ソン・メイカー
デトロイト・ピストンズでのメイカー (2019年) | |
福建鱘潯興籃球倶楽部 No.14 | |
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ポジション | C/PF |
シュート | 右手 |
基本情報 | |
国籍 |
オーストラリア 南スーダン |
生年月日 | 1997年2月25日(27歳) |
出身地 |
南スーダン 西バハル・アル・ガザール州ワーウ |
身長 | 213cm (7 ft 0 in) |
体重 | 100kg (220 lb) |
ウィングスパン | 221cm (7 ft 3 in)[1] |
キャリア情報 | |
出身 | オレンジビル予備校&アスリート研究所 |
ドラフト | 2016年 1巡目 10位 MIL |
選手経歴 | |
2016-2019 2019-2020 2020-2021 2021 2022 2022- |
ミルウォーキー・バックス デトロイト・ピストンズ クリーブランド・キャバリアーズ ハポエル・エルサレムBC ロングアイランド・ネッツ 福建鱘潯興籃球倶楽部 |
Stats Basketball-Reference.com | |
代表歴 | |
キャップ | オーストラリア |
ソン・マリアル・メイカー(Thon Marial Maker , 1997年2月25日 - )は、オーストラリアのプロバスケットボール選手。南スーダンのワーウ出身。西オーストラリア州パース育ち。ポジションはセンターまたはパワーフォワード。
来歴
[編集]1997年にスーダン (現:南スーダン)のワーウで、マヌート・ボルやルオル・デンと同じディンカ族の子として生まれる[2]。メイカー一家は第二次スーダン内戦の戦火から逃れる為に、ソンが幼い頃にウガンダに脱出した後オーストラリアに難民として移動し、以降は西オーストラリア州パースで過ごす[3]。
14歳の時にバスケットボールを始め、2013年にNBA選手を目指す為に渡米し、バージニア州マーティンズビルのカーライル高等学校に進学。1年生ながらレギュラーに定着し、同校を州王者に導く[4]。しかしメイカーは、2014年9月にカナダに航り、オンタリオ州オレンジビルのオレンジビル予備校に編入学した[5]。
2015年3月にオレゴン州ポートランドで開催されたナイキ・フープ・サミットでは、ベン・シモンズらと共に世界選抜チームの一員として出場し、103-101で勝利[6][7]。2016年の予備校卒業時にはアリゾナ州立大学、フロリダ州立大学 、インディアナ大学、カンザス大学、ケンタッキー大学、ノートルダム大学、セントジョンズ大学、ネバダ大学ラスベガス校からの誘いを受けた[8]ものの、19歳で迎える2016年のNBAドラフトにエントリーすることを宣言。NCAAには進まず高校から直接NBA入りすることを決意した[9]。ドラフトでは全体10位という高い評価を受けてミルウォーキー・バックスから指名された[10][11]。
1年目の2016-17シーズン、ジョン・ヘンソンの控えとして57試合(34先発)に平均9.9分の出場で、4.0得点・2.0リバウンド・0.5ブロックなどを記録した。2017年3月31日のデトロイト・ピストンズ戦で自己最多の23得点を記録した[12]が、これが自身にとってNBAで唯一の1試合20得点となった。
2017-18シーズンは74試合(12先発)に平均16.7分の出場で、4.8得点・3.0リバウンド・0.7ブロックなどを記録した。
2018-19シーズンはブルック・ロペスの加入により出場機会が激減し、2019年2月8日、ニューオーリンズ・ペリカンズ、デトロイト・ピストンズとの3チーム間トレードによりピストンズに移籍した[13]。
2019-20シーズンはアンドレ・ドラモンドの控えとして60試合(14先発)に平均12.9分の出場で、4.7得点・2.8リバウンド・0.7ブロックなどを記録した。
2020-21シーズン開幕前にクリーブランド・キャバリアーズと契約したが、2021年1月にジェームズ・ハーデンが絡む大型トレードの結果、キャバリアーズはジャレット・アレンとトーリアン・プリンスを獲得し、メイカーとヨギ・フェレルを解雇した[14]。
2021年8月25日、ハポエル・エルサレムBCと契約[15]。国内リーグのイスラエル・バスケットボール・プレミアリーグでは2試合に出場し、5.0得点、5.0リバウンド、2.0ブロック、バスケットボール・チャンピオンズリーグでは4試合に出場し、2.8得点、3.5リバウンドという成績に終わり[16]、2021年12月12日にチームから契約解除が発表された[17]。
2022年1月21日、Gリーグに所属するロングアイランド・ネッツへの加入が発表された[18]。
家族
[編集]メイカー一家はディンカ族で、父は身長203cm、母も190cmの長身を誇っているという[19]。
オーストラリア代表
[編集]2022年FIBAアジアカップでは全6試合に出場し、1試合平均25.5分の出場で、17.2得点、8.8リバウンド、2.3アシスト、1.3ブロックというスタッツを残しチームの優勝に大きく貢献。大会ベスト5に選出されている[20][21]。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016–17 | MIL | 57 | 34 | 9.9 | .459 | .378 | .653 | 2.0 | .4 | .2 | .5 | .3 | 4.0 |
