セルジョ・ジヴォーネ
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セルジョ・ジヴォーネ(Sergio Givone, 1944年 - )は、イタリアの美学者、哲学者。
トリノ大学にて、ルイジ・パレイゾンのもとで学ぶ。現在はフィレンツェ大学教授(美学)。カルロ・シーニ、マッシモ・カッチャーリ、ヴィンチェンツォ・ヴィッティエロらとともに哲学誌『パラドッソ』の編集主幹でもあった。
ジヴォーネは、ニーチェ、マルティン・ハイデッガー、そしてパレイゾンの解釈学的な思考を吸収し、「悲劇の思考」という概念を軸にしつつ、とりわけ「ニヒリズム」の問題を考察している。
著作
[編集]- 『カントによる哲学史』 La storia della filosofia secondo Kant (1972)
- 『ヒュブリスとメランコリア』 Hybris e melancholia (1974)
- 『ウィリアム・ブレイク――芸術と宗教』 William Blake. Arte e religione (1978)
- 『解釈学とロマン主義』 Ermeneutica e romanticismo (1983)
- 『ドストエフスキーと哲学』 Dostoevskij e la filosofia (1984)
- 『美学史』 Storia dell'estetica (1988)
- 『世界の脱魔術化と悲劇の思考』 Disincanto del mondo e pensiero tragico (1988)
- 『ロマン主義の問い』 La questione romantica (1992)
- 『無の歴史』 Storia del nulla (1995)
- 『究極的なものの寓話』 Favola delle cose ultime (1998)
- 『エロス/エトス』 Eros/ethos (2000)
- 『ある異邦の神の名において』 Nel nome di un dio barbaro (2002)
- 『美学史』 Storia dell'estetica (2003)
- 『美学事始め』 Prima lezione di estetica (2003)
- 『ライプニッツの図書館司書』 Il bibliotecario di Leibniz (2005)