ソエジマ隊員
ソエジマ隊員(そえじまたいいん、1976年6月8日 - )は、松竹芸能に所属する日本のお笑いタレント・俳優。ニックネームは「新世界のダレビッシュ」。
大阪府吹田市出身。俳優としては、松竹芸能の俳優部に所属するとともに、本名の副島 隆吾(そえじま りゅうご)名義で活動している。
経歴
[編集]芸能界へのデビュー当初は、キャラクターショーのアルバイトのかたわら、俳優として舞台作品を中心に活動。松竹芸能の劇場支配人に「ダルビッシュ有に似ている」と言われたことから、同選手の形態模写を主体に、2010年頃からピン芸人としても活動するようになった[1]。
ピン芸人としては、特撮ヒーローが好きなことにちなんで付けた「ソエジマ隊員」という名義で活動。公の場に姿を見せる場合には、ダルビッシュの所属球団(2016年現在はテキサス・レンジャース)のレプリカユニフォームを着ることが多い。
2013年4月からは、MBSテレビのスポーツ情報番組『カワスポ』で、「阪神全144試合完全制覇 おっかけタイガース!」(同年の阪神タイガース公式戦全144試合を球場で観戦する企画、以下「おっかけタイガース!」と略記)のリポーターに任命[2]。それまでほぼ無名の存在であったが、観戦や放送を重ねるにつれて、タイガースのファンや現役選手・コーチの間で知名度が徐々に拡大[3]。(MBSテレビを含む)在阪民放テレビ局でのタイガース戦中継でソエジマの応援姿をアップで映し出したり、『MBSタイガースライブ』(MBSラジオ)で同年8月からソエジマの声とメッセージによるジングルをタイガース戦中継の合間に流したりしていた。結局、ソエジマは、(クライマックスシリーズを含む)2013年度の阪神公式戦全試合観戦を達成。公式戦全144試合を観戦した直後には、当時の一軍監督・和田豊から、ソエジマを「タイガースの一員」として認める旨のVTRコメントを寄せられた。
2014年4月からは、毎週放送の『カワスポ』が月1回放送の『月刊カワスポ』に移行する関係で、「おっかけタイガース!」のリポーターをディレクターの比嘉晴香へ交代。和田に「タイガースの一員」として認知されたことから、『月刊カワスポ』では、新プロジェクトの「お役にたちタイガース!」でリポーターを務めた。
既婚者で、子育てに忙しい。趣味は特撮作品の鑑賞やスキューバダイビングなど。野球については、芸人としてダルビッシュの形態模写を披露していながら、『カワスポ』への出演を始めるまであまり詳しくなかったという[4]。
出演番組・作品
[編集]過去
[編集]テレビ
[編集]- カワスポ → 月刊カワスポ(MBSテレビ、2013年3月29日 - 2014年10月)
- テレビ番組では自身初のレギュラー番組。『カワスポ』時代の2013年度には、プロ野球シーズン中に「おっかけタイガース!」のリポーターを務めたほか、阪神の2014年春季キャンプロケ(沖縄県宜野座村で収録、同年2月7日放送分)にも登場した。
- 「おっかけタイガース!」で知名度が高まったにもかかわらず、2013年度のプロ野球オフシーズンには、上記のロケを除いて登場の機会がなかった。その一方で、MBSラジオで放送の関連番組『withタイガース カワスポサタデー運動部!』には、2014年2月9日・3月8日放送分にゲストで出演。いずれの出演回でも、阪神にちなんだ新しいギャグを試しに披露した(後述)。
- 『月刊カワスポ』へ移行後の2014年5月には、「お役にたちタイガース!」において、阪神の本拠地・阪神甲子園球場内野スタンド2階で営業中のショートパスタ専門店とのコラボレーションメニューとして「トビコと温玉の冷製ジェノベーゼパスタ」を考案。同月10日の巨人戦からプロ野球セ・パ交流戦終了までの期間限定メニューとして、阪神の主催試合開催日に1皿600円(消費税相当額を含む価格)で販売されている。
- 大阪マラソン2013~クイズで丸わかり!笑顔の42.195 km~(MBSテレビ、2013年10月27日)- 『カワスポ』のスタッフやレギュラー出演者が携わった第3回大阪マラソンの中継特別番組で、フルマラソンの部の沿道リポーターとして出演。
舞台作品
[編集]- 松竹芸能俳優部公演「あひだ」(道頓堀ZAZA HOUSE、2013年2月15日 - 17日)[5] - 「副島隆吾」名義で出演
