セロビオースホスホリラーゼ
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セロビオースホスホリラーゼ(Maltose phosphorylase、EC 2.4.1.20)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- セロビオース + リン酸α-D-グルコース-1-リン酸 + D-グルコース
従って、この酵素の基質はセロビオースとリン酸の2つ、生成物はα-D-グルコース-1-リン酸とD-グルコースの2つである。
この酵素はグリコシルトランスフェラーゼ、特にヘキソシルトランスフェラーゼに分類される。系統名はセロビオース:リン酸 α-D-グルコシルトランスフェラーゼ(cellobiose:phosphate alpha-D-glucosyltransferase)である。この酵素は、デンプンとスクロースの代謝に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、2つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、2CQSと2CQTである。
出典
[編集]- Alexander JK (1968). “Purification and specificity of cellobiose phosphorylase from Clostridium thermocellum”. J. Biol. Chem. 243 (11): 2899–904. PMID 5653182.
- AYERS WA (1959). “Phosphorolysis and synthesis of cellobiose by cell extracts from Ruminococcus flavefaciens”. J. Biol. Chem. 234: 2819–22. PMID 13795349.