ソニー・ピクチャーズ ホームエンタテインメント
ソニー・ピクチャーズ ホームエンタテインメント(Sony Pictures Home Entertainment、略称:SPHE)は、ソニー・ピクチャーズ モーション ピクチャー グループのホームビデオ配給部門。
概要
[編集]主に、ソニー・ピクチャーズが所有する映画、日本のソニー・ピクチャーズ アニメーション作品(提携契約による)、ソニー・ピクチャーズの傘下のソニー・ピクチャーズ モーション ピクチャー グループ系の映画、テレビシリーズなどをDVD、Blu-ray Discで全世界に配給している。
2024年には同年2月に締結したソニーグループとウォルト・ディズニー・カンパニーの合意に基づき、北米地域(アメリカ・カナダ)におけるディズニー作品のホームメディア(DVD・4K含むBlu-ray)事業をSPHEに移管した上で、同社が製造・販売することになっている[1][2]。2024年6月24日、SPHEがスタジオ・ディストリビューション・サービス(ユニバーサル・ピクチャーズ・ホームエンターテイメントとワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントの合弁会社)と配給契約を結んだことが報じられた。この契約により、SDSは、SPHEとの既存の配給契約を通じて、ソニー・ピクチャーズ、ディズニー、ライオンズゲートのタイトルの物理的な配給を処理できるようになる[3]。
日本市場ではソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが発売元となっていた。なお、2024年5月以降は同国内におけるソニー・ピクチャーズ作品のホームメディア事業をハピネット(ハピネット・メディアマーケティング)に移管した[4][5]。これにより、統合前のRCAコロンビア時代以来33年ぶりに外部委託へ切り替える。
脚注・出典
[編集]- ^ Thomas Buckley (2024年2月21日). “ディズニー、DVD販売事業をソニーに譲渡-米国とカナダで”. Bloomberg.com. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “米大手家電量販店がDVDの販売を終了 ディズニーも物理メディア部門をソニーに移管”. 民放online (2024年3月12日). 2024年3月15日閲覧。
- ^ “Paramount sets Bringing Out the Dead for 4K Ultra HD, plus Sony signs a new distribution deal with SDS that includes Lionsgate, Disney & 20th Century”. thedigitalbits.com (24 June 2024). 25 June 2024閲覧。
- ^ “株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとのビデオグラム包括ライセンス契約締結に関するお知らせ” (PDF). ハピネット (2024年3月22日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “ソニー・ピクチャーズの映像パッケージソフト、ハピネットが制作・販売へ。スパイダーマンなど全作品対象”. PHILE WEB (2024年3月23日). 2024年3月24日閲覧。