ソニーオープン・イン・ハワイ
ソニーオープン・イン・ハワイ | |
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トーナメント情報 | |
創設 | 1965年 |
開催地 | 米国・ハワイ州オアフ島 |
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ワイアラエカントリークラブ | |
基準打数 | 70 |
ヤーデージ | 7,044ヤード (6,441 m) |
ツアー | PGAツアー |
競技方法 | ストロークプレー |
賞金総額 | US$7,900,000 |
開催月 | 1月 |
最高記録 | |
最少打数 | 253 ジャスティン・トーマス (2017年) |
通算スコア | -28 ジョン・ヒューストン (1998年) |
最新優勝者 | |
グレイソン・マレー |
ソニーオープン・イン・ハワイ(Sony Open in Hawaii)は、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市カハラ地区にあるワイアラエ・カントリークラブ(The Wai'alae Country Club)で毎年開かれるPGAツアーの公式戦の名称である。
概要
[編集]この大会の母体は1928年に発足し、1965年からPGAツアーとなった「ハワイアン・オープン」で、当初は11月に開催されていたが[1]、1970年は開催がなく、71年からはシーズン序盤の2月に開催されてきた[2]。1929年には宮本留吉と安田幸吉が日本人初となる海外トーナメント出場をこの大会で果たす。1983年度の大会では青木功が、大会最終日の18番ホールでチップイン・イーグルを決めて、アメリカツアーにおける日本人選手初優勝を飾り、大きな話題になった(その後コースのレイアウト変更が行われたため、青木がチップイン・イーグルを決めたホールは現在の18番ホールとは異なっている。)。
その後1991年にユナイテッド航空がタイトルスポンサーとなり、1999年に日系メーカー・ソニーが協賛するようになり、大会名も協賛スポンサーの名称を冠に被せた現在の「ソニーオープン・イン・ハワイ」となった。例年1月中旬に開催され、前週開催で年明け最初の大会である「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(同州マウイ島カパルア・プランテーション・ゴルフコースで開催)が前年度のツアー優勝者のみで争われる大会であるため、開幕日を1月としていた2013年までは、この試合を事実上の開幕戦と位置づける人も多かった。2013-14シーズンから開幕日が10月に変更され、現在は新年の序盤を飾る大会という位置づけとなっている[3]。
優勝者
[編集]年 | 優勝者 | 国 | スコア | アンダーパー | 2位との差 | 2位(タイ) | 1位賞金 ($) |
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ソニーオープン・イン・ハワイ | |||||||
2024 | グレイソン・マレー | アメリカ合衆国 | 263 | −17 | プレーオフ | アン・ビョンフン キーガン・ブラッドリー |
1,494,000 |
2023 | キム・シウー | 韓国 | 262 | −18 | 1打差 | ヘイデン・バックリー | 1,422,000 |
2022 | 松山英樹 | 日本 | 257 | −23 | プレーオフ | ラッセル・ヘンリー | 1,350,000 |
2021 | ケビン・ナ | アメリカ合衆国 | 259 | −21 | 1打差 | クリス・カーク ホアキン・ニーマン |
1,188,000 |
2020 | キャメロン・スミス | オーストラリア | 269 | −11 | プレーオフ | ブレンダン・スティール | 1,340,000 |
2019 | マット・クーチャー | アメリカ合衆国 | 258 | −22 | 4打差 | アンドリュー・パットマン | 1,152,000 |
2018 | パットン・カザイア | アメリカ合衆国 | 263 | −17 | プレーオフ | ジェームズ・ハーン | 1,116,000 |
2017 | ジャスティン・トーマス | アメリカ合衆国 | 253 | −27 | 7打差 | ジャスティン・ローズ | 1,080,000 |
2016 | ファビアン・ゴメス | アルゼンチン | 260 | -20 | プレーオフ | ブラント・スネデカー | 1,044,000 |
2015 | ジミー・ウォーカー | アメリカ合衆国 | 257 | -23 | 9打差 | スコット・ピアシー | 1,008,000 |
2014 | ジミー・ウォーカー | アメリカ合衆国 | 263 | -17 | 1打差 | クリス・カーク | 1,008,000 |
2013 | ラッセル・ヘンリー | アメリカ合衆国 | 256 | -24 | 3打差 | ティム・クラーク | 1,008,000 |
2012 | ジョンソン・ワグナー | アメリカ合衆国 | 267 | -13 | 2打差 | ハリソン・フレイザー チャールズ・ハウエル3世 ショーン・オヘアー カール・ペターソン |
990,000 |
2011 | マーク・ウィルソン | アメリカ合衆国 | 264 | -16 | 2打差 | ティム・クラーク スティーブ・マリーノ |
990,000 |
