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セヴンス・ソジャーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『セヴンス・ソジャーン』
ムーディー・ブルーススタジオ・アルバム
リリース
録音 ロンドン Tollington Park Studios[1]
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル スレッショルド・レコード
プロデュース トニー・クラーク
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(アメリカ[2]
  • 5位(イギリス[3]
  • 7位(オランダ[4]
  • 10位(ノルウェー[5]
  • 37位(日本[6]
  • 38位(ドイツ[7]
  • ムーディー・ブルース アルバム 年表
    童夢
    (1971年)
    セヴンス・ソジャーン
    (1972年)
    This Is The Moody Blues
    (1974年)
    テンプレートを表示

    セヴンス・ソジャーン[8]』(Seventh Sojourn)は、イギリスプログレッシブ・ロックバンドムーディー・ブルース1972年に発表した8作目のスタジオ・アルバム。ジャスティン・ヘイワードとジョン・ロッジが加入してからは7作目に当たる。

    背景

    [編集]

    ジャスティン・ヘイワードは父を失って間もない頃に「新しい地平線」を作っており、ヘイワードは2013年に行われたSongfactsのインタビューにおいて「私の周りで死が相次いで、私はそれに対処し、どのように扱って、何をすべきで、どうやって乗り越えるべきか考え出さなければならなかった」と語っている[9]。また、グレアム・エッジは本作が制作されていた頃に辛い離婚を経験しており、エッジは2011年に行われたExaminer.comのインタビューにおいて「私は長い間、このアルバムをほとんど無視していて、聴いたり関わりを持ったりしないようにしていた」「個人的な見地から、長い間ほとんど無視してきたってことに、我ながら本当に驚いたよ」と語っている[10]

    マイク・ピンダーは本作のレコーディングで、従来のメロトロンに代わりチェンバリン英語版を多用している[11][12]

    2007年のSACD及び2008年のリマスターCDには、ボーナス・トラックが4曲追加された。そのうち「アイランド」は本作リリース後の1973年2月14日にレコーディングされた曲で、他の3曲はマイク・ピンダーのホーム・スタジオ「Beckthorns」で1972年1月に録音された[1]

    反響・評価

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    本作に先駆けてリリースされたシングル「神秘な世界へ」は、全英シングルチャートで13位[13]、アメリカのBillboard Hot 100では29位を記録[2]

    続いて本作が発表されると、全英アルバムチャートでは18週チャート圏内に入り、最高5位を記録[3]。アメリカではBillboard 200において自身初の1位獲得を果たし[2]RIAAによってゴールドディスクに認定された[14]。また、1973年にシングル・カットされた「ロックン・ロール・シンガー」は全英36位[13]・全米12位に達した[2]

    Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「バラードが2曲あるとはいえ、『セヴンス・ソジャーン』はリリース当時、このバンドが生み出してきた作品の中で最もハードにロックしていることで注目された」と評している[12]

    収録曲

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    1. 失われた世界 "Lost in a Lost World" (Mike Pinder) – 4:41
    2. 新しい地平線 "New Horizons" (Justin Hayward) – 5:10
    3. フォー・マイ・レディー "For My Lady" (Ray Thomas) – 3:57
    4. 神秘な世界へ "Isn't Life Strange" (John Lodge) – 6:00
    5. ユー・アンド・ミー "You and Me" (J. Hayward, Graeme Edge) – 4:19
    6. 虚飾の世界 "The Land of Make-Believe" (J. Hayward) – 4:51
    7. ホエン・ユー・アー・ア・フリーマン "When You're a Free Man" (M. Pinder) – 6:05
    8. ロックン・ロール・シンガー "I'm Just a Singer (In a Rock and Roll Band)" (J. Lodge) – 4:19

    ボーナス・トラック

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    1. 神秘な世界へ(オリジナル・ヴァージョン) "Isn't Life Strange (Original Version)" (J. Lodge) – 8:10
    2. ユー・アンド・ミー(ベックソーンズ・バッキング・トラック) "You and Me (Beckthorns Backing Track)" (J. Hayward, G. Edge) – 6:30
    3. 失われた世界(インストゥルメンタル・デモ) "Lost in a Lost World (Instrumental Demo)" (M. Pinder) – 4:41
    4. アイランド "Island" (J. Hayward) – 4:30

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b Moody Blues, The - Seventh Sojourn (CD, Album) at Discogs
    2. ^ a b c d The Moody Blues - Awards : AllMusic
    3. ^ a b MOODY BLUES | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
    4. ^ dutchcharts.nl - The Moody Blues - Seventh Sojourn
    5. ^ norwegiancharts.com - The Moody Blues - Seventh Sojourn
    6. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.291
    7. ^ charts.de
    8. ^ 日本初回盤LP(THL-5)では『神秘な世界』という邦題が付けられていたが、後の再発で原題の片仮名表記に変更された。また、2008年の紙ジャケットSHM-CD(UICY-93718)では『セヴンス・ソジャーン〜神秘な世界』というタイトルが使用された
    9. ^ Justin Hayward of The Moody Blues: Songwriter Interviews - Songfacts - 2014年8月2日閲覧
    10. ^ An interview with Graeme Edge: The Moody Blues' poetry man - Tuscon Concerts | Examiner.com - article by Kevin Yeanoplos - 2014年8月2日閲覧
    11. ^ Michael Pinder Exclusive: The Moody Blues Founder Admits to Seeing UFO Formations - St. Petersburg Classic Rock Music | Examiner - article by Ray Shasho - 2014年8月2日閲覧
    12. ^ a b Seventh Sojourn - The Moody Blues | AllMusic - Review by Bruce Eder
    13. ^ a b MOODY BLUES | Artist | Official Charts
    14. ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"SEVENTH SOJOURN"と入力して検索すれば表示される

    外部リンク

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    先代
    キャット・スティーヴンス
    『キャッチ・ブル・アット・フォー』
    Billboard 200 ナンバーワン・アルバム
    1972年12月9日 - 1973年1月12日(5週)
    次代
    カーリー・サイモン
    ノー・シークレッツ