ハヤトウリ
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(センナリウリから転送)
ハヤトウリ | |||||||||||||||||||||
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レユニオン島で売られるハヤトウリ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Sicyos edulis Jacq. (1760)[1] | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ハヤトウリ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
chaco[3] chayote[3] christophene mirliton vegetable pear |
ハヤトウリ(隼人瓜、学名: Sicyos edulis)は中央アメリカ原産のウリ科の植物。また、その果実のこと。果実を食用にする。別名センナリウリ(千成瓜)、チャヨテ、チョチョ。熱帯の高地で周年栽培され、日本の暖地でも一部野生化している[3]。
特徴
[編集]日本で1917年(大正6年)に鹿児島に渡って来たため、薩摩隼人(さつまはやと)にちなんで「隼人の瓜」ということで、ハヤトウリという名前になった[4][3]。台湾では「佛手瓜」とよばれる。高知県では「チャーテ」と呼ばれ親しまれている[5]。
つる性の植物。多数つけるセイヨウナシ形の果実は、数本の溝があり、外皮は緑色と白色の種類がある[3]。果実の中央に大型の種子を1個生じ、発芽まで果肉と種子が分離しない[6]。
利用
[編集]果実は白色種と緑色種があるが、白色種のほうが質がよいとされる[3]。果実を食べるときは、皮をむき、種子を取り除いてから使われる[3]。若い茎葉も食用になる[3]。味は淡白でくせがなく、歯切れがよい[3]。大きさが鶏卵より大きくなると、皮がかたくなる[3]。アメリカ合衆国ルイジアナ州のクレオール料理やラテンアメリカ、カリブ海諸国の料理によく用いられる。味噌漬け・奈良漬け・福神漬けなどの漬物、炒め物、煮物、酢の物、汁の実、サラダなどにして食べることができる[3]。
他のウリ類と同様ほとんどが水分で、炭水化物が約5%含まれる以外は、栄養的にすべての栄養素をごくわずかにまんべんなく含んでいる[3]。
ギャラリー
[編集]-
芽の出た果実
-
断面
脚注
[編集]- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Sicyos edulis Jacq. ハヤトウリ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年7月26日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Sechium edule (Jacq.) Sw. ハヤトウリ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年7月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 講談社編 2013, p. 100.
- ^ 講談社 2004.
- ^ “チャーテの和え物 高知県 | うちの郷土料理:農林水産省”. 農林水産省. 2023年4月6日閲覧。
- ^ バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント 2010, p. 208.
参考文献
[編集]- 講談社『旬の食材 春・夏の野菜』講談社、2004年3月10日。ISBN 4062701359。
- 講談社編『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』講談社、2013年5月13日、100頁。ISBN 978-4-06-218342-0。
- バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント『世界の食用植物文化図鑑(山本紀夫:監訳)』柊風舎、2010年1月20日、208頁。ISBN 9784903530352。 NCID BB00709052。