2010 | ライアン・パーマー | アメリカ合衆国 | 265 | -15 | 1打差 | ロバート・アレンビー | 990,000 |
2009 | ザック・ジョンソン | アメリカ合衆国 | 265 | -15 | 2打差 | アダム・スコット デビッド・トムズ |
972,000 |
2008 | K.J.チョイ | 韓国 | 266 | -14 | 3打差 | ロリー・サバティーニ | 954,000 |
2007 | ポール・ゴイドス | アメリカ合衆国 | 266 | -14 | 1打差 | ルーク・ドナルド チャールズ・ハウエル3世 |
936,000 |
2006 | デビッド・トムズ | アメリカ合衆国 | 261 | -19 | 5打差 | チャド・キャンベル ロリー・サバティーニ |
918,000 |
2005 | ビジェイ・シン | フィジー | 269 | -11 | 1打差 | アーニー・エルス | 864,000 |
2004 | アーニー・エルス | 南アフリカ共和国 | 262 | -18 | プレーオフ | ハリソン・フレイザー | 864,000 |
2003 | アーニー・エルス | 南アフリカ共和国 | 264 | -16 | プレーオフ | アーロン・バデリー | 810,000 |
2002 | ジェリー・ケリー | アメリカ合衆国 | 266 | -14 | 1打差 | ジョン・クック | 720,000 |
2001 | ブラッド・ファクソン | アメリカ合衆国 | 260 | -20 | 4打差 | トム・レーマン | 720,000 |
2000 | ポール・エージンガー | アメリカ合衆国 | 261 | -19 | 7打差 | スチュアート・アップルビー | 522,000 |
1999 | ジェフ・スルーマン | アメリカ合衆国 | 271 | -9 | 2打差 | デービス・ラブ3世 ジェフ・マガート レン・マティース クリス・ペリー トミー・トールズ |
468,000 |
ユナイテッド航空ハワイアンオープン | |||||||
1998 | ジョン・ヒューストン | アメリカ合衆国 | 260 | -28 | 7打差 | トム・ワトソン | 324,000 |
1997 | ポール・スタンコウスキー | アメリカ合衆国 | 271 | -17 | プレーオフ | ジム・フューリック マイク・リード |
216,000 |
1996 | ジム・フューリック | アメリカ合衆国 | 277 | -11 | プレーオフ | ブラッド・ファクソン | 216,000 |
1995 | ジョン・モース | アメリカ合衆国 | 269 | -19 | 3打差 | トム・レーマン ダフィー・ウォルドーフ |
216,000 |
1994 | ブレット・オグル | オーストラリア | 269 | -19 | 1打差 | デービス・ラブ3世 | 216,000 |
1993 | ハワード・トゥウィッティ | アメリカ合衆国 | 269 | -19 | 4打差 | ジョーイ・シンデラー | 216,000 |
1992 | ジョン・クック | アメリカ合衆国 | 265 | -23 | 2打差 | ポール・エイジンガー | 216,000 |
ユナイテッド・ハワイアン・オープン | |||||||
1991 | ラニー・ワドキンス | アメリカ合衆国 | 270 | -18 | 4打差 | ジョン・クック | 198,000 |
ハワイアン・オープン | |||||||
1990 | デビッド・イシイ | アメリカ合衆国 | 279 | -9 | 1打差 | ポール・エイジンガー | 180,000 |
1989 | ジーン・ソウアーズ | アメリカ合衆国 | 197 | -19 | 1打差 | デビッド・オグリン | 135,000 |
1988 | ラニー・ワドキンス | アメリカ合衆国 | 271 | -17 | 1打差 | リチャード・ゾコル | 108,000 |
1987 | コーリー・ペイビン | アメリカ合衆国 | 270 | -18 | プレーオフ | クレイグ・スタドラー | 108,000 |
1986 | コーリー・ペイビン | アメリカ合衆国 | 272 | -16 | 2打差 | ポール・エイジンガー | 90,000 |
1985 | マーク・オメーラ | アメリカ合衆国 | 267 | -21 | 1打差 | クレイグ・スタドラー | 90,000 |
1984 | ジャック・レナー | アメリカ合衆国 | 271 | -17 | プレーオフ | ウェイン・レヴィ | 90,000 |
1983 | 青木功 | 日本 | 268 | -20 | 1打差 | ジャック・レナー | 58,500 |
1982 | ウェイン・レヴィ | アメリカ合衆国 | 277 | -11 | 1打差 | スコット・シンプソン | 58,500 |
1981 | ヘール・アーウィン | アメリカ合衆国 | 265 | -23 | 6打差 | ドナルド・ジャニュアリー | 58,500 |
1980 | アンディ・ビーン | アメリカ合衆国 | 266 | -22 | 3打差 | リー・トレビノ | 58,500 |
1979 | ヒューバート・グリーン | アメリカ合衆国 | 267 | -21 | 3打差 | ファジー・ゼラー | 54,000 |
1978 | ヒューバート・グリーン | アメリカ合衆国 | 274 | -14 | プレーオフ | ビリー・クラッツァルト | 50,000 |