2017–18 | 74 | 12 | 16.7 | .411 | .298 | .699 | 3.0 | .6 | .5 | .7 | .6 | 4.8 | |
2018–19 | 35 | 0 | 11.7 | .440 | .333 | .541 | 2.7 | .5 | .3 | .5 | .3 | 4.7 | |
DET | 29 | 5 | 19.4 | .373 | .307 | .766 | 3.7 | .9 | .4 | 1.1 | .8 | 5.5 | |
2018-19計 | 64 | 5 | 15.2 | .407 | .320 | .667 | 3.2 | .7 | .3 | .8 | .5 | 5.0 | |
2019–20 | 60 | 14 | 12.9 | .482 | .344 | .664 | 2.8 | .7 | .4 | .7 | .8 | 4.7 | |
2020–21 | CLE | 8 | 0 | 9.5 | .556 | .000 | .909 | 2.3 | .5 | .3 | .5 | .4 | 3.8 |
通算:5年 | 263 | 65 | 13.8 | .435 | .327 | .680 | 2.8 | .6 | .4 | .7 | .5 | 4.6 |
プレーオフ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | MIL | 6 | 6 | 19.3 | .387 | .200 | .818 | 3.2 | 2.0 | .8 | 1.8 | 1.3 | 5.8 |
2018 | 6 | 2 | 21.7 | .393 | .300 | .714 | 3.8 | .8 | .3 | 1.8 | .7 | 5.5 | |
2019 | DET | 4 | 2 | 17.3 | .269 | .000 | .889 | 2.3 | 1.0 | .0 | 1.0 | .8 | 5.5 |
出場:3回 | 16 | 10 | 19.7 | .353 | .190 | .815 | 3.2 | 1.3 | .4 | 1.6 | .9 | 5.6 |
脚注
[編集]- ^ “Thon-Maker”. draftexpress.com (2016年). 2017年10月閲覧。
- ^ This Australian Passport Might Put The Great Thon Maker Age Conspiracy To Rest Once And For All
- ^ Refugees escaping war are aiming for the stars
- ^ maxpreps.com
- ^ Thon Maker heading to Canada
- ^ Simmons, Maker and Wynyard named to 2015 Nike Hoop Summit World Team
- ^ World Team beats USA in Nike Hoop Summit behind Murray's 30
- ^ espn go.com
- ^ Thon Maker ruled eligible for NBA Draft, US media give early verdict on Australian phenom’s prospects
- ^ BUCKS SELECT MAKER WITH 10TH PICK IN 2016 NBA DRAFT
- ^ BUCKS SIGN THON MAKER AND MALCOLM BROGDON
- ^ “Bucks' Thon Maker: Posts career-high 23 points in OT win” (英語). CBSスポーツ (2017年4月1日). 2021年6月27日閲覧。
- ^ “Milwaukee Bucks Acquire Nikola Mirotic In Three-Team Deal” (英語). NBA.com (2019年2月8日). 2019年5月19日閲覧。
- ^ “Thon Maker: Waived by Cavs” (英語). CBSスポーツ (2021-0-). 2021年6月27日閲覧。
- ^ “アンソニー・ベネットとソン・メイカーがイスラエルのクラブへ加入”. バスケットボールキング (2021年8月26日). 2021年10月2日閲覧。
- ^ “THON MAKER GAME BY GAME”. Proballers. 2021年11月10日閲覧。
- ^ “Hapoel Jerusalem, Thon Maker officially part ways”. Sportando. 2021年12月12日閲覧。
- ^ “"2021-22 NBA G League Transactions"”. gleague.nba.com.. 2022年1月21日閲覧。
- ^ Thon Maker, Australian basketball prospect, is a 7-footer that plays like a guard
- ^ “FIBAアジアカップ2022 大会結果まとめ:優勝チーム・最終順位・MVP・バスケ男子日本代表試合結果ほか”. The Sporting News. 2022年7月25日閲覧。
- ^ “Wael Arakji named TISSOT MVP, joined on All-Star Five with Maker, McCarron, Smith-Milner, and Zhou”. FIBA. 2022年7月24日閲覧。