダ・ジャークはグリルマンやフライクックに人気を奪われることになった[4]。
脚注
[編集]- ^ Irving Allen (1993). The City in Slang. Oxford Oxfordshire: Oxford University Press. ISBN 0-19-509265-1
- ^ Eric Partridge (2006). The New Partridge Dictionary of Slang and Unconventional English. New York: Routledge. ISBN 0-415-21258-8
- ^ Kevin McCafferty. “Soda Jerks History”. San Gabriel Valley Menus. 2006年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年11月3日閲覧。
- ^ a b Michael Witzel (2002). “Splendour of the Soda Fountains”. The American Drive-in Restaurant. Osceola: Motorbooks International. ISBN 0-7603-1350-4
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Albright, Andrea. "Longtime soda jerk closes up shop", The Topeka Capital-Journal, 2000年7月9日.