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センス鎖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

センス鎖有意鎖[1][注釈 1] (: sense strand) とは,DNAが持つ相補的塩基配列の二重螺旋構造にある相同な配列の内,タンパク質あるいは多ペプチドを符号化している方の鎖である。

翻訳の開始コドンにあたるATG配列が存在する側が有意鎖ということになる。 なお,実際にmRNAに転写される際には,有意鎖に相同な反有意鎖の配列が鋳型として使用されるため,反有意鎖も重要である[注釈 2]

脚註

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註釈

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  1. ^ 有効鎖[1]とも。
  2. ^ 有意鎖のATG配列に相同な部分は反有意鎖上ではTACになるわけだが,これを鋳型としてmRNAではAUGという塩基配列となり,これが即ち開始コドンである。

出典

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関連項目

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参考文献

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  • 中村 運『生化学・分子生物学英和用語集』株式会社化学同人、2002年8月10日。ISBN 9784759809190https://books.google.co.jp/books?id=ybvmuaZ6QUEC&pg=PA4302020年7月13日閲覧