ソムバット・ソムポーン
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Sombath Somphone ソムバット・ソムポーン | |
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2006年 | |
生誕 |
1952年2月17日(72歳) カムムアン県 |
失踪 |
2012年12月15日(60歳) ヴィエンチャン |
現況 | 行方不明 |
国籍 | ラオス |
出身校 | ハワイ大学 |
職業 | 社会活動家 |
受賞 | マグサイサイ賞(2005年) |
ソムバット・ソムポーン(Sombath Somphone, ラーオ語: ສົມບັດ ສົມພອນ, 発音 [sǒm.bǎt sǒm.pʰɔ́ːn]; 1952年2月17日 - )は、ラオスの社会活動家。
来歴
[編集]カムムアン県の農村に生まれる[1]。ハワイ大学に留学し、教育学士、農学修士を取得[2]。ラオス内戦が終わりラオス人民民主共和国が成立すると帰国し、農業普及活動に従事した[1][2]。ラオスの持続可能な発展と貧困削減活動への功績から2005年にマグサイサイ賞(社会指導部門)を受賞[1]。
2012年12月15日18時3分、警察官に停車を命じられた後、身元不明の男たちにより警察の検問所に連れ込まれ行方不明になった[3][4]。事件の背景には、11月にラオスで開かれた国際会議(ソムバット自身も運営委員を務めた)で土地問題や汚職といった政府にとって不都合なテーマが議題に上がり、結果として政府が市民団体を敵視するようになったということがある[5][6]。
ラオスをはじめ東南アジアでは人権活動家が当局に拉致されたとみられる事件が後を絶えず、こうした問題は「強制失踪」とも呼ばれている[7]。
脚注
[編集]- ^ a b c 「ソムバット・ソムポーン」『日外アソシエーツ『現代外国人名録2016』』 。コトバンクより2022年12月16日閲覧。
- ^ a b “社会活動家失踪事件”. 特定非営利活動法人メコン・ウォッチ. 2022年12月16日閲覧。
- ^ “ラオス:活動家の「失踪」から1年 行動が必要”. Human Rights Watch (2013年12月16日). 2022年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月16日閲覧。
- ^ “ラオス:ソムバット・ソムポーンさんの強制失踪 徹底した捜査を”. アムネスティ・インターナショナル (2015年7月9日). 2022年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月16日閲覧。
- ^ 藤川大樹「警察の前で事件 進展なき10年 ラオス、マグサイサイ賞の社会活動家失踪」『東京新聞』中日新聞東京本社、2022年12月16日、朝刊、4面。2022年12月16日閲覧。
- ^ “ラオス政府は事件の風化を待ち望んでいる”. 特定非営利活動法人メコン・ウォッチ (2015年12月15日). 2022年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月16日閲覧。
- ^ 高木香奈「社会活動家の「失踪」、東南アジアで相次ぐ 当局関与疑う家族の訴え」『毎日新聞』2022年12月18日。2023年1月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- ドキュメンタリー:ソムバット・ソムポーンの強制失踪(日本語字幕版) / The Enforced Disappearance of Sombath Somphone: A documentary - 特定非営利活動法人メコン・ウォッチ(東京都)がYouTubeに公開したドキュメンタリー(2022年12月15日公開、原作は2018年)