主な持ちネタ
[編集]前述の「おっかけタイガース!」で考案・披露した持ちネタを中心に記載。
形態模写のレパートリー
[編集]ものまねのレパートリー
[編集]ギャグ
[編集]ダルビッシュ関連
阪神タイガース関連
- 「そんなことありマートン? ないマートン!」
- 「頑張りマートン!」
- 「助かりマートン」
- 「上からメッセンジャー!」
- 「京阪乗る人おけいはん、阪神おる人呉昇桓(オ・スンファン)!」[6](前段は京阪電鉄のキャンペーンで実際に使われているフレーズ)
- 「玄関開けたら2分で呉昇桓」[7](元ネタはサトウ食品「サトウのごはん」のテレビCMにおけるフレーズ「玄関開けたら2分でごはん」)
- 「首位 首位 ポッポ! 首位ポッポ!」(元ネタは童謡「汽車ポッポ」の歌詞)
- 「首位 首位 ガール」(元ネタは浅香唯「C-Girl」のサビの歌詞)
- 「首位 首位 首ダラダッタ 首ラ 首ラ 首位 首位 首位 首位ダ 首ダラダッタ 首ラ 首ラ 首位 首位 首位」(元ネタはハナ肇とクレージーキャッツ「スーダラ節」のサビの歌詞)
関連項目・人物
[編集]以下はいずれも毎日放送のアナウンサーで、『カワスポ』のレギュラー出演者。
- 河田直也 - メインMC。『カワスポ』でソエジマ隊員との対談企画を放送したほか、2013年9月23日にMBSテレビで放送の『withタイガース MBSタイガースライブ』・阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズデーゲーム中継(阪神甲子園球場)では共にリポーターを務めた。
- 井上雅雄 - 現役のスポーツアナウンサーで、ソエジマ隊員にちなんだ「井上雅雄隊員」という名義で「おっかけタイガース!」のナビゲーターを担当。
- 松本麻衣子 - 「おっかけタイガース!」では、井上同様「松本麻衣子隊員」名義でナレーターを担当。井上に代わって、同コーナーのナビゲーターを務めることもあった。
脚注
[編集]- ^ MBSテレビで2013年6月12日に放送された『別冊カワスポ 阪神全144試合おっかけタイガース!スペシャル』内での紹介より
- ^ オーディションを経て、2013年3月29日のタイガース開幕戦(神宮球場での対東京ヤクルトスワローズ戦)のリポーターとして採用。同日の開幕戦直後の特別番組「カワスポ創刊号 阪神開幕スペシャル」の生放送中に、『阪神全144試合完全制覇 おっかけタイガース!』へのリポーターへ正式に任命された。
- ^ 「おっかけタイガース!」では、松山坊っちゃんスタジアムの前でマートンとハグを交わしたことをきっかけに、以降の観戦先で坂克彦(内野手)、新井貴浩・良太兄弟(いずれも内野手)、伊藤敦規(トレーニングコーチ)、安藤優也・藤浪晋太郎(いずれも投手)などから声を掛けられたりリアクションを受けたりしている。また、札幌ドームへの遠征中にタイガース私設応援団の親睦会に参加するなど、行く先々で同球団のファンと出会うたびに積極的に交流。『カワスポ』が放送される関西以外の地方でも、ソエジマと同様に遠征するファンを中心に、「阪神の試合がある球場で“ダルビッシュ”を探せ」という話が広まっている。
- ^ 『カワスポ創刊号 阪神開幕スペシャル』や『別冊カワスポ 阪神全144試合おっかけタイガース!スペシャル』での紹介より
- ^ 松竹芸能イベント情報:松竹芸能俳優部公演「あひだ」 を参照。
- ^ 2014年2月9日放送分の『withタイガース カワスポサタデー運動部!』で披露したところ、出演者から「阪神応援ギャグ」に認定。『カワスポ』の「おっかけタイガース」と同じ要領で、ギャラとして(阪神の一軍監督・和田豊の背番号にちなんだ)86円が支給された。
- ^ 2014年3月8日放送分の『withタイガース カワスポサタデー運動部!』で、パーソナリティの河田をはじめ、出演者から「阪神応援ギャグ」に認定。
- ^ 岡田がスタジオゲストとして出演した2013年6月7日放送分の『カワスポ』において、倉敷マスカットスタジアムの前で収録した「おっかけタイガース!」のロケVTRで公言。このロケでは、岡田にちなんだ一発芸も披露している。
外部リンク
[編集]- 松竹芸能公式プロフィール
- ソエジマ隊員 (@dar_soejima) - X(旧Twitter)