1977 | ブルース・リーツキー | アメリカ合衆国 | 273 | -15 | 3打差 | ドナルド・ジャニュアリー 村上隆 |
48,000 |
1976 | ベン・クレンショー | アメリカ合衆国 | 270 | -18 | 4打差 | ヘール・アーウィン ラリー・ネルソン |
46,000 |
1975 | ゲーリー・グロー | アメリカ合衆国 | 274 | -14 | 1打差 | アル・ガイバーガー | 44,000 |
1974 | ジャック・ニクラス | アメリカ合衆国 | 271 | -17 | 3打差 | エディ・ピアース | 44,000 |
1973 | ジョン・シュリー | アメリカ合衆国 | 273 | -15 | 2打差 | オービル・ムーディ | 40,000 |
1972 | グライアー・ジョーンズ | アメリカ合衆国 | 274 | -14 | プレーオフ | ボブ・マーフィー | 40,000 |
1971 | トム・ショー | アメリカ合衆国 | 273 | -15 | 1打差 | ミラー・バーバー | 40,000 |
1970 | シーズン終盤から序盤への日程変更のためこの年はトーナメントなし | ||||||
1969 | ブルース・クランプトン | オーストラリア | 274 | -14 | 4打差 | ジャック・ニクラス | 25,000 |
1968 | リー・トレビノ | アメリカ合衆国 | 272 | -16 | 2打差 | ジョージ・アーチャー | 25,000 |
1967 | ダドリー・ワイソング | アメリカ合衆国 | 284 | -4 | プレーオフ | ビリー・キャスパー | 20,000 |
1966 | テッド・マカレナ | アメリカ合衆国 | 271 | -17 | 3打差 | ビリー・キャスパー ゲイ・ブリューワー |
8,500 |
1965 | ゲイ・ブリューワー | アメリカ合衆国 | 281 | -7 | プレーオフ | ボブ・ゴールビー | 9,000 |
初期のハワイアン・オープン(現在のトーナメントとは直接関係なし) | |||||||
1948 | ケリー・ミドルコフ | アメリカ合衆国 | 274 | -10 | 2,000 | ||
1947 | E.J.ハリソン | アメリカ合衆国 | 275 | -13 | 2,000 |
複数回優勝者
[編集]- 2回
- ジミー・ウォーカー: 2014, 2015
- アーニー・エルス: 2003, 2004
- ヒューバート・グリーン: 1978, 1979
- コーリー・ペイビン: 1986, 1987
- ラニー・ワドキンス: 1988, 1991
記録
[編集]- トーナメント記録: 253(ジャスティン・トーマス、2013年)
- 54ホール記録: 188(ジャスティン・トーマス、2013年)
- 36ホール記録: 123(ジャスティン・トーマス、2013年)
- 18ホール記録: 59(ジャスティン・トーマス、2013年)
テレビ中継
[編集]- アメリカでは、時差の関係で東部標準時ではプライムタイムになることもあり、ケーブルテレビで生中継されている。2007年まではESPN、2008年以降はザ・ゴルフ・チャンネルがそれぞれ中継を行った。
- 日本では2008年まで、フジテレビ系列で日本時間の毎年1月第3(2008年は第2)月曜日10:00~12:00に放送(11:00~11:05に一旦中断して『FNNニュース』を放送。クロスネット局のテレビ宮崎も、通常ネットしている昼の『ANNニュース」』の代わりにこれが放送されていた。また、放送時間内に優勝者が決まらない場合は、12:00で事実上の飛び降りし、次番組の『笑っていいとも!』内で結果報告が放送・挿入された。なお、FNS系列では最終日以外の放送は、深夜の録画放送となっていた。また、2008年大会の3日目(日本時間1月13日日曜日)は、深夜ではなく午後(事実上NHK BS1から連続放送)からの放送となった。
- また、NHK BS1でも、フジテレビ生放送時は最終日以外は衛星生放送、最終日のみ夜の録画放送(上記理由の為)していたが、2008年からNHK BS1でも生放送を実施し、FNS系列との並行放送を行った。2009年はFNSが放送を行わないため、生放送はNHK BS1単独となり、加えてハイライトがNHK総合で日本時間月曜深夜(日付上は火曜日)に放送された。
- 過去の「ハワイアンオープン」としては日本テレビ系列で全国生中継された。
脚注
[編集]- ^ “Gay Brewer birdies 73d, nips Goalby”. Spokesman-Review. AP通信 ((Spokane, Washington)): p. 13. (November 8, 1965)
- ^ “Shaw charges, bags Hawaiian Open victory”. Eugene Register-Guard. wire services ((Oregon)): p. 3B. (February 8, 1971)
- ^ 米ゴルフ、予選会方式変更と10月開幕発表日刊スポーツ 2012年3月21日15時0分
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大会公式サイト(英語版)
- Coverage on the PGA Tour's official site
- ソニーオープン・イン・ハワイ (@sonyopenhawaii) - X(旧Twitter)